退院。思い出の一週間

産婦人科を退院した。

実は延泊させてもらい、かつ破水のため出産前日から入院していたため、経産婦でありながら初産の時より長く入院していたことになる。

今回の入院生活は、本当に思い出に残る日々だった。

前の記事の通り、とにかく快適な入院生活。
助産師さんからは厳しい言葉をかけられることもほぼなく、みなさん優しかった。
無理しなくていいよ、とか、頑張ってますね、とか言ってもらえたりして、産後の心に染みた。

授乳指導にもこまめに来てもらえていた気がする。

分娩時にお世話になった助産師さんがすごく素敵な方で、話しやすいし、何かと褒めてくださる方で、この方に取り上げてもらえてよかったと思える方だった。
産後ケアの相談をした時も、どんどん頼っていいんですよ、と言ってくれた。

また、実習生さんの存在は本当に癒しだった。入院した日に、実習生に付かせて欲しいと言われて快諾していたのだけれど、本当にいい実習生さんだったと思う。

お産は少し朝早かったけれど来てくれて、本陣痛で精神状態が崩壊して泣き叫ぶわたしを優しく介抱してくれ、(涙も拭いてもらったよ...ごめんねありがとう)こんな姿を見せてごめん...と思いつつ、人手が多かったのも助かったし、彼女の存在にはすごく救われた。

その後産後入院中も、血圧体温などの測定に来てくれて、ちょっとした立ち話?もしたりして。
つい、わたしの妊娠中の話なんかも聞いてもらったり。
わたしとしては話し相手がいて嬉しかったし(彼女も他にやることあったかもしれないから、ごめんと思いつつ💦)、すごくいい時間だった。

元々週末に退院予定だったため、平日にしかいない実習生さんに退院の時会えないかも、と思い、手紙を書いた。
結局延泊して退院が平日ずれこんだため、また彼女には会えたのだけれど。

そしてわたしの延泊を知ってくれた彼女からも、まさかのお手紙をもらった。
気持ちが嬉しくて何度も読み返している。
彼女に手紙を渡した時、宝物にしますって言ってくれたけど、わたしにとっても宝物だよ。

息子もかわいくて、ご飯も最高。

幸せなことがたくさんだった。
1人目の入院よりも正直、快適で楽しくて満たされた日々だった。

妊娠出産でお世話になる産婦人科って、やっぱり特別な気持ちになる。

胎嚢とか心拍確認とかそんな頃から通い始める産婦人科。
最初はエコーをしないと見えないし、胎動もないから、自分ではなかなか存在も感じることが出来なくて、本当にお腹に赤ちゃんいるのかな、元気かなあ、って不安になるけれど、(そしてつわりはあるのでつらい)、お腹が大きくなって、胎動を感じるようになり、存在を実感し始める。
エコーで時々顔が見えたりする。
そして出産して、お腹にいた子と遂に会うことが出来る。

特に分娩から産後入院の期間は、いろんな思いが湧き上がってきて、本当に感慨深い気持ちになる。
生まれてきた瞬間の感動は、2人経験したからと言って変わることはなかった。

前回も退院が寂しかったけれど、前回は産後の里帰りが嫌だ、の気持ちが結構大きかった。笑
今回里帰りではないので、それは本当に大きな違いになるけれど、その思い出の地を卒業することの寂しさが大きかったという感じだろうか。
よくしてくださったスタッフさんと離れるのも寂しかったり。

あと、今回は2人育児が始まる不安もあったかな。
このへんは、また別記事でも書いていきたいところにはなる。

妊娠中はいろいろ大変なこともあったし、分娩時の痛み、しんどさはもう言うまでもないけれど、それでも妊娠出産という人生の一大イベントを2度も経験できたわたしは幸せだ、と、産後の今思う。
自分に命が宿って、大きくなって、産まれてきて、家族と喜びを分かち合う。
こんなに神秘的で感動することってあるだろうか、なんて思ったりもする。
そんなことを考えるだけで泣きそうになる。


なんだか以前に書いた記事と被る部分もあるしまとまりがないけれど、率直な気持ちを綴っておきたくて投稿。

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