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やってくる感覚に無駄はない!やってる努力にも無駄はない!


こちらの御本には
天命の仕事に出会ったら
1度も経験した事が無いものでも
勝手に手が集中的に動いて
物凄い短期間で習得できる事がある
と言った内容が書かれていました

これ、私も2度程経験が有りまして
この本の内容に出会って合点がいきました

1度目は20年以上前に
西洋絵付けを習ったときです
元々、絵が苦手ですが
どうしても絵付けがしたくて
お教室に通いました

初日はベースになる事をならい
2回目から基本柄を小平皿に1枚描き
3回目以降は形が立体的な
カップ類やキャンディーボックス
に描きます

6回目頃に直径30cm程の
プレート絵付けを指示されて
好きなものを書くのですが
描く面積が広いため
時間が掛かり難しいです
素人が描くので当たり前です

他の生徒さんは
2年以上通っている方ばかり
その中で1人上手な方がいらして
お話を伺うと絵付けの前に
トールペイントをずっとされており
師範クラスの人でした
上手と思う方は
何かのペイントをされていました

本来はたった5回程で見本の絵の様に
描ける筈がないのです
レッスンは週に3回前後ペースで
1回2時間の滞在です
小さい子がいるので自宅練習もなしです

こんな条件ですが何故かあと少しで
見本のように描ける気がするのです

何故?上手く思った様に手が動かないんだ?
と手が皿の上で何百回と動くのです

大体、こんな風に同じところをなぞるのは
色が濁るだけなので
下手の極みみたいなところがあり
よろしく無いと
頭では分かっているのですが
手が執着するのですね

先生もアドバイス通り
出来ないのを見兼ね
遠回しに嫌味?
に近い事をいう始末です

1つの作品に対し何回で仕上げなさい
という指定があるので
記憶が曖昧ですがこの大皿は3回程しか
描くチャンスが無かったのでは
ないかと思います

そして1度、窯焼焼成をし
色の出具合を見ます

見本描きをあまり見せてもらえず
とにかく皿の量を描いて覚えなさい
スタイルです

1枚目はきっと皆様の想像通りの出来です
2枚目の大皿に取り掛かった時
不思議な事が起こっていました

見本に近い状態で描けるのです
先生も生徒さんもビックリして
展覧会のパンフレットの表だしに
していただいたくらいです
私自身が1番ビックリしました

そうなると、3枚目を期待しますよね
そうすると、この子は何でも
描けるんじゃないかと
先生の注文のハードルが上がり始めました

ヨーロッパ調の金彩を施せと仰るのですが
先生はまともなお手前を
見せてくれるわけでもなく
描きかたが全く分かりません

金彩を殆ど見た事が無い為
イメージも湧きません

当時は今のようにインスタも
有りませんし
本屋や図書館で資料を探すしか無く
休日は資料探しに追われる始末で
子育てに支障が出る様な習い事は
続けられないなと思い
大人になり時間が持てるようになったら
また始めようということになりました

2度目の体験は6年前になります
歯の彫刻で同じ事が起こりました

歯を上下額28本、お手本通りの
模造品を制作する課題がありました

彫刻も絵付けと同じで
やった事が無いため
何度も同じ事を1日中やっているので
周りも呆れていて
やはりここでも遠回しに
嫌味をいわれました

最終的には一等をいただきました

結論として、私にはこのような
変わった経験があるので
人間はどなたも1つの事を
10000回位こなしたら
どんなことも人並みに迄なれる
とおもうのです

諦めるのは、それからでも
遅くないと思います

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