気になったやつ

こういう妄想は楽しい。けど今だけ許される推論だと思うと、残してもいいような気がして。

磁束密度Bの磁場中で、導体棒を一定速度vで運動させた時の起電力Vを、ファラデーの法則
V=dφ/dt とローレンツ力とクーロン力の釣り合いqE=qvB の双方で計算できるという有名な話が気にくわなかったので(まあどうせ本当のところを2-3年後には勉強するのだろうが)、現状の鉄緑会で習った(つもり)の高校電磁気の知識がどうやって気持ち悪さを演出しているのかについて、書き記しておく。

ファラデーの法則で計算されるのは、磁束変化に伴う誘導起電力であり、ファラデーさんが電池のスイッチをポチポチして電磁誘導の実験をしたことでお馴染み、
磁場を動かした!
と考えた時の起電力である。こちらはなんとなく、というかdφ/dtという書き方もそうなのだが、変化率みたいな見た目をしててカワイイ。

一方ローレンツ力で計算されるのは、
電荷が動いた! 
と考えた時に発生する力から導かれる電位差Vである。講師のおじさんの説明だと、平衡状態のような考え方をしていたが、変化率的なお気持ち というよりは 電荷が移動し終えたら みたいなニュアンスを感じるものだった。

ここから感じられる違和感は、なんというか電界と磁界が慣性系を考えるときのような束縛を受けるような感覚であり、まあいずれ統一的に語られるのは言葉の知識として知っているのだが、電気と磁気を視点の一つとして見ることを薦められているような気がしてくる。
ここまで来ると妄想は止まらないもので、これはある種の相転移状態的なものなのか とか、だとすればこんなマクロな系に現れる量子的な現象って珍しいんじゃないか とにかく邪推は止まらない。
ともかく、初心者であるうちにこういうふざけた推察を楽しんでおかねばならない。


…これについて、先ほどネタバレを見つけてしまった。あらあら。4個3本だ。

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