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【コラム】「接触8割削減」とは何を意味しているのか ー 朝日新聞「論座」の記事から

<コラム> 4th May 2020
高橋真理子氏(JASTJ理事、朝日新聞科学コーディネーター)によるコラムです。

「接触8割削減」と言われてもどうすればいいのかがわからない。もっとわかりやすい指標を


https://webronza.asahi.com/science/articles/2020043000004.html


 緊急事態宣言が出されてから、私たちは「接触を8割削減するための外出自粛」を求められてきました。しかし、「接触を8割削減する」とは具体的にどうすればいいのかが、よくわかりませんでした。「10人会っていたのを2人に」といったアドバイスは出てきましたが、この「会う」というのが何をさすのかが不明ですし、そもそも「接触」とはどうやって測るのかがまったくわかりません。

 モヤモヤが高じていたときに、「8割削減」の言い出しっぺである北海道大学の西浦博教授が報道陣向けに意見交換会を開きました。このときの説明で、ようやく「接触」の姿が見えてきました。このことを朝日新聞のウェブ言論サイト「論座」の記事『「接触8割削減」目標は5月6日でやめるべきー概念がわかりにくく測定も困難、もっとわかりやすい指標で今後の見通しを示してほしい」』に書きました。(高橋真理子)



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