ウォーターベッド
先日8年ぶりに大学生の頃に知り合った友だちと再会した。
その友だちとは新年明けた正月早々もらった年賀状に還暦を節目に年賀状じまいをしたいと書いてきた人。(M子と書く)
結婚する前は家まで遊びに行ってたし、ひとり暮らししてた私の部屋にも遊びに来たし、他の友だち交えてランチも一緒にしていた。
結婚してしばらくしたらM子はご主人の転勤で九州へ行ってしまった。
まだお互いに子どもがいなかった頃私はM子が住んでいる九州まで遊びに行ったこともあった。
新婚のM子の部屋に遊びに行かせてもらった時はキングサイズのウォーターベッドを見せてもらったこともある。
それくらい親しかったのだ。
私たち夫婦のほうが先に結婚していたけど、新婚の時は親が送ってきた綿の布団を2枚並べて畳の部屋に敷いて寝てたからベッドが凄く羨ましかった。
その時押入れの中は親が送ってくれたお客さん用の布団2セット仕舞ってもう普段使ってる綿の布団をしまう場所なかったから敷きっぱなしだった。
田舎の母は都会の部屋の狭さの実態を知らないから余計なもの送ってくれたなと、当時恨んだよ(ごめんなさいです)
なので結婚して7年目くらいに少し広い部屋に引っ越した時にダブルベッドを買ったんだった。(まだこの時も賃貸マンション)
話戻って
私も夫の転勤でしばらく名古屋に住んでいた時期があったけど9年前に関東に戻ってきた。
М子は20年くらい旦那さんの転勤先でさらなる転勤をしていて、8年前にやっと関東へ戻ってきた。
お互いに戻ってきたタイミングで8年前に再会もした。
私の家に遊びに来てくれた。(賃貸マンション生活を経て下の子が産まれるタイミングで一戸建てへ引っ越したので、遊びに来てくれたのは一戸建ての自宅)
だけれどそれ以降はずっと年賀状のやり取りだけだった。
年賀状の内容なんてひと言メッセージだから元気なんだろーなと思うだけでどんな1年を過ごしていたかなんてさっぱりわからない。
そんな友だちから今年は年賀状じまいを突きつけられて私はオタオタしてライン交換しようよと返信のハガキを書いたのだ。
そして無事ラインで繋がることができたのだ。
危うく断捨離されるところだったのだ。
でもラインで繋がったおかげで先日再会することができた。しかも私がセラピストをしているのを知っていたのでフェイシャルトリートメントも受けてくれたのだ。
セラピストになる前からの昔の友だちが私の施術を受けてくれるってことは友だちであり、私を技術者であることを認めてくれたってことで凄く嬉しかった。
冗談半分で
「今度受けたい」
と言ってくる友だちはいるけど本当に予約して来てくれる友だちはほとんどいないのが現実だったから。
大切な友だちは失ってはいけない。そんなこんなを思った再会でした。
年賀状には語られてないこと、たくさん聞いた。娘さんがイジメにあったことや、息子さんの不登校のこと、旦那さんのご病気。そしてM子自身も病気で入院していたこともあったと。
本当に山あり谷ありの人生だな。
私も息子のこと、娘のこと話した。
ふたりとも不登校にならず卒業するまで学校行ってくれたことかどれだけありがたいことかとしみじみ。
息子は中学の時怪我三昧(骨折2回+肉離れやモートン病など)だったけどそれでも部活辞めずに最後まで頑張っていたとかいろいろ話しました。
そこから最近の話になり、М子のまわりでコロナが流行っているけど彼女は陰性だったと。私は昨年の夏コロナに罹った話をしました。
夫から移された顛末を話したらM子が私に聞いてきた。
「◯◯子(私のことね)ってまだダンナさんと同じ部屋で寝てるの?」
コロナの時も同じ部屋だけどベッドの横に布団敷いて寝てたんだけど同じ部屋で寝てたとは言えず
「その時は別々に寝てたよ」
って答えたらめちゃくちゃビックリしてた。
M子は数年前娘さんがひとり暮らし始めた時から娘さんの部屋をつかわせてもらってるって。お互い病気になったこともあって寝室は別々になったらしい。
生活パターンも違うからすれ違いも多くなったけど仲悪いわけじゃないから、買い物一緒は行くし、旅行も一緒に行くけど寝室は別々なんだと。
熟年夫婦にもなるとそれが普通のことで珍しくないのかな。М子がダンナさんのこと尊敬しているみたいな話し方だったのも嬉しかった。7つ年上だから世代ギャップを感じるとは言ってたけど、悪口はひとつもなかったことが気持ちよかった。
で、M子が結婚したての時、クイーンサイズのウォーターベッド見せてくれたこと思い出して、今はそのベッド、どうなってるのかなーなんて雀頭を過ったけどそれは聞かなかった。
しかしウォーターベッドって未だに存在してるのかなぁ。使ってる人いるのかなぁ。
なんか懐かしくなりました。
しかし結婚して30年も経つとダブルベッドで一緒に寝てる夫婦なんていないのかな。
うちが変わっているのだろうか。
まぁ、そんなだからコロナが移ったのかもしれないけどさ。
他所の熟年夫婦の実態を知ることもできて良かった。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきましたとさ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?