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昨日(8月2日)はパートのお仕事ない日だったので一日の空白時間を活用して、一番上のお孫ちゃん(小1)を連れて、キッザニア福岡へ行ってきました。
お孫ちゃん、幼稚園の年長さんの時に、一度体験でキッザニア福岡は経験済で、それもあって、その後ずっと行きたい行きたいと、ららぽーとの福岡の前を通る度に言っていたのですが、彼の想いをようやく実現出来ました。


🍀はじめに

私自身、キッザニアの職業体験システムには関心があったものの、コストが掛かるなど、誰もが享受できる職業体験システムではないとか、実際にどこまでの職業体験ができるのかなど半信半疑だったのですが、今回、お孫ちゃんと一日過ごしてみて、お孫ちゃんが楽しそうに、そして真剣に体験をしている姿を見ていて、これは、こどもの好奇心を助長する、あるいは興味関心を広げる、あるいは社会のルールを知る、などなど、実はとても奥深い体験ができる場ではないか、そんな風に思える、またお孫ちゃんを連れてきたい場所となりました😊

🍀これは単なる職業体験ではない

体験プログラムがどのパビリオンのアトラクションにおいても凄いと思えた今回。私のイメージは「子ども騙し」の楽しいだけの職業体験プログラムと思っていたのだけど、仕事体験を単にやるだけではない、その職業の意義や目的をしっかりと伝え、仕事の流れをしっかりと、丁寧に、そして実態に近い体験として子ども達へ伝える、まさに学び豊かな時間が繰り広げられる空間でした。
そんなプログラムが、しかも楽しいと思えるとなると、子どもたちは釘付けになる。しかもそのプログラムが30〜40分で体験出来るのです。

本当に凄い。

例えば、救命救急士のお仕事(飯塚病院さんのパビリオン)。
この職業体験ではm医師と看護師と合わせて3つの仕事をチームで体験するプログラムとなっていて、一人の患者を救うために、多くの力が必要であること、そしてそのためにはチームプレイが必要であるというプログラムになっていたことを知った。
体験プログラム中、それぞれの役割についてのレクチャーを一通り受けると、突然、その部屋の電話が鳴ります。その電話、館内で倒れたこどもがいるため、すぐに救急出動が必要だという。ここから、目の前に止まっている救急車に乗り出動という、実際に起こる場面を想定したロープレが仕組まれてあったのです。子どもらは擬似救急車に乗って嬉しいという感情だけなく、今から救助に向かうという何とも知れない感情を抱え、嬉しい楽しいはずなのに、どこか緊張した面持ちで救急車に乗っています。
その後、館内のスペースの一角にて、倒れた子どもを救急救命する。レクチャーを受けたそれぞれの職務を全うするこどもたち。なになに?って感じのい小さな子も、なぜかチームの一体感の中で自分の役割を果たしていきます。まさに、ロープレを通して、救急救命の仕事の本質を学ぶ。
その後、ストレッチャーで救急車に患者(子どもの人形)を移動し、搬送する。病院へ到着すると、病院職員に引き継ぐ。その引き継ぎも実際の場面を再現し、医療体制の連携をしっかりと体験させるわけです。その後もこれで終わりでなく、今回の事象について報告書にまとめる作業も現実さながら。
お孫ちゃんは救命救急士として、救急車移動中、「救急車が通ります。前を開けてください!」「ご協力に感謝します!」と何度も連呼、現場では心肺蘇生法で30回もの胸骨圧迫を必死になってやっていましたよ。見るていると本当の出来事のようなかんじです。

救急発動の様子

仕事そのものを習うだけでなく、実際に近いところでの体験がある。こどもの中にその学びがしっかりと残るわけですね。

因みに、お孫ちゃんがさらにヒットした体験。それが、三菱自動車のパビリオンで車のデザイナーの体験をするというもの。お孫ちゃんは最初、このパビリオン存在には気が向いてなかったのですけど、パビリオンの前を通りがかった時に「すぐやりたい!」と反応。車のデザインを楽しむ様子は、いつもLEGOやクラフトで何かを作っている時と同じように、車の車体の色を考える体験を楽しんでいました。
しかし、単にデザインするだけで体験は終わりません。自分で作った車体デザインについてプログラム参加者一人一人が、自分のデザインについてプレゼンをするという商品開発会議の場が再現されます。お孫ちゃんのプレゼン、どうなることかと心配しながら見てましたが、なんと、とっても楽しそうに自分のデザインについてのプレゼンをしてました。(内容は声が聞こえないため、よく分からないのですけど、表情がとっても楽しそうなんですよね。)

そんな姿を見ることができる私もとっても幸せな気持ちになりましたね😊

🍀セットパスで滞在12時間

人がごった返し、満足にパビリオンに参加できないだろうからと満を持して一番高額のチケット「セットパス」(一部・二部のセット券)を購入したのですが、これが大正解!
お孫ちゃん、12時間の滞在で10箇所のパビリオンの職業体験が出来ました。しかもお孫ちゃんのやりたいお仕事ばかりで大満足!

