【応用編】ローソク足組み合わせパターン6種
今日の記事は、前回の基本のローソク足を組み合わせた応用編。このパターンを覚えて、上昇から下降トレンドのサインや、下降から上昇トレンドのサインを見逃さず、株式投資で勝つ可能性をより上げる事ができます。
前回の記事はこちら↓
ローソク足組み合わせの種類
ローソク足のシグナルには、反転パターンと、継続パターンが存在します。
①反転パターン
もともと上昇トレンドだったのが、あるローソク足のパターンの発生により、下降トレンドに変わるという事。
もしくは、下降トレンドから上昇トレンドに変わるという事。
反転パターンでは、このローソク足がどこで発生していくのかを見ていきます。
②継続パターン
上昇トレンドだったチャートがあるシグナルで、再び上昇トレンドが再開するという事。または下降トレンドから、あるシグナルが発生する事で再び下降トレンドが再開する事。
継続パターンでは、直前のトレンドが何だったのかを見ていきます。
では、ローソク足の組み合わせを見ていきましょう。
1,スパイクハイ
上昇トレンドの最終局面で長い上ヒゲが発生する
下降トレンドへの転換のシグナル
ちなみに、長い上ヒゲのローソク足には類似系があり、どれが発生しても同じことが言えます。
2,スパイクロー
下降トレンド最終局面で、長い下ヒゲが発生
上昇トレンドの転換を示唆するシグナル
こちらも、長い上ヒゲ同様、長い下ヒゲのローソク足には類似系があり、どれが発生しても同じことが言えます。
では、以下の図で見てみましょう。
①では、スパイクハイが発生しています。
スパイクハイというのは、もともと上昇トレンドだったのが、長い上ヒゲのローソク足が続いてる部分=強い売り圧力があるのが分かります。そして高値を更新できず、売りの方が強い状況になったという事です。
②では、下降トレンドが発生し、安値圏でスパイクローが発生しています。
3,スラストアップ
一個前のローソク足の高値を上回って確定
買いの勢いが一貫して強くまだまだ上昇する可能性
どういうことかというと、
元々上昇トレンドだったのが、再度上昇トレンドの高値を更新して陽線が確定しているのので、まだまだ上昇トレンドが継続するというサイン。
4,スラストダウン
一個前のローソク足の安値を下回って確定
売りの勢いが一貫して強くまだまだ下降する可能性
どういうことかというと、
元々下降トレンドだったのが、再度下降トレンドの安値を更新して陰線が確定しているのので、まだまだ下降トレンドが継続するというサイン。
下の図で見てみましょう。
①の部分で、スラストアップが発生しています。
下の図で、高値と高値を結んだレジスタンスラインがあり、そこはもともと強い売り圧力が存在しているところです。①は、そのレジスタンスラインをスラストアップで抜けているので、非常に強い上昇が発生していると言えます。そしてレジスタンスラインを抜けた後も上昇し続けています。
5,包み足(陽線)
一個前のローソク足の高値と安値が包まれる形
一個前のローソク足の始値を実体で超えている事(上ヒゲが包んでいたら包み足とは言わない)
下降から上昇への転換を示す
なぜこれが下降から上昇への転換を示すのかというと、右の陽線が、一旦安値を更新するも、それを打ち消すほどの強い買いがあったから。つまり、下降トレンドから上昇トレンドへの転換点だと言えるのです。
6,包み足(陰線)
一個前のローソク足の高値と安値が包まれる形
一個前のローソク足の始値を実体で超えている事(下ヒゲが包んでいたら包み足とは言わない)
上昇から下降への転換を示す
なぜこれが下降から上昇への転換を示すのかというと、右の陰線が、一旦高値を更新するも、それを打ち消すほどの売り買いがあったから。つまり、上降トレンドから下昇トレンドへの転換点だと言えるのです。
では、下の図で見てみましょう。
①では、陰線の包み足が発生しています。この長い陰線は、一旦高値を更新するも、強い売り圧力があり、そのあと下降トレンドとなっています。
②は、陽線の包み足が発生しています。もともと下降トレンドだったのが、一旦安値を更新して、そこから強い買い圧力が発生し、上昇トレンドへ切り替わったといえます。
今日はここでおしまい!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。★
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