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京都サンガvs松本山雅レポ スタジアム運営の不安


始発で亀岡 整理券ルールの変更

  前日夜まで行くか引くか悩んだホーム開幕戦。
席割を見た感じ自由席エリアが増えた事に加えて、指定エリアが軒並み前列残ってない(当たり前)
ファンクラブの無料招待券を使おうかと思い、試合当日の入場手順を確認。

すると、運用ルールが大幅に変わってました。 昨年の杮落しの際に少々トラブルになっていた整理券の配布を、クラブ運営主導で行う事になった模様。
しかも配布開始時刻はキックオフの6時間前開始。  ということは、今回に当てはめると朝の8時開始。

第一陣、第二陣、第三陣・・・といった感じで開場時間前まで常時、列整理再集合時間を記載された整理券を配布していく という概要のようです。

個人的に確保したいのは自由席エリアの前列。
ピッチに対して角度がつくと厳しいのです。  それに加えて撮影の際の視野角を確保したいので、すなわちゴール裏ならばほぼ端っこなのですが、
それでもこれはうかうかしてると中段より上に追いやられかねないな  ということで、タダ券を使った分自分の時間を希望席確保に捧げることに決めました。

となると、どう考えても朝は始発で出ないと間に合わない。 狙うのは遅くても第三陣再集合がリミット。 一枚の紙で4人まで有効とのことで、ホーム開幕戦ともなれば
備えあれば憂いなし です。

しかしこのシステム、密を避けるための策だ としていますが果たして大丈夫なのでしょうか。  いや、システムというより 自由席エリアを増やしすぎな気がしてならないです。

しかもアウェイエリア上段も「ホーム自由席」の扱いとなるにもかかわらず、該当席への入り口は一か所しかないようです。

バック上層、ホームゴール裏下層と上層、アウェイ側のゴール裏上層 これらが対象で、キャパ合計もおそらくスタ全体の3-4割を占める規模。  
また昨年柿落としの時のような怒号が飛び交う事態にならないか不安です。

課題だらけの入場整理

 無事8時過ぎにサンガスタジアムへ到着し、第二陣の整理券を確保できました。 

再集合はここから4時間後 さてどこで時間をつぶそう。
駅周辺にはすでに新緑のウェアを纏った松本のサポの方々もちらほら。
アウェイサポさんがいる光景に少し感動です。


簡単に腹ごしらえをすませ、結局近くのカラオケボックスで仮眠を摂ることにしました。 前日もまともに睡眠時間を確保出来たとは言い難いので隙間時間で身体のメンテナンスです(笑)
磐田戦の先行チケットも無事確保し、さて再集合時間が近づくのでサンガスタへ。
亀岡駅経由で線路を渡ります。  そこで見たのがこの光景。 駅が演出に協力的なのはいいですね。


入場口階段にはすでに長蛇の列。 え、一陣でこの人数? やばくないか? という数の人の列でした。

二陣集合の呼びかけに備えて集合場所へ行くと、すでに密集状態の人の壁。運営スタッフが「密を避けるためにまだ集まらないでください」と。
いや、気持ちはわかるしもちろん従いますが 整理券にグループ以外の番号が振られてない以上みんな少しでも前で という意識が働くのは至極自然なことだと思います。

見た感じ、3や4の紙を持った人も多くおられました。  そりゃ一陣のあの人の数を見たら焦りますよ。

そしてすぐその横では整理券を持ってない方の列形成を開始。 一か所でふたつの拡声器がぶつかる状況。 アナウンスが的確に聞き取れないことも密集要因の一つだと思います。

整理券なしの人たちがならぶのは、アウェイ側裏の第四階段。  え、ここから第二階段まで移動? そのままアウェイサポさん達とアウェイ側上層の人たちをその階段から導けばよいのでは??
我々第二陣もようやく列形成が始まり、チケットもぎり&手荷物検査エリアへ。

QRチェックテントエリア担当スタッフさん方も混乱しているようで、我々の二陣を捌いていいのかまだGOサイン待ちなのか。 
あたふたしながらインカムで確認を取っている間も、どこからともなく心無いヤジも飛びます(そもそも声を出すなって)

そしてそのままなし崩し的に入場スタートし、無事スタジアム内へ。 
 と、ここで一つ気づく。 あれ!整理券を回収されていない! どころか、そういえば集合の段階から一度も整理券記載番号を確認されていない。
これはちょっとまずいかな と思います。  これなら結局横から不正割り込みが容易に行えてしまう ということ。

クラブ毎に異なるサポーターの質によったら大問題に発展します。

なんとか理想に近い席を確保でき安堵。二列目でした。  しかしその後約30分、その周辺が埋まっていく様子が見られなかったので後続も相当バタついてるんだろうなと推測できます。
いまさら言ってもなのでしょうけど、やっぱり全席指定席にしておかないと色々とトラブルのもとになるかなぁ と思いますね。

このご時世で、感染対策にきれいに逆行するようなやり方だなと思う部分が多々感じられました。 JFAの方も視察に来られていたようなので、今後に議題にあがってくるかもしれません。

なんにせよ、スタッフの皆さん 特に現場で直接来場者に接する末端の子たちはほんとに気の毒だなと思います。 気持ちはわかりますが、みなさんせめて罵声を浴びせるのだけはやめてあげてください。 
特に中年男性のみなさま。そもそも発声が一番のリスクです。 自戒を。 


推進力の圧

さて試合です。
序盤から球際が激しくなるのは予想通りでしたが、主審がそれをうまくコントロールできていない感じでした。 
幾度となくあれ?そっち? というファウル判定に京都ゴール裏から不服の声が漏れ出します。 

経歴を見るとまだ経験の浅い方のようですね。J1経験はまだ2試合、J2も本日が56試合目だそうです。 ここからどんどん試合を重ねて向上してほしいなと思います。

ワントップの形になるウタカがしっかりプレスを仕掛け、あわやの場面も演出する光景に観客は湧きます。
キジェイズムは順調に浸透しているようです。

単純にボールが止まる回数がほんとに減ったなと感じます。 最終ラインからのビルドでもしっかり サイドとIHのラインで出し入れを繰り返しながら突破口を伺います。

明らかに推進力が増圧しました。 公開トレーニングマッチでもその片鱗はありましたが、J1経験クラブ相手にこれが出せるなら
今年も期待していい位置にいることは間違いないな と思えます。

スコアこそ0-0でしたが、見ている人たちを沸かせられるサッカーはできているように思えます。 
次は勝てるぞ と思える雰囲気 ホーム初勝利をぜひ遠藤率いる磐田戦でつかんでもらいましょう。


安藤石櫃引退セレモニー

試合後は昨シーズンをもって引退した安藤淳・石櫃洋祐両選手の引退セレモニー。

松本にも在籍歴のある安藤選手の為に、アウェイゴール裏からのメッセージ幕も掲出されていました。

「当たり前と思ってやってきたことが当たり前でなくなること」のお話は身につまされる思いで拝聴しました。

選手一同から胴上げの祝福を受け、二人の選手がピッチを去りました。

そしてこの試合の裏でもうひとり、京都を去った選手が新たなチームで試合をしています。

サッカーがある当たり前、この一年はその幻想が脅かされる毎日。  それでも当たり前にある あってほしいものだ とそう思わせてくれるのは選手はじめ関係者の皆様のおかげです。
改めて感謝の気持ちを持ち直し、2021シーズンのサッカーを楽しんでいきたいと思います。

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