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運動会(親子であそぼう会)での成長

■就学までの道のり(第4弾)
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日々の遊びの中で、秋の運動会(親子であそぼう会)の種目の中にある「タッチリレー」をやったり、荒馬踊りをやったりしていることはありましたが、秋の運動会(親子であそぼう会)に向けた取り組みが本格的に始まったのは、8月の終わりだったと思います。

四男は、小さい時からクラス全体で何かに取り組むということがあまり好きではなく、活動に参加せずに見学していることが多々あったようです。「失敗への恐怖」がとても大きく、『自分ができない』『やり方がわからない』ことに対しては慎重になる傾向があります。じっくり観察して、『できる』『わかった』と思えば、参加できるようになるのですが、それまでの時間が少し必要になってきます。

更に、親子であそぼう会のように親御さんや大人数の前で発表するような活動では、多くの目があることや自分の番が来るまでの緊張感に耐え切れず、参加することを拒否していました。年少までは脱力感で抵抗している四男を抱っこして参加したり、去年は一番最後になってしまったものの先生に励まされて何とかこなすという状態でした。

今年も親子であそぼう会が近づくと、「お休みしたいな…」とつぶやくことが増えてきました。今日も練習するんだって…と、先の見通しが立っていることがデメリットとなってしまうこともありました。年長の今年は、荒馬踊りのように練習を積み重ねていかないといけない種目だったことも関係して、早い時期から練習をしてきたことが彼の中でも様々な葛藤を産み出していたようです。

ですが、じっくりと練習した時間があったことが幸いしたのでしょうか、今年の親子であそぼう会では、初めて母から自ら離れて自分の席で参加、笑顔で全ての競技に出場しました。荒馬踊りでは、まさかの一番前の真ん中での演技でしたが、堂々とこなしていました。タッチリレーも全力疾走で次の人にタッチして満面の笑顔。ホッとしたのか、ふら~と場を離れそうになって先生に呼び止められるシーンもありましたが、母はただただ感動。

そして、感動はまだまだ続きます。

年長さんは最後に園長先生から頑張ったしるしに「ベルト」を頂きます。年中まではメダルをもらうのですが、このベルトは年長さんしかもらえない、全園児にとってのあこがれの代物。
名前を呼ばれて、「はい」っと元気よく返事をして園長先生の前に立つ姿。ベルトもらったら「ぼくは○○です」と自分の名前を発表するミッションもこなし、ガッツポーズの写真も笑顔で撮ってもらっていたのです。堂々とした姿がそこにありました。

涙がこぼれそうになりながらも、しっかりと目の前の我が子の姿を目に焼き付けたいと、瞬きも惜しんで見つめ続けましたが、この感動を家族にも共有したくて急いで写真に納めました。(同じ日に小学校の運動会だったので、父は小学校、母は保育園と手分けしたのです。)

終了後、「頑張ったね~」と声をかけると、はにかんだ顔の四男。ベルトをみんなに自慢したいと教えてくれました。クラス担任の先生も「大丈夫でしたね♪大丈夫って思っていたんだけど、心のどこかでちょっとだけ心配していたんですよ。」と声をかけてくださいました。

「何度も経験を積めば自信がつく、やり遂げることができる」ということを理解して、早くから練習を始めてくださったのかもしれません。そして、「やりたくないときは無理しなくていいよ」と無理強いせず、どんな小さなことでも「できたね!いいね!」とほめ続けてくださり、見守り続けてくださっていた先生のご対応に感謝するばかりです。

この経験は四男にとっても1つの自信になったのではないでしょうか。保育園での生活にも覇気がでてきていると先生が教えてくださいました。親だけではできないこともたくさんありますが、色々な人の手を借りて、我が子たちは育っていくんだなということを感じた一コマでもありました。

次回は、保育園の先生と就学前の面談をしたときのことを綴っていきたいと思います。


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