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『アベンジャーズ/エンドゲーム』唯一、知恵を持つソウルストーン、オリジナル“ハルク”もう一つの物語

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)を観賞後の悲壮感、喪失感、なんとも言えない気持ちでまっすぐ家に帰れず、コメダでパンフレットを何度も見返した4時間を鮮明に覚えている、管理人ジャポです。
映画は、ひとりで観に行くのが好きで(初見はひとりがいい)イオン系の劇場で公開一番に観賞し、「とんでもないものを観てしまった...どうすればいいんだ」こんな気分になりました。初日では、流石に考察記事がなく、数日は何も解決しない日々が続きました。よね?

さて、本題です。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の脚本家、クリストファー・マルクスをゲストにウォッチパーティー(同時試写会)が開催された。

『インフィニティー・ウォー(IW)』で、サノスの“THE SNAP”によって、生命の半分を塵と化してしまった。ソウルワールドで幼少期のガモーラと会話をしている。
一方『エンドゲーム』では、アイアンマンの“THE BLIP”により、サノス軍を消し去ったが、それは本編には収録されなかったが、成長したモーガンと会話した場面を撮影まではしたものの、試写の際、成長したモーガンに感情移入できなかったそうだ。言わば、誰なんだ?ということになり、カットされていたのだ。

ということは、『エンドゲーム(EG)』で、失われた仲間たちや、生命の半分を取り戻す為、自分の仕事だとして“THE BLIP”に挑んでいる、「スマートハルク」もまた、オレンジの世界に行ったはずだ。

クリストファー・マルクスによると、スマートハルクは以前のハルクに出会い、会話したようだ。執筆されたが、撮影はしなかったとのこと。「ラファロは来てくれたけど、ハルクはトレーラー(撮影現場での待機車両)から出てこなかったんだ。」とジョークで話している。製作陣は、ブルース・バナーとハルクを全く別の人格として考えていて、『ソー/ラグナロク』(2017)で、ハルクが会話できるようにしたものを、再び取り入れたことになる。

IWで、ハルクが出てきてくれなかった事について、SNSでは様々な考察があり、IFの冒頭でサノスとの肉弾戦で負けた事で、自信をなくした事、サノスに恐れてしまっている、またブルースに戦いの時だけ利用されるのが嫌だったと見られていたが「ハルクは、ブルースの為にヒーローを演じる事に疲れた」為だと、ジョー・ルッソ監督は考察したことがある。

EGでブルースの一年半の研究の結果、ブルースの大きな頭脳と、ハルクの超人的な体力ろと強靭な肉体の融合に成功させた。さらに、ブルースの心優しい博士の血と、ハルクの荒々しい心が、ようやく折り合いを付けたのだ。EGを観る限り、2012年のアベンジャーズのシーンでは、大人しいハルクだった為、“マッチョになったブルース”と捉えたが、、、
『ヴェノム』(2018)の家主エディとヴェノムの関係性の方が、ペット感があって面白味があるが。

IWで、惑星ヴォーミアで番人「レッド・スカル」に、“ある種の知恵があると言えよう”と言われたソウルストーンに、ブルースとハルクは、初めて顔を合わせてもらい、会話が出来たという、幻の超貴重なシーンになった。

言わば、心をなくしてしまったハルクは、どんなことばを交わしたのだろうか。

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