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Twitterファイル#10:Twitterとホワイトハウスがどうやってコロナ/Covidの議論を潰したか

12月26日に公開されたTwitterファイル。今回はコロナ/Covidについての言論統制がどのように行われていたかが明らかになりました。
この件はいまだに日本で起こっているので、全翻訳と判断!

ワクチンの情報操作の流れと実際に行われてきた事が書かれています。

Twitterはコロナ検閲が終わり、人々が議論できるようになりましたが、日本ではいまだにテレビでワクチンを打つように促し、恐らく世界で最後のワクチン消費国となっています。

● 個人的な解説や、意見には文頭に絵文字が入っています。
● 医学の専門家でも翻訳のプロではないので、間違えている可能性はあります。

さて!今回も長いよ~。でも有益だよ~。


2022.12.27  David Zwelg

僕は常に報道の仕事は権力に対して懐疑的である事だと思っている。特に政府の権力。なのに、コロナのパンデミックで大手メディア各社が公的保険機関のただの広報になってしまった。その公的保険機関は内部の反対意見を一掃し、外部の専門家に対しては信用を傷つける事で完全に足並みがそろっていた。

Twitterは熟練の専門家たちにとって、政府の方針とは違う別の見方を発表でき、興味のある市民がその情報を手に入れられる場となっていた。よく閲覧されていたのは、他国がコロナに対してどのような対応を取っていたのかだった。

しかし早い段階でTwitterは一定のコンテンツのみを取り上げ、別の視点からの意見や科学的証拠まで消してしまう。

あれは僕の思い違い?
それとも僕もみんなも目にしたあのパターンは意図的だったのかな?
アルゴリズムがおかしくなっただけ?
それとも他の理由?
コロナについてシェアされた何千万もの人々の声は、何が拡散されて、何がバンされたのだろう?

Free Press(報道機関)の人が、Twitterに行って何が起こっていたのか見てみる気はないかと聞かれてすぐ僕はニューヨークを発つ飛行機に乗った。

僕が見つけた事を書きます。

Twitterはどうやってコロナの議論を潰したか

  • アメリカ政府の方針に不都合なものは事実でも消す

  • 異論を唱えた医師や専門家の信用を下げる

  • CDCのデータを引用している普通のユーザーですら消す

今までのTwitterファイルで、アメリカ政府は自分たちの政治の為にFBIを使いTwitterのポリシーまでいじっていた事が判明している
コロナについてはTwitterや他のSNSで特定のコンテンツ取り上げ、それ以外は下げる行為が行われていた。

トランプ政権時代の情報操作


プラットフォームの操作はトランプ・バイデン大統領両方の政権で行われていたが、トランプ政権では主に、パニックによる買い占め行動を抑える方向に助けを求めていた。

当時のトランプホワイトハウスの要請を記した内部資料では「買い占めの誤情報の抑制」と表現されている。しかし買い占め行動は実際に起っていたので厳密には「誤情報」ではない。

対象はTwitterだけではなく、Google、Facebook、マイクロソフト他。

バイデン政権移行後

バイデン政権の方針は「アメリカ国民がコロナを怖がらせ、安全だと言われる事を忠実に実行させる」ことだった。

2021年7月、公衆衛生局長官のヴィヴェック・マーシーは勧告を発表。それはWHOが”インフォデミック(💡インフォメーション+パンデミック)と呼んだ事を引用し、誤情報を消す為にソーシャルメディアは強気の姿勢を見せるべきと言う内容だった。
「厳しい対応を取るように言っています。もっとアグレッシブに行動を取るべき。これ以上待てない」-マーシーは言った。

この情報はすでにTwitter内部へ直接伝えられていた。
バイデン政権発足後、Twitterとホワイトハウスの初めての会議では、反ワクチン活動家のアカウントについてだった。これにはアレックス・ベレンソンが含まれる。

アレックス・ベレンソンが何故特別視されていたのかと言うと、ロックダウンとmRNAワクチンを懐疑的にに見ているジャーナリストだったからである。そしてTwitter上で何万人ものフォロワーも持っていた。

さらに2021年夏マーシーの声明の後、バイデン大統領が「ソーシャルメディアがワクチンの誤情報を垂れ流して人々を殺している」と発言。このコメントの数時間後にブレンソン氏のTwitterのアカウントは凍結され、後に永久凍結となった。

その後ブレンソン氏はTwitterを相手取り訴訟を起こした。後に和解し現在はTwitterに復帰したが、この司法取引でTwitter社は内部文書の開示しなければならなかった、その文書には、バイデンホワイトハウスからTwitter社へ「ブレンソンをどうにかしろ」との圧力があった事が示されている。2021年4月。

最近のTwitterとホワイトハウス

2022年12月(💡イーロン買収後)のホワイトハウスとTwitterの公共政策トップのローレン・カルバートソン会議内容報告で、ホワイトハウスの圧力、つまりTwitterのコンテンツを直接的に操作しようとしていた事が分かる。

