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【遊戯王MD】聖夜の流星

マスターデュエルデッキ紹介のコーナーです。

今回は『ホーリーナイツ』に向きあったデッキ。
そろそろクリスマスだしね。


デッキレシピ

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ホーリーナイツは「聖夜に煌めく竜」の「手札から出たら、相手のカードを1枚対象にとって破壊できる」という素朴な効果を使い回すため
『光星7竜を手から出したり戻したりすること』に特化したテーマだ。正気か?

3つも効果があるし、名称ターン1がないぞ!

2020年に出たテーマとは思えないほど穏やかなアドの稼ぎ方をするため、流石にちょっと補助輪がほしい。

というわけで今回はスターダスト達の力を借りることにした。

キーとなるのはホーリーナイツ最優の戦士オルビタエル。
早速ギミックの説明をしていこう。

 

根幹ギミック

場:ホーリーナイツ・オルビタエル
手札:幸魂
手札か墓地:スターダスト・トレイル

この状態にする。

「ホーリーナイツ・オルビタエル」は光1体をリリースしてホーリーナイツ関連カードを持ってこれる。

「幸魂」は自分で手から出てくることが出来、リリースされたら手札に戻るため無限リソースになる。これをオルビタエルでリリースする。

そして「スターダスト・トレイル」は場のモンスターがリリースされた際、手札か墓地から出てくる。

 

つまりこうだ。オルビタエルが幸魂をリリースすると、サーチのついでに幸魂が手札に戻りながらトレイルが出てきて、
オルビタエルとトレイルでランク4が組める。

無限ランク4システム!

わかりやすい図解

 

また、「ホーリーナイツ・レイエル」がどこかで絡んでいれば墓地除外してオルビタエルを戻せるため、わざわざ星7竜を出したり引っ込めたりしなくてもいい。

他のホーリーナイツさん達は……今回はベンチを温めてもらうということで……

 

ランク4の出力先

基本的に最初は「ギャラクシー・フォトン・ドラゴン」を出す。
上記ギミックが揃わない場合、荒魂幸魂などでも構わない。

効果で「エターナルギャラクシー」をサーチし、
相手ターン開始時に「No.38 希望魁竜タイタニックギャラクシー」を重ねてX召喚する。

一応挨拶程度の魔法無効だが、
素材を使わずに妨害性能があるドラゴン族であるという点が重要。
後述のドラゴン族ギミックから「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を場に出せた際の蘇生先になる。

 

次からは聖夜竜がいれば「スターリング・ナイト」、なければ「テラナイト・セイクリッド・カドケウス」を出力する。

ホーリーナイツのオリカである「スターリング・ナイト」は、素材を切ることで聖夜竜を出せ、墓地に行った後もオルビタエルなどを埋めることで何度でも復活できる。

 

カドケウスは効果でデッキから「テラナイト・リュラ」を飛ばすことで「テラナイト・セイクリッド」をサーチできる。

これにより、セイクリッドプレアデスを重ねてX召喚できる

プレアデスは相手ターンの妨害になるだけでなく、「テラナイト・セイクリッド」を回収することで次のターンカドケウスを蘇生したあと「セイクリッド・トレミスM7」を重ねることができる。

セイクリッドモンスターのバウンス効果は一応聖夜竜を戻すことができ、状況によっては除去に使うよりもアドバンテージを稼げる場合もある。

また、このデッキには聖夜竜が1枚しか入っていないが、墓地に落ちてもM7によって回収が可能だ。

  

各構成要素

このデッキには明確な初動がなく、ランク4が組めて上記の動きに繋がれば良いためフワッと回している。
そのためここからはデッキを構成している各要素を紹介していく。

 

聖夜関連

○ 聖夜に煌めく竜 ×1
○ ホーリーナイツ・ナティビティ ×1
○ ホーリーナイツ・アドベント ×1

手札に聖夜竜、場にナティビティとアドベントがあって初めて動き始める。

これらを調達するためオルビタエルは馬車馬のように働くことになる。
割られたときのことを考えると複数積みも検討できるが、
仮に全破壊されたと仮定すると、もはや何枚積んでいても集め直す余裕はほぼ無いため、割り切って聖夜竜要素が潰されても構わない構築にした。

ホーリーナイツブラストという、場の聖夜竜を手札に戻すことで何でも無効にできる最強のホーリーナイツ罠があるのだが、
聖夜竜が盤面にいる状態を維持するのが難しかったので、今回の構築では採用していない。
ただ、トレイル1枚と交換で差しておくのも選択肢かと思う。

  

○ ホーリーナイツ・レイエル ×3
○ ホーリーナイツ・オルビタエル ×2
○ ホーリーナイツ・ベルファイア ×3
○ ホーリーナイツ・スカイ×1

レイエルは墓地効果で除外されるため3枚。
オルビタエルは使い回せるため2枚としている。

ベルファイアは上記どちらかもしくは聖夜竜のサーチ。毎ターン使ってるとすぐサーチ先が枯れるため3枚。

スカイはホーリーナイツデュアルサモン。
ランク4の補助として使う。聖夜竜要素をすべて失ってもこれで動けるため、他よりは重要かもしれない。

 

