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受験英語で英語を学んで本当に楽しいのか?no less than と not less than の違いを確実に理解する

自分にとっては衝撃的なことであっても、多くの人にとってはそのことが自然に受け止められていることは多くの人が経験していることだと思います。

今日は、大学受験を目指す日本の高校生たちが学ぶ英語、つまり受験英語で私が受けた衝撃的なことを書きたいと思います。(私が衝撃を受けただけで、一般の人にとっては普通のことだと思いますので面白い話ではないと感じる人が多いと思いますがお付き合いください。)

no less than と not less than の違い

以前中高一貫校に通っている生徒が1年間の高校留学を考えているということで、英語やオーストラリアの歴史や数学など学校の授業に対応するために家庭教師をしてほしいと問い合わせがあった時のことです。

オンラインの勉強なので、英語の授業で勉強したことを写真に撮って送ってもらいました。

その中に、no less than , no more than , not less than , not more than の違いに関しての書き込みがありました。

no less than は ~も as many as またはas much as
not less than は ~しか at least

She gave me no less than $100. 彼女は私に100ドルもくれた。
She has not less than five books. 彼女は少なくとも5冊の本を持っている。

もちろん書き換えもできます。
She gave me as much as $100.
She has at least five books.

おそらく学校の授業としてはこの辺りまで理解できれば十分ということでしょう。

事実だけを伝えて、大切なnot と no の違いに一切触れていないのではないのか?とどうしても気になってしまいます。

では、
She is not less beautiful than Mia.
She is no less beautiful than Mia.

この違いになると、訳すと同じになるような気がします。彼女はミアと同様に美しい。となります。だったら、no とnotの違いはなんなの?となりますよね。

ただ結論(訳)が同じであっても、前後の文章によって変わってくると思いますが、このような表現を使う場合は、多くの場合は、no less beautiful thanの方を使うような気がします。結局ミアは美しい。しかし、彼女はそのミアと同様いやそれ以上かもしれない。というニュアンスを出したいので結局not less beautiful thanを使うことはなくなってしまうような気がします。結局notだと強調の意味は低いんですよね。

正直英語は大学入試で合格するためのもの。という考えの方が高校生の中ではほとんどだと思います。ですので、受験英語という特殊なジャンルが出来上がっているわけで、実際に高校生のほとんどが英検は高校生で準一級程度が取れれば十分と感じているのも現実かもしれません。

ただ、最近の入試では学校で習わないレベルの英単語が頻繁に出るようになったことも事実です。つまり、いろんなジャンルの英文に普段から慣れていかないと対応できないようになってくる気がします。

今後英語の入試もエッセイを書くようなテストも増えてくると感じます。国立医学部の推薦入試の過去問を見せてもらったら、もう専門知識を英語で表現できないといけない大学、学部が複数出てきていることを理解しなければいけない時代になってきたような気がします。

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