カルバートソンはバイデンチームが”とても怒っていた”と記載している。Twitterが十分にアグレッシブ(💡攻撃的or侵略的)に複数アカウントのバンを行わないとの理由だ。

Twitter幹部は完全にバイデンチームの言いなりでは無かった。内部コミュニケーションを見ると、従業員たちはモデレーション(💡情報操作)について深く議論していたし、政府が示した要求よりも「言論の自由」を重んじていた事を示している。

しかし、Twitterは確実に人々の意見の見え方を抑制した。ベレンソンのようなジャーナリストだけでなく、様々な見方を表現した医学や公衆衛生の専門家たち、正式の学術論文でさえ政府の方針に沿っていないとターゲットにされた。
結果として、コロナウイルスについての発見や疑問は消滅。それによってもたらされた結果も闇の中だ。

Twitterで見つかった大きな問題3つ

1.コンテンツの操作はBotまたは機械学習AIにより行われた

イーロン・マスク氏買収前からTwitterに勤めていたエンジニアや幹部に何時間も聞き、基本的なモデレーションの手順を説明してもらった。
まず、Botに何を探すのか覚えさせる。
スキャンを繰り返し、手動で入力や調整を行っているうちに、時間と共に検索結果の精度が増す(💡拾う情報が少なくなる)。それが前提としてあった。
テクノロジーは素晴らしいが、このような微妙な調整を求められる作業にBotは荒すぎた。デジタル機雷除去船をソーシャルメディアにぶち込むと、作業中に安い魚だけではなく、イルカまで仕留めてしまう事があるのだ。

2.モデレーション(情報操作)の外注はフィリピンなどの海外

作業者には決定木(Decision trees-絞り込み用テンプレート的なもの)が渡されていたが、専門家でない人が心筋炎やマスク使用の効果測定などの複雑なトピックについて裁断する事は難しく、エラー率が高かった。
遠く離れた国の小さな事務所に座っているリモートワーカーが、医療分野の取り締まりを細部まで行うと言うのは馬鹿げているように見える。

下記に提示するのは、イーロン・マスク氏が着任してから利用停止された、決定木のテンプレート。海外の外注がこのツリーを使って質問を通して決断するもの。質問に答えて行くとどうするべきかが分かる仕組み。

😫てか作ったの誰だよ。絶対医学的監修いるだろ!!日本語版もあるのかな・・・

3.最重要:Twitter幹部の責任


彼らがbotと決定木(デシジョン・ツリー)のインプットワードを決めた。
彼らはアカウント停止に燃えていた。
人々も機関も、個人的偏見と集団での偏見があった。

ツイッターにおけるコロナの偏見は、組織として大きく偏向していた。対抗する内容のコンテンツが必然的に「誤情報」とラベルされ、医師や、真実の情報や意見をツイートした人々のアカウントが停止されていった。


Twitterの情報操作の例

ハーバード大学疫学者クルドルフ教授の場合

ハーバード大学医学部の疫学者マーティン・カルドルフ博士は、アメリカ政府とアメリカ左派(Twitterの従業員のほとんどが左派)に対抗するツイートをした。

2021年3月15日ーワクチンについて

これを見たTwitterモデレーターはアクションを起こす。

クルドルフ教授の言っている事は専門家の意見であり、多くの国々はこれと同じワクチンのポリシーを採用している。

しかしTwitterのモデレーターにより、”CDCガイドラインに沿わない”と言うだけで「誤解を招く」とラベルが貼られ、リプライとイイネが不能になった。ツイッターのコア機能である「人々が見て、シェアする」と言う機能が効かなくなったのである。

Twitterの内部ファイルは、ワクチンとパンデミック対応策についての多くのツイートが、CDCガイドラインと違う、またはかけ離れていると言う理由だけで「誤解を招く情報」とラベリング、削除、またはアカウント停止にまで発展していた。

❗CDCのデータを貼りつけても”誤解を招く” Kelley Kの場合

18,000人のフォロワーを持つ自称公衆衛生ファクトチェッカーのKellyKga氏は、CDCのデータを引用して「コロナは子供の死因の一位ではない」と言う事を述べたが、これも”誤解を招く情報”としてラベルされ、イイネとリプライができなくなった。

Twitterの内部記録では、このツイートはBotがフラグを設定、"タトル"
(システムが通報を多く受け取った時の呼び方)を受け取ったために人間がマニュアルで確認した。
CDCのデータを引用しているにも関わらず、誤情報ラベルが貼られてしまった。
これは実際の誤情報へのリプライだった。コロナが子供の死因の第1位になった事は一度もない。しかしこの「誤解情報」にはラベルがない。

