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ホールの難易度と、その超初心者的な見分け方

ラウンドを重ねると、特に同じコースを何度か体験すると、ある特定のホールでスコアが大崩れしていることに気づく。

また、上手なプレイヤーは、たとえ初見のホールであっても、このホールは難しそうだな、という感想をティーグラウンドでもらすこともある。そんなとき、私はついつい、そうですねーなどと調子を合わせてしまうが、正直なところ何が難しそうなの?と聞けない自分を密かに恥じている。告白すると、初心者とはいえない程、時間とお金をゴルフに投資してしまった今でもそうだ。

冷静に考えてみると、ゴルフは18ホールの中でホールごとの難易度は様々に設定されているであろうことは容易に想像できる。全部難しいホールのコースやその逆ではお客が呼べない。少なくとも普通の商業ゴルフコースでは、間違いなく易しいホールから挑戦意欲をかきたてるホールまでバラエティを持たせる設計がされているはずだ。

問題は、経験が浅いゴルファーが、いかに警戒しホールの罠にはまらないようにするかである。自動車の運転でいう危険予知と同じだ。ゴルフにおいて、誰にでも超簡単に危険予知に向けて感度をあげる方法は、ある。

ちょっとゴルフをする人ならバカバカしいほど常識的で単純なその方法。結論から言うとそれは「スコアカードを見ること」である。コースに用意されているスコアカードを見てみてみると、必ず表のどこかにHDCPと書いてあり、1〜18の数字が割り振ってある。27ホール以上ある大きなゴルフ場では、1〜9の場合もあるが基本的な考え方は同じで、要は数字の小さいホールほど難易度が高いということで、ハンデ1のホールがもっとも難しく18がもっとも易しい。

本来、このハンディキャップ値はマッチプレーの際にどのホールでハンデを貰うか決めるためのものらしい。ハンデ10と15のプレーヤーが対戦するとき、ハンデ11〜15のホールで後者はハンデを貰えるそうだ。この部分、自信なさげに書いるのは筆者がマッチプレーをやったことがなく、下調べもあんまりしていないからである。間違っていたらすぐに訂正するのでどうか教えてください。お願いします。

ともあれ、このHDCP値、すなわちホールの難易度をティーグラウンドでチェックしておくことは先に述べたように有用である。

危険予知に対する意識が高まっていない状態でも、ホールの片側が全部池だったり両側OBだったりすれば、誰の目にも危険は明らかだ。が、一見目立った危険がないHDCP1ホールこそ、通学路を運転する時のように意識を高めホールの状況を目を皿のようにして見ることが大切である。フェアウェイのアップダウン、傾斜、幅、ドッグレッグのコーナー形状、樹木、などなど、危険箇所を見抜くことが出来れば、どう対処するかを考えることも出来るようになる。

幸い危険箇所を察知できたとして、どのようにして自分の能力(=ハンデ)より難易度の高いホールに挑戦するかが次の課題である。ハンデ18以上の私は、基本すべてのホールが危険ホールみたいなものなのだが、それはさておき、まず、ボギーではなくダブルボギーでもよしとすることを考える。そうすると、ティーショットに飛距離を求める必要はなくなるので、次打が打ちやすそうな、なるべく平らで、広く、目視できる範囲の地点を探すようになる。後は、そこまで届くクラブで可能な限り短いクラブを選んでリスク低減をする。ここまでしたら後は、自分を信じて振り抜くだけである。

それでもなお、ミスショットをしてしまうことの方が多い。ここでもHDCP値を意識しておくことで(ここは難しいホールなんだと)冷静さを取り戻す助けになる。起死回生のミラクルショットを狙った不用意なプレーでミスの拡大再生産をしてしまうことこそ、大叩きしてスコアを破壊する最大の原因なので、HDCP値を意識することは、結構大切なのではないかと思う。

ゴルフは「コース」なのだから、コースからぶっ飛んでお星様になってしまうような危険運転は厳禁。コースから逸脱せずスムーズに進むようにするのが、ゴルフと自動車の運転に共通するコツなのだろう。

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