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高校留学に向けて英語で数学を勉強すると今までの英語の勉強はいったい何だったのかと感じてくれるはずです

そんなに時間はかからないと思うよ。

って、英語でどのように表現したらいいでしょうか?

と2年前に当時中学生だった生徒に聞かれたことをふと思い出しました。

で、

It won’t take so long. または It shouldn’t take so long. でいいんじゃない?

I thinkはつけなくていいんですか?

won’t や shouldn’t にそのような気持ちが入っているのでいらない。

のように伝えた気がします。

つまり、won’tでいいけど、自信がなかったらshouldn’t にした方がいいと思う。

ついでに、今忙しいと思うので、そんなに時間は取らせないよ。

って、英語でどのように表現すると思う?

I know you are busy right now, so I won’t take up much of your time.

つまり、これも忙しいと思う。と、いっているのにknowを使ったり、今度は主語が人になったり、take up のupって何?much of your timeなんて、簡単に出てこないでしょう?

と、生徒からしたら突っ込みどころ満載の表現ですが、このような表現をしっかりと覚えないと留学生活が満足できない。という気持ちになってしまうかもしれません。

海外のいろいろな場面で英語で表現したくてもは日本語の直訳では伝わらないことも頻繁にあることを理解しておくべきだと感じます。

今日は、三角形の合同条件を使って、英語の勉強をしたいと思います。来年4月からオーストラリアの高校に留学する予定の生徒のための英語の勉強の予定です。

と、いうのもまだ、現時点では先ほど書いた、take upなど動詞に、前置詞や副詞などを絡めて英語を留学生活に必要な表現を教えているので、数学はまだ学校の授業に合わせて日本語で説明している段階なので、英語の表現や証明の仕方はもう少し後になりそうです。

三角形の合同条件は

3つ中学で習ったと思います。英語に訳すと

Three ways to find if two triangles are congruent.

つまり、

三辺の長さがそれぞれ等しい
二辺とその間の角がそれぞれ等しい
一辺とその両端の角がそれぞれ等しい

ですよね。

正直そんなことはどうでもいいわけです。この3つの合同条件を英語で伝えてくれればいいわけです。

それって、難しくありませんか?海外の学校で授業を受けるって、こんなことだらけなわけです。英会話学校で高校留学に備えて日常会話だけ学んでも仕方がないわけです。

3辺の長さがそれぞれ等しい。は

Three sides are the same.

です。theを必ず入れてください。

次からが、難易度が上がります。

二辺とその間の角がそれぞれ等しい。は

Two sides and the angle between them match up.

その間の角は、angle between themあたりが良く使われています。あと、match up はequalとどのように違うのかをしっかりと理解しておくことが必要です。

数学で等しいと説明する時のequalとmatchの違いとは?

数学の方程式などでequalは2つの式が同じ値である。という時に使われます。一方で、matchは2つのものが似ている、または、対応している。という場合に使われます。

英語で、このような説明をしなければならないので、

In mathematical equations, equal is used to show that two expressions have the same value, while match is used to show that two things are similar or correspond to each other.

となります。つまり、equal means that two things are same in value while match means that two thing are similar or corresponding to each other.

ということです。

ただ、matchの代わりに、equalを使っても違和感はない場合も多いです。それが次の3つ目の公式になります。

3つめですが、一辺と両端の角がそれぞれ等しいは

Two angles and the included side are equal. 

その二つに含まれている辺。という表現で両端の角を表現しています。

ただ、実際は、英語圏での三角形の合同を示すときは、

2つの角と、対応する一つの辺がそれぞれ等しい。

という表現の仕方を一辺と両端の角の代わりにする場合も多いです。というのも、三角形の二つの角がわかれば、自動的にもう一つの角もわかるので、無理に両端としなくてもいい。という解釈が一般的です。

なので、海外では、二つの角と、対応する一つの辺がそれぞれ等しい。となり、

Two angles and a corresponding side match up.

となります。

ただ、実際は海外の数学の授業では

Three sides are the same. を
SSS (Side, Side, Sode)

Two sides and the angle between them match up. を
SAS (Side, Angle, Side)

Two angles and a corresponding side match up. を
AAS (Angle, Angle, Side)

三辺がそれぞれ等しいは、SSS(サイド、サイド、サイド)と言いますが、KpopファンがTripleSと言いたくなる気持ちはわかりますが、少し感情を抑えてもらいたいと思います。

また、二辺と挟む角がそれぞれ等しいは(サイド、アングル、サイド)と言いますが、これを同様にサザンオールスターズということもオーストラリアでは禁止です。

TripleSはアジア人中心に笑いを取れるかもしれませんが、SASは無反応だと思います。

ちなみに証明問題などで登場する、角度の等しい場合の対頂角、錯角、同位角は

対頂角は opposite angle
錯角は alternate angle
同位角は corresponding angle

となります。一応覚えておくといいと思います。

高校留学をすると、生徒は状況を説明したり、微妙な感情を表現したりする機会が本当に増えると思います。ただ、それが日本人の中学生や高校生には苦手なわけです。

ですので、海外の高校に入学するまでに、そのことを理解して、単に英会話学校で日常会話を楽しく学ぶことだけでなく、真剣に勉強するために、また、学校の授業についていくためにも、渡航前にアカデミックな英語や表現をしっかりと学んでおくことが大切だと思います。


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