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はじめの一歩!看護師転職と企業転職、準備~内定の「5つの違い」を押さえよう

「企業転職したいけど、転職活動の流れって何か違うの??」
「とりあえず、全体的な違いを知っておきたい」
今回はそんな疑問を感じている看護師さんにおすすめの記事です。
看護師転職と一般企業転職では、転職活動の流れやルールが大きく違います。
活動開始前に押さえておきたい基本情報を「5つの違い」にまとめました。
ぜひ、違いを意識した上で、転職活動の準備を進めてみてください!

準備~内定までの「5つの違い」

これから各項目について説明します。
【1】応募倍率
【2】応募書類(職務経歴書)
【3】面接
【4】筆記試験(SPIなど)
【5】選考期間

【1】応募倍率

あなたは、これまでに転職をしたことはありますか?看護師から看護師で転職する時、何ヶ所位に応募しましたか?
おそらく2~3ヶ所が多いと思います。1回の転職活動の中で、10ヶ所以上応募する人は少数派ではないでしょうか。
これは、看護師は人手不足で「求人倍率が高い」状態のため、1人あたりの看護師に対する求人数が多く、好みの就職先を自由に選べるからです。転職したい人(求職者)にとって有利な状況は「売り手市場」ともいわれます。
ところが、企業転職をする場合、この状況が逆になります。
つまり、「求人倍率が低く」「書い手市場」となり、看護師から看護師の転職に比べて、1ヶ所の求人に対して数多くのライバルが集まります。しかも、その中から「選ばれる」必要性があります。
つまり、これまでの(看護の)転職活動とは、準備や前提を大きく変える必要があります!

企業側は多くの応募者の中から「自分たちに合っている人・活躍してくれそうな人」を慎重に見極めたいと考えています。そして、そのような人を見極める方法として下記【2】~【4】の選考を行っています。

【2】応募書類(職務経歴書)

看護師の転職では、履歴書と資格証提出で選考が進む場合もあります。
それは、看護師が専門職・有資格職だからこそ、病院名と在籍年数、経験のある科目が分かれば(転職先の担当者も)大まかなイメージをつかみやすいという特長があります。
その一方で、一般企業は同じ職種でも企業毎に仕事のやり方や担当範囲が大きく異なる場合も多いため、相手に伝わるように説明する必要があります。
また、一般企業の転職活動では、自分の経験や特長が「企業が求めるイメージと合っています」ということを書類選考の段階から「職務経歴書」でアピールする必要があります。

職務経歴書には「自分がどんな人か」「何ができる(何をしてきた)のか」「これから(入社して)どうなりたいか」等を書き込みます。
ちなみに、一般会社員を対象にした調査結果では、書類選考の通過率は30%程度ともいわれており「とりあえず作っただけの書類」では通用しないです。(参照情報:マイナビ転職

職務経歴書を初めて作成する場合、表現方法や書き方が難しいと感じる人も多いと思います。
「もっとくわしく知りたい!」「成功・失敗例や具体例も知りたい」そんな場合は、こちらの記事で徹底解説しています⇓⇓

【3】面接

企業面接の大きな違いは、回数と内容です。
・回数 2~3回が多い
・内容 「考え・価値観」等も深く聞かれる
面接官は、配属予定部署の担当者(直属の上司)や人事担当が行う場合が多いです。最終面接まで進むと、部門責任者や役員等が多い印象です。中には、社長自ら最終面接を行う会社もあります。
面接では、職務経歴書に書いた内容も含めて、スキル・経験内容等の事実だけではなく、あなた自身の「考え・価値観」についても深く聞かれる場合が多いです。例えば、下記のような質問です。

<面接で聞かれる質問例>
・転職理由(なぜ看護師さんなのに、企業で働こうと思われたのですか?)
・志望動機(弊社のどのような点に興味を持たれて、応募したのですか?)
・成功や失敗の体験(これまで一番大変だった出来事と、それをどのように乗り越えられたのですか?)
・長所や短所、性格について
・今後のキャリアプラン(5年後、10年後どうなっていたいですか?)
・逆質問(何か質問はありますか?)

複数回の面接を通して、あなたの強み・良いところを活かせそうか判断されますし、あなた自身も(企業について)判断します。
だからこそ、【2】応募書類(職務経歴書)~【3】面接は準備必須です。準備のステップとして「自己分析」「職種研究」「企業研究」等が重要になってきます!

とくに悩む人が多い「志望動機」は、下記記事でもくわしく取り上げています⇓

【4】筆記試験

筆記試験は「SPI」や「適性検査」ともいわれます。
企業によって多少異なりますが、下記2つの分野があります。
・性格に関する質問に答えるもの
・学力に関するもの(国語や算数の問題を解く)
 ※レベルは中学校終了程度、新卒と中途で大きな差はないです。
筆記試験は、書類選考通過後の1次面接前後に行われる場合が多いです。
書類選考通過後に準備を始めると、対策が間に合わない可能性も高いため「転職を考え始めた時点から練習する」ことをおすすめします。
無料で勉強できるサイトや動画もたくさんあるので、ぜひ自分にあったものを探してみてください。
今回は、無料サイトをご紹介します。SPIってなんだろう?と思われた方も、実際の問題を見るとイメージが湧きやすいかもしれません。
SPI無料学習サイト「Study Pro」

【5】選考期間

企業転職の平均選考期間は「1ヶ月程度」です。(参照情報:マイナビ転職
書類選考に7~10日程度、面接には3~5週間程度かかります。看護師の転職活動に比べて、長期戦となります。
面接は、多くの企業で平日日中(9:00~18:00)に行われる場合が多いです。zoom等でのオンライン面接、会社に訪問して行う対面面接、両方の可能性があります。
1つの企業につき2~3回面接があるため、2~3日必要です。そのため、現職が外来・手術室等で平日昼間の休みが少ない場合は、複数の企業を同時に進めて、休みの日にまとめて面接をする(午前1社、午後1社など)等スケジュールの工夫・調整も重要です。

まとめ

いかがでしたか?今回は看護師転職と一般企業転職の「5つの違い」を取り上げながら、全体の流れをお伝えしました。「すでに知ってた」という方は、準備が進んでいると思います。「今日初めて知った」方も、1歩目クリアです。これから実際に行動して、準備を進めていきましょう!

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