見出し画像

【Gapyear体験記#4】 野村優妃さん


名前 野村優妃
年齢 24歳 
期間 2017〜2019 (高校卒業後から)
滞在国 フィリピン、台湾、日本

画像1


現在の活動(職業や学業)

株式会社リベラベル 代表取締役
起業してサービスつくっています!

ギャップイヤーを選択した理由は何ですか?

ギャップイヤーは取ろうと思ってとったわけではなく、あとからこの経験がギャップイヤーだったんだなと気が付きました。実は高校卒業間近まで弁護士を目指して法学部に入るための勉強をしていました。そんな中、本当に弁護士になりたいのかを考え直しはじめ、ジャーナリストなどほかの選択肢を模索し始めた時、起業家のジャック・マーについて書かれた本に出会い、私がなりたいのは起業家だと思い起業することを決めました。それまで大学は何かになるために必ず通る道だと思っていたけれど、”就職”ではなく”起業”の道を選択するのであれば大学に行かなくてもいいと気が付き、高校卒業後のタイミングでの大学進学をやめました。ですが大学進学が選択肢の一つになっただけなので、今後学問として学べるだけの時間的・経済的・精神的に余裕ができた時に行きたいなと今でも思っています。カフェや居場所づくりをしたいというイメージは高校生のころからあって、「23歳までに起業する」と決めていました。

ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていましたか?

まずはバイトを掛け持ちしながら、環境を変えるための資金をどうやって貯めるのか、いつまでに何を始めようかなどを模索し、プランを立てていました。私が影響を受けたジャック・マーは、コミュニケーション能力が高く語学が堪能。自分も英語と中国語を学びたいと思い、1年弱フィリピンへ語学留学、そして半年間台湾で中国語を学びました。フィリピン留学は新しい価値観や環境が刺激的で、めちゃくちゃ楽しかったです。台湾にいる間はユーチューブをやったり、アジアやヨーロッパの国々へバックパッカー旅もしていました。

画像2

↑フィリピンでの1枚

画像3

↑台湾での1枚

画像4

↑台湾での1枚

そんな中、同い年の友達が就活をし始めたタイミングで、事業について真剣に向き合わなきゃいけないと思い、同じ年で起業した人はどんな事業をしているのか分析したり、起業を通してどんな社会にしていきたいのか言語化するようにしました。その後、2週間後には帰国し、東京暮らしを始めることになります。帰国後は英語と中国語を使った通訳の仕事をしたり、スタートアップのマーケターとしても働き始めました。そのほかにも、ビジネスコンテストで自分の事業を言語化したものを見てもらったり、イベント参加・開催など、今思えば忙しくいろんなことをやってました。「無関心層の人たちを何かの入り口をきっかけに引き込みたい」という想いはこのころから変わってないなと思います。そんな中コロナ渦になってしまい、元々つくろうとしていたサービスを一旦お休みして、趣味で行っていたストローのプロジェクト(https://dlinkstraw.studio.site/)に力を入れて進めることにしました。

ギャップイヤー中の経験が、今の生活(仕事や活動等)にどのように活きていますか?

起業とギャップイヤーは似ている部分があると思っています。会社をどういう風に育てるかって全部自由で答えもない。だからこそ会社がどん育って欲しいか、会社を通してどんな社会にしたいのかをゼロベースで自分で考えます。何年後までにこれをやりたいからそのためには、、、と計画していく過程はギャップイヤーの過ごし方とまったく同じです。その点では答えのない道をどう作っていくかをギャップイヤーの時期に経験できたのは必ず今後に生きてくると思います。違うこととしては、ほかの人の時間と人生を頂くかどうかですね。今そこと向き合っています。

ギャップイヤーを経験してよかったと思うことやメリットがあれば教えて下さい。

ギャップイヤー中にした経験は何にも代えられない資産になっていると思います。「自分にとって何が得られるんだろう」っていうのを常に考えていればどんな経験も必ず糧となり今後の人生につながると実感しました。あとは、大学では就活の期間が決まっていたり、卒業まで4年間であったり、こちら側が当たり前のようにこの情報を受け取っているけど、そのルートから外れるとまっさらな更地で嫌でも全体像を考えなきゃいけなくなるので、社会の構造を俯瞰して見れるようになりました。また自分と向き合うとポジティブ思考にもなっていきました。当時から、周りの人に「なんでそんなに強くいられるの?」と聞かれたりしましたが強くいなきゃ生きていけないと思っていました。将来はもっと選択肢が広がり、誰もが自分に合った道を選べるようになると、必ずしも強くないと選べない選択ではない世の中になると良いなと思います。

ギャップイヤーについて気になっている方々へのメッセージをお願いします。

無駄なことなんて1つもないよって伝えたいです。高校生のころ、大学進学をやめると友達に行ったときに、「ゆうひがそれをしたいと思ってるなら私はいいと思う」って言ってくれ、Everything happens for a reason(すべてのことに意味がある、何事も理由があって起こっている)という言葉をくれたのが今でも心に残っています。その理由をいかに大切にしていけるかが重要だと思います。既存のレールに対してのアドバイスじゃなくて、自分の立場になって考えてくれる人が一人もいるんだったらこの選択でいいなと思いました。周りの賛同をもらえない時にその人の選択を尊重してくれるような人がこの記事や活動に集まってるから心配しなくていいよ、と背中を押したいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本ギャップイヤー協会とは


”日本でギャップイヤーを広める、支える”ことを目標に活動しています。毎月7日、日本時間19:00からオンライン交流会を行っています!現在ギャップイヤー中の方、ギャップイヤー経験者の方、そしてギャップイヤーに興味のある方は是非是非参加してみてください!

質問等ありましたら、InstagramのDMまでよろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?