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大事なのは「仲が良いこと」よりも、「業務上協働できること」 - 仲良し集団をやめてから業績が伸びた話

同じ職場で長い時間を過ごすのであれば、お互いに仲が良い方がいいだろう、と思いませんか?


こんな人に読んでもらいたい

・働き方に悩んでいる人
・職場で仲の良い人がいないことに悩んでいる人
・組織開発やチームビルディングに課題を抱えている人
・その他これに近しい悩みを抱えている人

こんな人が書いてます

株式会社ジャスミンシステム
代表取締役 佐野翔一
未経験から会社を起業、現役のエンジニア
毎月4週目のnoteで、採用や組織開発に関するお話を書いています。

結論:特別仲良くなくなっていい、まずは仕事が回っていれば一旦はOK!

誤解がないようにお伝えすると、「仲が悪い」か「仲が良い」かであれば、それはもちろん「仲が良い」方が良いわけです。その一方で、仮に「仲が良い」としても仕事が回っていなければ職場としては意味がないのもまた事実です。

弊社は、社員同士の飲み会や交流系のイベントを会社主導でやっていませんし、特段推奨もしていません。しかし、業務上同じチームであればみな協働します、プライベートの仲の良さや個人的な価値観を業務に持ち込んでどうこうというのもあまりない様子です。

内心どう思っているかは各個人の自由ですが、それを表に出す出さないは業務上はコントロールするべきことで、そもそも好き嫌いを仕事に持ち込んでいる時点で「仕事」「プライベート」を分けられていないよね、という話になります。

納得感があるかどうかは大事ですが、それは仕事が回った上でのお話になるかと思うので、「仲の良さ」は必要十分条件ではないという結論になります。

疑問①:「仲の良いチーム=良いチーム」というのは、本当なのだろうか?

僕も、以前は「仲の良いチーム=良いチーム」と思っていました。

創業間もない頃の弊社は毎週のように飲み会をやっていて、距離感もそう遠くはなかったのではないかなと思っています。

弊社は業態上、各個人のパフォーマンスが会社の業績に貢献することになるので、「一緒に何かをする体験」を通してチームワークを作れたらもっと業績が上がると思っていました。

顔が見えて、同じ時間を共有している時間があり、個人同士が仲良くしていれば良いチームになると思っていましたので、仲良くなるような社内のイベントがそこそこ行われていたように感じます。

疑問②:仲が良ければ助け合うのか?

そんな感じで仲良くはなったのですが、数年経つと「個人的にはいいんだけど、業務としてはちょっと…」といったようなお話もしばしば出てきました。

「あれっ、仲良いなら助け合うもんんじゃないの?」

と拍子抜けしたのを覚えています。
それだけでなく、

「あの人のこと知らないから、知ってからじゃないと協働するの難しいかも」(要約)

といったコメントも出てきました。
なんと、一緒に働く上で、いつの間にか仲の良さや接点の有無が前提に…!

好きだから上手く行くわけではない、好きでなくても業績は伸びた

もちろん、仲が悪いよりは、良い方が良いわけです。
その一方で、仲が悪くなければいい、悪くてもそれが顕在化して業務に支障が出なければいいのではないかと思うようになりました。

#仕事のポリシー