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このご時世でこそ見るべき最高のライブ映画でした:Oasis KNEBWORTH 1996

本日、1991年から2009年まで活動していたイギリスのロックバンド、オアシスの伝説のライブ「KNEBWORTH 1996」を題材にしたドキュメンタリー映画を見ました。
私はオアシスのファンであり、先に見た人の評判がとても良かったため、これは見なければと思い映画館に向かいました。
結果としては最高の映画でした。
コロナ禍でライブに参加することが困難な中、映像だけでライブに参加しているような感覚になる作品は早々なかったです。
オアシスファンに限らず、ライブ好き、ロック好きの方々が聞けば満足するものだと思います。

※具体的なネタバレはないつもりです。
若干の本編内容でも気になる方はここから先は読まず、映画館に向かってください。



・生のライブに参加していると勘違いする音質

ギター、ベースの低音や歪みが鮮明に聞こえ、ドラムが鼓膜に振動するライブ特有の感覚をこの映画でも同じように感じました。広範囲から轟音が聞こえ、12万人の歓声が演奏をかき消すように鳴る状況だったので本当に映像なのかと疑うほどの素晴らしい音質でした。

・1996年のイギリスにタイムスリップした没入感

この映画が観客がチケットを獲得してから、ライブの参加するまでの様子を描いており、当時のイギリスの市民の生活感がわかりやすく描写されています。ラジオやニュースの情報をもとにチケット受付や音楽ショップに急ぎ足で駆け付け、高揚していく様にこちらも影響を受けます。インターネットがまだなく、手軽な情報がない分、あらゆる媒体から必死に情報を得ることに尽力する世界観に浸っておりました。ライブ中も観客の様子をかなり描写していており、まるで現場のイギリス人の観客と一緒に騒いでいるような没入感がありました。

・リアムギャラガー、ノエルギャラガーのカリスマ性

当時は2ndがアルバムが大ヒットしており、まさにオアシスの全盛期といえる時代です。このライブの観客が2日で25万人であることもそれを物語っています。ギャラガー兄弟は自分達が無敵であるかのような振る舞いをします。特にリアムはかなり傍若無人な様を見せており、こんな俺について来いよというようなオーラを醸し出しています。実際に観客はそれに応えるに発狂します。バンドの移動手段に関してもスーパースターの待遇を受けてるもので驚きを感じました。


こんな感じで約2時間があっという間に感じました。最後の演出も中々活きな終わり方をします。
ただほんとにライブに参加するような感覚に陥り、そこそこ体力を使ったのでそこだけ気をつけてください。
目の前の音楽に浸る幸せを味わえるこの作品を是非見てみてください。
https://www.culture-ville.jp/oasisknebworth1996

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