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Spring of Deception ー 春の暖かさに騙されて

Spring of Deception … 欺きの春、とでもいおうか。3月上旬、ちょっとだけ暖かくなって、そしてうかうかしていたらまた冬に逆戻り。Third Winterー3番目の冬というやつか。耳あてつきの帽子をまたひっぱり出す。

暖かくなってきたかと油断していたら先日ぎっくり腰になった。体が冷えるとグキっ!っとやってしまう。まさに春に欺かれた気分だ。およそ1年ぶりの再発で、思い起こせば毎年この時期にグキグキやってくる。年中行事化しつつあるが、そんなのイヤだ。

安静中につき数日仕事を休み、家事もせず(これはいつもやらないが)、まともに動けないのでパソコンをいじるしかない。で、以前撮った写真のアルバム整理をしていたら、春のカワイイ花たちが出てきた。春の日差しを浴びた花の微笑みで日向ぼっこでもしよう。

賑やかな紅梅。玉ボケもいれていっそう賑やかにした。
乙女椿。まさに乙女のようにひっそりと咲く姿が可憐。葉っぱの傘を乗せて。
中央の蕊(しべ)の部分が大きい。花弁のふちがほんのり白いのがポイント。名前はわからん。
真紅のドレスのような見事な紅乙女。
そうえいばそんな名前の焼酎があったな。
スズランズイセン。またの名をスノーフレーク。
わたし的にはランプシェード・フラワーと命名する。
キフジともキブシともいわれる。「森のイヤリング」とこっそり命名。
木にじゃらじゃらと咲く姿は壮観。
サンシュユ。
線香花火がパッパッと花開いているよう。
マンサクの花。錦糸卵に見えてしまうのはわたしだけだろうか。
ミツマタの花。
ミツマタという名の如く、枝が三つに分かれている。
和紙や紙幣の原料にもなるそうで、花を近づけると良い香りがする。

英語でも(特に北米の寒さ厳しい地域だが)、いろいろな表現をして春を待ちわびる。なかなか風流ではないか。洋の東西を問わず、歩き始めたミイちゃんはいるものだ。
 
Winter
Fool’s Spring
Second Winter
Spring of Deception
Third Winter
Mud Season
Actual Spring
 
というように、本格的な春を迎えるまでに、いろいろな季節をやり過ごさねばならぬ。何事も一筋縄ではいかないように。回復したり再来したり、ぎっくり腰との付き合いもそんなもんかなあ。

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