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マーケティングゼロからの挑戦:ボストン・ビールの努力

ボストン・ビール社の創業者ジム・コックは、1984年にサミュエル・アダムズのボトルを持ってバーからバーを訪ね歩き、店に置いて欲しいとバーテンダーを説得することから始めました。創業後の10年間は広告予算をとる余裕もありませんでしたが、ダイレクト・セールスと一般大衆へのPR活動で地道にビールを売っていったのです。

その努力は報われました。ボストン・ビール社の売上は2億㌦を超え、地ビール市場のリーダーとなり、ジム・コックは、米国の富豪上位400人を選ぶ「フォーブス400」の仲間入りを果たしました。

経済的に成功するかどうかは、マーケティング能力に左右されます。商品やサービスに企業が利益を上げられるだけの需要を喚起できなければ、財務、業務、経理などのビジネス機能はあまり問題になりません。最終損益の前にまず売上がなくてはならないのです。

しかし、正しい意思決定を行うのは必ずしも簡単ではありません。マーケティング・マネージャーは新製品にどのような価値を付加するか、価格をいくらにするか、広告やセールスにどれだけの費用をかけるか、などの重大な判断を下さなければならないのです。

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