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ゴーストとキャプテン・マーベルの事故。ゴーストは今後ヒーローに?

アントマン&ザ・ワスプ(2018)に初登場にしたヴィラン。

ゴースト/エイヴァ・スター
6歳の頃に父親が起こした量子トンネルの実験で、事故に巻き込まれ両親を失い、全身の細胞が"分離と収束"を繰り返す量子フェージング状態となってしまった。引き裂かれるような痛みと、死の恐怖に怯えている。

S.H.I.E.L.D.崩壊後はビルに引き取られ、彼に作ってもらった特殊チェンバーで休眠する時のみ身体のフェージングを抑制出来るようになった。帰還したジャネットの心遣いと能力により症状が緩和されて感謝を示し、ビルと共に逃亡生活へ出ることを決意する。

エイヴァの能力は、父親の量子トンネルの実験による事故で得た副産物だったのだ。

事故により能力を得た者は他にも存在する。

女性主演初の映画キャプテン・マーベル(2019)に主演として初登場。

キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース1995年、クリー帝国の首都となる星「ハラ」で、クリー人のエリート特殊部隊"スターフォース"に所属する。

飛行機に積まれたライトスピード・エンジンを破壊した際、その衝撃波(エネルギー)を吸収し、強大なパワーを得ると同時に記憶を失ったのである。

そしてそのエネルギーの正体は、ローソン博士が四次元キューブと呼んだ"インフィニティ・ストーン"のひとつ、空間を司る"スペース・ストーン"を内包した青白い立方体であった。

キャロルは、過去に起こした飛行機の衝撃波によって、四次元キューブのエネルギーを吸い取った事で、スーパーパワーを得たヒーローである。

両者はスーパーパワーを持って産まれた訳ではなく、外的要因によるものだ。キャプテン・マーベルは四次元キューブ(スペースストーン)由来で、エネルギーを吸収し程なく力を発揮してきた。アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)のサノスとの戦いでは、ワンダに続く互角とも言える戦いを見せた。

一方のゴーストは、アントマン&ザ・ワスプで、ヴィランの立ち位置になってしまったが、徹底した邪悪な心の持ち主ではない。彼女もまた実験の被害者なのである。事故による量子フェージングは、能力としての利用もされてきたが、縮小ラボの強奪は必死に生き続けたいと強く願う想いから来るもので、人を危険に晒せたり、地球征服と言った強い野望ではない。現在は、ジャネットの能力によって、治癒まではいかずとも、少しの安定を見せ逃亡の身となっている。

エンドクレジットでは、ハンク・ピム、ホープ・ヴァン・ダイン、ジャネット・ヴァン・ダインの指示の下、スコット・ラングは、ゴーストの症状を治す為、量子ヒーリング粒子の採取に取り掛かり量子世界へ。。。物語はここまでとなっており、アントマン3に持ち越されたのかはわからない。

しかし、ピム博士とジャネットによる治療と量子ヒーリング粒子の効果で、量子フェージングが安定し、さらに使い熟す事が出来れば、"量子由来のヒーロー"になる可能性があるのではないか。

もっとも事故の影響によりゴーストスーツを着ていた為、彼女にその気があるかわからないが、超人血清やテクノロジー、神、さらにはストーン由来のヒーローが存在している事から、また一味違う根源があっても面白さが増すのではないだろうか。

アントマン3(仮)は2022年目処に公開。

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