片付けを始めた話 そのに 〜ジモティーの利用〜

ジモティーについて

ジモティーというサービスをご存知だろうか?
note読者の皆様は、使ったことはなくとも、なんとなくどんなサービスかは知っているであろう。
ジモティーとはいろいろなサービスがあるようだが、総じて地元でなにかを与えたい人と得たい人とを繋げるサービスであるとわたしは思っている。
といっても、今までわたしはジモティーを一度しか利用したことがない。
ちょっとした作業ができる折りたたみ式の机を探していた時、ふと思い立ってジモティーを覗いてみたのだ。
そうしたら思った通りの品物が、ほぼ新品の状態で市場価格の四分の一くらいの値段で手に入ってしまった。
自分で相手の指定場所まで取りに行くシステムなので、電車と徒歩で机をえっちらおっちら持って帰るのは大変だったが…。
これはなかなか画期的なことである。
メルカリ等フリマアプリは一般的に宅配便等輸送サービスを使って品物をやりとりするから送料が上乗せされる。
この送料というものが案外馬鹿にならない金額になるのだ。
ほぼ値段のつかないようなものなのに、かさばるせいで1000円〜の配達料がかかる。
しかも自分で梱包しなくてはならない。
フリマアプリの手数料と梱包資材と配達料を含めて価格設定したらこんなものは売れなくなってしまう。
その点ジモティーはいい。
相手に自分の指定する場所に来てもらってその場で金銭のやり取りができる。
対面のやり取りなので、多少気をつけるべきことはあるが、タダでも貰って欲しいくらいのものを譲るのにはぴったりだ!!

プライズ景品の山

なにをタダでも引き取ってほしいかと言うと、ゲームセンターのクレーンゲームなどの景品、いわゆるプライズ景品だ。
1年ほど前、むしゃくしゃしていたわたしはうっかりクレーンゲームにはまってしまった。
これが面白い。
うまく取れるように工夫するのが楽しいし、自分で取った!!という達成感に見事にのめり込んだ。
定番のぬいぐるみからフィギュア、キャラクターグッズ、小型の家電みたいなものから、変わったところでは買い物カゴなど。
片っ端から取りまくった。
いくら散財したのか考えたくもない…。

余談だが、この頃腕が抜けるほどの景品を両手いっぱいに抱えてよたよた駅前を歩いていたら、【家、ついて行ってイイですか?】という番組のスタッフに声をかけられた。
もちろん丁重にお断りしたが、仮に家まで来ていただいてもプライズ屋敷はお見せできないので撮れ高がイマイチだったであろう。
なんせ、ごく一時的なブームだったので。

そんなこんなでしばらくゲームセンター通いをしていたが、ある日ふと我に返った。
この景品の山、どうするの?
一人暮らしにしては大きめの住まいだとは言え、無尽蔵に使いもしない景品を詰め込んでいったら当然パンクする。
特に巨大ぬいぐるみ系がかさばって仕方がない。
またこの巨大ぬいぐるみがなぜか面白いほど取れたのだ。
わたしにとっては30cmくらいの一般的なぬいぐるみより、巨大ぬいぐるみのほうが攻略が容易だった。
何回かひょいひょいと掴んで引っ張るとたいてい取り出し口に落ちたのだ。
そうしてできた不用品の山。
ごく一部の景品は開封して使用したが、その半分は今回の片付けで捨ててしまった。
わたしにとってはこれらはほとんど役に立たない。
ではどうするか?
必要とする方に使っていただこう!

ジモティーの出品

さて、そこでジモティーが大活躍するわけである。
もしかしたらメルカリなどで適正価格を出したほうが儲けにはなるかもしれない。
しかし、片付けフィーバー中で、ついでにめんどくさいのが嫌いなわたしは、手っ取り早く必要とする方に取りに来てもらうほうを選んだ。
ジモティーでは、一度購入したことがあるが、出品はしたことない。
でもメルカリでは出品側も経験したことある。
だいたい一緒だろうという見込みで出品を始めた。
そして、ひたすら写真を撮っては商品説明を書いていった。
20数点を上げて、不用品の山が半分くらいになった頃、問い合わせが入り始めた。
早い。
こんなに早く動きがあるとは思わなかった。
同一の品物に二人が問い合わせを入れてくれたり、本当に出したばかりの品物をぜひ譲ってほしいと言われたり。
まとめてぬいぐるみを引き取ってくれるという申し出もあった。
まだ日程が決まった段階なので、実際の取引には至っていないが、待ち合わせが上手くいったらそのあたりを追記したい。

ジモティーを上手に利用する

わたしの今回の目的は一刻も早くこの不用品の山をなくすことである。
正直タダでもいいから持っていってほしいのだが、ジモティーは0円に設定するとトラブルが起こりやすいと小耳に挟んだので、数百円の値段をつけた。
儲けようとか、投資した金額を回収しようなどと考えてたらいつまでたっても片付かない。
すっきりとした部屋で暮らしたいし、あわよくばもう少し小さな部屋に引っ越して、家賃の減額を狙っている身であるからには、不用品を減らすことが最大の目的である。
目的を見誤らずにゴールであり始まりである整った部屋の獲得に向けて邁進したい。
ジモティーに出したもので、ある程度の期間売れ残ったものは潔く捨てるつもりである。
その期間をどのくらいに設定するべきかが今の目下の悩み事だ。

もしも、不用品の処分に困っている人がいたら、フリマアプリやリサイクルショップもいいが、ジモティーという選択も悪くないよ。

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