その内容がこれ!

寿司職人(はま寿司)→自動車運転免許取得→化学研究所(ヤクルト)→救急救命士(飯塚病院)→自動車デザイナー(三菱自動車)→自動車整備(オートバックス)→パイロット (ANA)→観光バスのアナウンス(西鉄)→メガネショプ(Zoff)→ミルクハウス(森永乳業)→パフォーマー(ダンス)

これを見るとジャンルも色々ですけど、どれもお孫ちゃんの興味をそそるわけです。この興味関心の芽を摘みたいくないですね。
そして、何よりもこれだけの多くの企業の方々の強力な支援があっこそのキッザニアであることも分かります。

とにかく、お孫ちゃんのパワーも興味関心も凄い!
朝6時に起きて7時前には出発、自宅へ帰りついたのは21時半です。とっても疲れていたはずなのに、長時間のセッションで気も張っていただろうに、それでも帰宅後には、パパママに1日の体験の様子をエピソードを交えしっかりとお話ししてから、そのあとは、進んでお布団に入ったらしい。

セットパスは長すぎるから、疲れたら途中で帰ろうとか、それは大人の勝手な考えでした😅

セット券(第一部)
セット券(第二部)


🍀スタッフの質が何気に高い

各パビリオンの指導スタッフの質が高いことにも驚いた。シナリオもあるだろうけどインストの質が高い。各パビリオンのスタッフは、それぞれの企業から来ているのか?単なるパビリオンの雇われスタッフなのか、どちらもありそうだっけどその違いはあまり関係はない。子どもに仕事を教えるスタンスは皆同じ。3歳だろうが、中学生だろうが、対応に大きな対応の違いはなく、どの子どもにも対等にお仕事を説明していくのである。

しかも、スタッフの英語力の高さというか自然さ。何人も遭遇したが、キッザニアには外国人の利用者が多く英語圏のこどもらが沢山混じっている。
でもその子どもらにも流暢な英語でフレンドリーに会話し、日本人の中でも違和感なく過ごせるよう対応されている。英語の発音を聞いていると、発音が間違いなく違う。
お国も人種もさまざまな人々が集まる仕事世界。まさに現代を仕事場を再現しているものでもある。
国際性が育まれるという感じよりあるだろうけど、国が違っても、言葉が通じなくとも、こども達が直接ふれあうことで、共に過ごす、共にチームとなって仕事をする、そんな一つ一つのことに大きな意義があるように思う。

🍀やはり平日がいい

12時間の滞在で10箇所のパビリオンで職業体験が出来たのも、まあ平日だったからかもしれない。夏休みとはいえ、やはり無理なく職業体験出来るとしらたら、平日がオススメとなる。
せっかく職業体験で素敵な学びができる時間だから、ひとひとひとの中で子どもが疲れてしまうのは本末転倒。こどもが健康で元気いっぱいに職業体験できるようにするのが、私らの使命だ。できれば、土日もしっかりと入場制限を掛けて、適正入場者で子どもたちを守ってほしいものだ。

因みにお孫ちゃんには、体調は大丈夫か、疲れたら休み休みやろう、水をちゃんと飲もう、ご飯もしっかり食べよう、と一日中そんな配慮をしてました。また、当日だけのことでなく、1週間くらい前から、「しっかりと寝て食べて元気に過ごしてね」とお孫ちゃんには伝えていた。

私らの心配もよそに、お孫ちゃんは12時間を元気いっぱいに満喫してくれましたから、本当に良かったです😌

中には、一緒に体験をしている途中に体調崩す子どもさんもいたんですよね。せっかくの時間なのに、体調がすぐれない子どものきつそうな姿は居た堪れないです。保護者はイベントファーストではなく、こどもの健康ファーストで参加されたいものです。だからこそ、当日までの過ごし方をしっかりとして、子どもの楽しみを残念なものにはして欲しくない。そう願うばかりです。

🍀年に一度は行きたい

目的も定まらず、イヤイヤなのに親のエゴで習い事をさせる。それは、お金と時間と労力を費やすよりも、子ども親も単に疲弊するだけのこと。子どもが色んなことに興味関心が持てるよう、好きなこと、得意なことが見えてくるよう、キッザニアのような職業体験をたくさん経験できることは、とても大事なことだと感じます。そしてそれは、幼少期での経験が多いことが望ましいようにも思います。

