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令和時代のJPO試験合格の手引き ① 応募書類の書き方 カバーレター・レジュメ サンプル公開

国連をはじめとする国際機関での勤務を志望する日本人にとって、登竜門とも呼ばれている「JPO派遣制度」。具体的に何をすれば合格できるか情報収集をしている方が多いのではないでしょうか。2020年度のJPO試験に合格し、現在、某国際機関で勤務している私の受験経験をもとに、これから受験する方々の準備の参考として、合格のためにポイントを共有したいと思います。

なお、本記事は受験を決意して準備を進めている方を対象としてますので、JPO試験のプロセスや受験以前の心得(そもそも国連を目指すべきか等)、国際機関職員の給与、福利厚生、TOEFL対策等については、この記事では説明しません。これらについては、すでに多くの方が情報を公開されているため、適宜、他の情報を参照していただければと思います。

また、受験を検討している方はご存じの通り、JPO試験には、志望する機関によって「国際機関選考枠」と「外務省枠」の2つの選考過程が設定されており、選考方法や提出する書類の形式が若干異なります。私は外務省枠で受験しましたので、外務省枠の試験を前提にお話します。記事で公開する英文カバーレターとレジュメはどちらの枠でも必要ですが、その他の情報については基本的に外務省枠での選考を対象に書きますので、ご注意ください。

グローバル課題の解決という志を共有し、JPO試験に挑戦する方々に、この記事が少しでも有益な情報を提供でき、JPO試験に合格する手助けとなれば幸いです。

まず、この記事では、一次試験に使用する以下の書類について順に説明していきます。

・ 和文応募用紙
・ 英文応募書類(JPO Personal History Profile)
・ 英文レジュメ
・ 英文カバーレター

*一部機関宛ての英文応募書類は形式が異なるので正しい書式を使用しているか注意。

なお、必要な書類は外務省国際機関人事センターHPにある募集要項で記載されてますので、必ず確認しましょう。

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