スターダスト関連

○ スターダスト・トレイル ×3
○ スターダスト・シンクロン ×2
○ スターダスト・イルミネイト ×3
○ セイヴァー・アブソープション ×1

イルミネイトはトレイルか「スターダスト・シンクロン」を墓地に落とせる。
トレイルは使い方によっては除外されるため3枚ずつ採用しているが、2でもいいかも。調整中。

「スターダスト・シンクロン」は場のモンスターをリリースして手札墓地から出てこれる。

幸魂の無限コストを共有できるため採用。
オルビタエルの互換として使えるが、そのターンS召喚しかできなくなるため、場を離れたら除外される自身とトレイルの再利用ができない。
単体で初動にはならないため2枚。

セイヴァーアブソープションはサーチ先を引いていた場合の択で、詰み防止カード。
選んで装備カードにするという最強の除去。


○ 光来する奇跡 ×1
○ 想い集いし竜 ×1
(EX) スターダスト・ドラゴン ×1
(EX) セイヴァー・スター・ドラゴン ×1

レベル4+スターダストシンクロンからセイヴァースターへとつながる。
1回成立すれば良いため全て1枚ずつ。

例として一番消費が少ない
「手札に荒魂、手札か墓地にスターダストシンクロン」の場合のルートを書いておく。
別にホーリーナイツスカイなどで4を増やしてもいい。

荒魂NS、効果で幸魂サーチ
幸魂効果でNS
スターダストシンクロン効果、幸魂をリリースしてSS
効果で光来する奇跡をサーチ
幸魂の効果、手札に戻る

光来する奇跡を発動、効果で想い集いし竜をデッキトップへ
スターダストシンクロン+荒魂→スターダストドラゴンをS召喚

光来する奇跡の効果でドロー
想い集いし竜がドローによって手札に加わったため効果でSS
さらにデッキからブラックメタルドラゴンをSS

想い集いし竜+スターダストドラゴン+ブラックメタルドラゴン→セイヴァースタードラゴンS召喚

ブラックメタルドラゴンの効果でレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンサーチ

セイヴァー・スターは光来する奇跡の効果でデッキに戻らず、相手の効果を何でも無効にしたあと全破壊するというメチャクチャなことが書いてある。

その代わり帰ってこないのだが、ルート内で自然にサーチできるレダメで蘇生できるので2回は使える。
自ターンに使える能力吸収効果もやたら強い。

レダメのコストは、ギミック内で適当に出てくるトレイルがドラゴンなのでそのまま使える。

シューティングセイヴァーではない理由としては、単純にこちらのほうが破壊力があり、成立条件が緩いため。
セイヴァースターにも演出つけてくれ〜

 

ドラゴン族関連

○ ブラックメタルドラゴン ×2
○ レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン ×2
○ ビーステッドマグナムート ×1
○ ビーステッドドルイドヴルム ×1
○ 復烙印 ×2
(EX) ビーステッド ディス・パテル ×1
(EX) ストライカードラゴン ×1
(EX) 天球の聖刻印 ×1

ブラックメタルは先程のセイヴァースターのルートに行けるのと、素引きで初動になるため。
以下ルート

ブラックメタルNS
1体でストライカードラゴンL召喚

ブラックメタル効果でレダメサーチ
ストライカーを除外してレダメSS

レダメ効果でブラックメタルSS
レダメ+ブラックメタルで天球の聖刻印

相手ターンに天球の効果発動
相手のカードをバウンスしながらマグナムートSS
マグナムート効果でエンドフェイズに好きなドラゴンサーチ

これによりトレイルor聖夜竜の足りない方、もしくはドルイドヴルムやレダメをサーチする。

ビーステッドはレベル6ドラゴンのため、スターダストシンクロンとディスパテルになれる。
何かと光闇が除外されやすいデッキのため、リソース回復として採用した。

同様の理由で復烙印も採用しているが、ガッツリビーステッドに寄せるほど除外の種がいないため、2枚採用で素引きしたときうれしい。程度のカードとしている。

ディスパテルの変わった作り方として、スターダストシンクロンのレベルをイルミネイトの墓地効果で3にすることで、聖夜竜と合わせて10を捻出できる。

 

おわりに

単純に相性のいいカードを詰め込んだだけで特に意図してはいなかったのだが、
構成要素がホーリーナイツ・スターダスト・セイクリッド・ギャラクシーとどれも星や空に関するテーマで、デッキ全体のまとまりが良くて気に入っている。

各ギミックのどれにも寄りすぎていないので、メタられた時の対応力が高いのもうまく組めたなと思う点。
EX縛られても聖夜竜やビステで戦えるぞ!

 

といわけで今回はここまで。
前回やりすぎたので、今回は4000字行かずに纏めることができて良かった。このぐらいの分量の記事を量産していきたい。

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