💬嘘と本当が逆転してしまう事が、どれだけ恐ろしい事か、例えば子供に「ハチの巣を見つけたら棒でつつかないと刺される」と逆を教えたら何が起こるだろう。それが起こらないように「ハチの巣を見つけたらその場を離れる」と教えておくわけだ。

人間であれアルゴリズムであれ、本当の事なのに”嘘”のラベルが付けられ、本当を伝えた人がフラグ付きで見え方を抑制されていた可能性がある。

バタチャリア教授の場合

スタンフォード大学の衛生対策教授のバタチャリア教授は、病弱な人々を守る事に力を入れ、ロックダウンを終わらせるべきだと主張したが、これは密かにトレンドブラックリストに入れられてしまった。

Twitterファイル#2 シャドウバンより

💬Jano補足。言論統制はTwitterだけではない、他のTwitterファイルで明らかになっているのは、Facebook、Redditなど他のプラットフォーム、そしてWikimediaまでが統制の対象だった事が分かっている。
試しにバタチャリャ氏を調べると、彼のキャリア、書籍情報より前に「非論理的で実行不可能」な事を言ったと書かれてしまっている。

2022-12-29調べ
https://en.wikipedia.org/wiki/Jay_Bhattacharya


感染症倫理チームの医師が引用した研究論文に「誤情報」

若者におけるmRNAワクチンと心臓発作について、イスラエルで発表された論文を引用した医師のツイートにも「誤解を招く情報」ラベル。

ロードアイランドの医師はストライクカウントで永久凍結

アンドリューボストム氏は複数回ストライクで永久凍結された。ストライクのうちの一つは、アメリカで発表された医学研究論文をシェアし、それにコメントをポストしたものだった。

ボストム氏の弁護士がTwitter社に問い合わせて得た、Twitter社の回答書で、違反5のうち、本当の違反はひとつだけと記載されている。

🤔弁護士通すとこんなに丁寧に対応してもらえるのね。

違反があったとされた一つのツイートについても、完全に正論であった事が判明した。このツイートの問題点は、子供のインフルエンザとコロナに関するリスクの表記が「保険機関の意見と違う」だけだった。

上記ツイートはBotによりフラグを付けられたが、手動で・・・人間によって操作された。Twitterのアルゴリズムも人間も偏向していると長い間言われてきたが、それが暴かれたのである。
「全く理不尽だ。どう対処したらいい?どうすればいいんだ?」
この事実を知ってボストム氏に電話すると彼はそういった。

その後12月25日のクリスマスの日、彼を含めた医者や専門家たちが一斉に凍結を解除された

😍クリスマスにお医者さんや専門家を人々の声としてプラットフォームに戻すなんて素敵過ぎ!偶然かもだけど。

人間のバイアス例からコロナの情報操作を考える

大きな波紋となった当時のアメリカ大統領のツイートを例に挙げて人間の認識の偏りを考える。
トランプ大統領のツイートは常にTwitter社内の議論の的になっていたが、下記のツイートも例外では無かった。

💡トランプ大統領がコロナウイルスにかかり、治療を終えてホワイトハウスに戻る事の報告ツイート。

Twitter社内のやり取り。
当時Twitterの副法務顧問(元FBI)のジム・ベイカーが、コロナ誤情報ポリシーに違反していないか?と社内に聞いている。
これに対し、当時Twitterの信頼・安全部トップのヨエル・ロスは「楽観論は誤情報ではない」と返答している。


コロナパンデミックを通して、Twitterは人々の懸念よりも政府の政府方針を優先してきた。その視点に対し疑問を投げかけること、例えば子供の感染リスクの低さや、ワクチンの有効性や安全性を疑問に思う事は、モデレートの対象になり抑圧された。

ビッグテックや大手メディアが持つ権力で、人々の議論が形作られていくのか、確かにそうとも言えるが、そんなに単純な話ではない。

この言論統制の結果は、様々な物語を生み出す事になった。

アメリカ国内の子供たちは学校へ行けなくなり、特に裕福でない子供たちには数学や国語の学力がはるかに遅れてしまった話
一人で隔離されて息絶えた人々の話
閉鎖を余儀なくされた零細企業の話
サンフランシスコの真ん中で、マスクを外す事が出来なくなった20歳の若者の話。

もし、信じられていたように、Twitterが人々の議論の場としてオープンなままだったら、これらの物語は何か別のストーリーになっていたのだろうか?


翻訳メモ:
我々が見ている物は操作されているのではないか?
疑問を持つことは悪ではありません。
話し合ったり報告し合ったりするのは、人類が繰り返してきた営みであり、これなくして現在の豊かな生活は存在しません。

日本の徹底的な情報操作に気が付いた人、疑問を持っていた人々が事実に触れて色々考える素になれば嬉しいです。

昨日Twitterで愚痴ったけれど、近所のオバサンたちや兄弟の具合悪く、母が涙目になっていたので、怒りで翻訳しました!


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