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Second winter - 4年に1回の閏日

2月最後の日。
先日はFool's Springで妙に暖かい日があったが、その後の寒い日々をSecond Winterというそうだ。主にアメリカ北西部の冬から春にかけての気候のことだが。さしずめ日本なら三寒四温といったところだろうか。

4年に一度の閏日。仕事を休んだ。
本当は映画でも見に行こうと思っていたが、見たい映画の時間が合わず断念。台東区にある書道博物館へ行く。現在、呉昌碩(ごしょうせき)の生誕180年を記念した展示が開催されている。詩・書・画・篆刻に秀でた近代中国で最も優れた芸術家と評される呉昌碩。書作品だけでなく、篆刻や水墨画など、幅広い作品が持つオーラを堪能してきた。奮発して図録も購入。

芸術の宝石箱や〜と言いたくなるほどの幅の広い作品群。4つの博物館で開催されている。
朝倉彫塑館も近いので行きたかったがこの日は休館日。残念。

書道博物館は鶯谷のラブホ街の真ん中にひっそりとただずむ地味な博物館であるが、さまざまな企画展でいろいろな角度から書家や書道を楽しむことができる。さらに、館内のあちこちに貼られている注意書きがおもしろい。「大してインスタ映えもしないので写真撮影はご遠慮ください」とか、「防犯カメラこっそり作動中」など、ちょっとユーモアある文言とユニークな筆文字で、無味乾燥になりがちな注意書きもクスっと笑える。

これだけで書道作品になる
館内注意書きが堅苦しくならないようにとの学芸員の方の配慮が伺える。
他にも楽しいものがあるので紹介したいが、いかんせん館内撮影禁止なので、残念。

昼は日暮里駅の近くに昨年オープンしたという小さな台湾料理のお店「台湾手作工房」でルーローハンセットを食す。意外に炒めた小松菜の付け合わせ(写真右下)が美味。もちろんルーローもおいしかったし、豆花も優しい味でほっこりした。若い台湾人女性がきりもりする店。台湾茶でゆっくりしようと思ったが、昼時で混んできたのでまた次回の楽しみにとっておいて店を出る。

見た目よりもボリュームあり。よく煮込まれたルーローが旨い。
お茶は台湾緑茶。台湾のなつかしい香りがした。
右上のビールは飾り。

帰宅にはまだ早かったので、自宅近くの梅林が有名な神社へ寄り道。2月なかばに暖かな日があったせいで花はだいぶ咲き終わっていた。「例年なら今頃満開なのにね~」と知らない人と話しながら残った梅の花の写真を撮る。

可愛らしいピンクの小梅ちゃん
比較するものがないのでわかりにくいが、この梅はかなり大きい。
「デカい」と表現したくなるような花弁であった。
梅の花がはらはらと散ってくるので、おや?と見上げるとメジロが。
どこからともなく沈丁花の甘酸っぱい香りが漂ってくると、春を感じる。
ちなみに2年前の3月9日ごろの写真。まだ満開であった。
天候不順で開花時期が早まってしまうのかな。

次の閏日は4年後の2028年。私は○○歳。温暖化が進んで桜が咲くような気候になっていないことを願うばかりだ。


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