正直、キッザニアは、なぜこんなにチケットが高いのか。単なる職業体験のアミューズメントだろ?って、そんな風に思っていたけれども、それは違いました。お金はかかるけど、10ものしごと体験を一つ1,500円で受けることが出来る。そう考えるとかなり低コスト安いかもしれない。

この投資をこどもに出来るか出来ないか、将来の職業選択に大きく影響するように思います。

私の子どもの頃は、住んでいる地域が商店街だったから、色んな仕事をしている人と繋がりがありました。
当時は母が美容室を営んでおりました。人の生活や想いに合わせて仕事をする美容室。だからその大変さも貢献度も、何となく、分かっていました。

私は恵まれていたのかも知れません。夏休みには、社会科の宿題のため、母が工場見学などの企業見学を個別に申し込み、連れて行かれたこともある。(実は、これ。行きたくなかったのですけどね。)

現代は、生活の一部に自然と職業体験ができる機会が殆どないですよね。あるとしても、それは間接的に知れる情報だけ。YouTubeやインスタなんかで見るだけのものでは実体験が伴わない。だから本当に仕事の意義や大変さは伝わらないように感じます。

あくまでも個人的な意見ですが、高校生や中学生のキャリア教育にはあまり関心がありません。これはもう、ある分野の方のビジネスの温床でしか無いのではとすら感じています。
そんなことよりも、幼少期から職業体験の機会を保護者や学校がいかに多く作るか、お仕事に対する興味関心を掻き立てられるのはこの時期だけではないか、ここ数年そう感じています。
なぜ、そう感じるのか。それは、今、大人の就職支援をして感じていることであるから。

まあ、それでも、キッザニアの活用は高コストに感じますよね。
正直、もっと低コストなら、もっと連れて行けるのは確かです。

でもどうでしょう。1日フル回転で仕事を楽しく学び、たったの15,000円前後でいいならば、これまもう高コストとはいえません。
年に一度でも、そんなイベントが子ども達にあったもいいのではないででしょうか。

大人のリスキリングとか言って、学びを推奨していますが、下手したらそれは数十万では費用が効きません。
私の経験でも、学び深めるために、スキルを身につけるために、と高額な費用を掛けての学びは多々ありました。キャリコンの資格も取得まで50万以上掛かりました(特別教育訓練給付金を公務員だから使えない)。
ファシリテーションの学びにおいても、これまで10年で総額で200万はゆうに使っています。しかもそのスキルが確実に活かされているのかどうかは、実は怪しいものがある。それでも自分には投資してますよね。

だったら、子どもさんに年に数万円でお仕事体験する費用なんてちっぽけなものです。飲み会2回分の費用でもある。

また、子どもさんが居られる家庭には、児童手当なるものが毎月もらえるじゃないですか。これは生活費なんでしょうか? 私は、この支給を担当する仕事を役所でやってましたけど、この手当、本当に子どものためだろうかと、常にモヤモヤしたままで職務を執行していました。

この手当を大人の都合での消費してしまうか、子どもらへの投資として考え使うのか。子どもキャリア形成は、保護者次第ですよ。 

🍀さいごに

私はいま大人の就職支援をしてます。その中で職業体験が乏しく、また自己理解が進んでいない方が多い。自己理解とかそんな難しく考えることでなく、自分がやりたいこと、出来そうなこと、楽しめそうなことこ、そんなことを感じながら職業選択をしている人が少ない。だから、仕事が決まらない、続かないのですよね。残念ながら、そんな方に対する自己理解セミナーとかをやる必要はあるのだけど、やっても効果は乏しいのに、世の中にはそんなセミナーばかりです。やらないよりやったがいいという考えもかありますけど、大人って簡単に行動も思考も変えれないと思うのです。

だとすると、こどもの頃、しかも私のお孫ちゃんのように出来る限り幼少期から、色んな体験が出来ることの方がこれからの将来にとっては必要なのではないかなぁ。キッザニアのような職業体験でなくとも、無料の工場見学行くとか、旅行に沢山行って多くの現地体験をするとか、最近では、中小企業診断士の大先輩が子ども向けのビジネススクールを始めましたが、そんな学び場とか、様々な体験と思考を繰り返し、その中で、様々な感情を感じることが、成長には必要なのではないだろうか。


私は私が出来ることとして、これからも、もっとお孫ちゃんが興味関心あふれる行動、発想ができて、世の中に貢献できるおシゴトに出会えるよう、陰ながら応援していくだけ😊

今日は朝から体があちこち痛い。まあまあジジババの疲れは半端なく、足腰がヘトヘトでありますけど、お孫ちゃんのためにも、自分自身が健康であらねばなりません。

今、かなり太り気味ですので、ジョギングを復活させます。


고맙습니다〜😊 
 じゃれっと・きむ🍀


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