ノッティングヒルの洋菓子店(オンライン試写会)


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感染症が流行る前は、よく試写会の応募をして、友達を誘って行っていました。でも、今年に入ってからは全く行けていませんでした。オンラインでの試写会があることを知って応募したら、当選して、自宅でゆっくり楽しむことができました。映画鑑賞後、素敵なかわいいお菓子が食べたくなる人もいれば、和菓子を食べたくなる人、故郷を思いだす食べ物を食べたくなる人もいるかもしれません。そして、大切な人に連絡したくなるかもしれません。

今回は以下の3つに絞って感想をのべたいと思います。

①誰かのために生きることが自分のためになる

②故郷を思い出す

③まとめ


①誰かのために生きることが自分のためになる

親友のサラとイザベラは、念願の洋菓子店をノッティングヒルで開くことになりますが、サラが帰らぬ人となりました。イザベラは、途方にくれますが、サラの娘クラリッサの後押しとサラと絶縁状態にあった母ミミの支援もあり、3人でお店をオープンすることになりました。しかし、パティシエがいなくては、お店もオープンできません。そこにサラの元カレで二つ星レストランで活躍中のシェフのマシューが登場して、はれて「ラブ サラ」がオープンすることになりました。

ここで、注目したいのが、ここに集まった4人は「自分の」ためにではなく、亡き「サラの」ためにお店をオープンしようとしたことです。自分の気持ちや将来を差し置いても、彼女が成し遂げられなかった事を代わりに達成してあげたいという気持ちがあったのです。サラは亡くなっていますから、見返りは何もないのです。何も!

自分に置き換えて考えました。私にこんなことできるかと。愛する人の夢のために、自分がそれを成し遂げよう、いや、成功するとは限らないのです。それでも、挑戦する勇気はあるか。すごく、難しい問題だと思いました。だから、この4人の登場人物の勇気に私は感動しました。うまくいくと思った4人ですが、お客さんは来ず、苦労します。でも、神様はそういう、自分を捨てて人のために生きる人に報いてくれます。あるミミのひらめきによりお店は大繁盛するのです。

最近読んだ本ですごく共感できたことがありました。

この世は個人主義が広がりすぎている。多くの人が、自分、自分となっている。自分に集中しすぎ、周りが見えなくなっている。でも、みんなが知っているように、自分が完璧なることはないのです。よりよくなることはあっても、そこで人間の欲は終わらないのです。もっともっととなっていくでしょう。人は、自分で自分を満たすことはできないのです。だから、もっと外に目を向けるべきなのです。そこで、人を助けたり、施したり、人に何か(ものでなくても、特技や強みを活かした技術なんでも)を与えたりすることで、自分が満たされていくのです。

まさに、この映画の話とシンクロする部分があるなと思いました。

彼らは、サラのために動いたのです。そして、自分の人生を見つめなおす、きっかけを持てたのです。それぞれの悩みが少しずつ、ラブ サラを通して、解決していきます。最初はロンドンの天気のように曇り空の彼らの表情は徐々に、時々あるすっきりとした晴れ模様の笑顔に変わります。あの、満たされた表情を見て、すごく私は心が朗らかになりました。

見返りを求めず、人に与える、施すことでそして、人のために働くことで、思いもしなかった転機が訪れ、結果自分のためになるのです。



②故郷を思い出す

私は社会人になってから半年ほどロンドンに留学しました。この映画のノッティングヒルなんて、何度行ったかかわかりません。誰かが、私を訪れるたびに、ここに連れて行きました。パステルカラーのおうち、マーケット、有名な本屋さん、雑貨屋さん、お店、行きかう人々、すべてが懐かしかったです。思い出がたくさんあります。今でも、大好きで、また訪れたいと思っています。

留学生活はとても、とても楽しかったです。でも、つらかったのは日本食が日本のコンビニやスーパーレベルのもので、日本ほど安価に簡単に手に入らない点でした。少しでも、節約のするために、白米を食べたいときはジャスミンライスを食べてました。スーパーのお寿司は、悲しくなるほどでした。アジアンフードのお店に行けば食べれますが、やはり日本ほどは安くないです。私はこの時、故郷の日本の食文化のすばらしさを改めて実感しました。他のものは別に美味しいんですが、日本のレベルを期待するのは間違っていましたね。半年くらい余裕だろうと思っていた私はおろかでした。

母が私を訪れてくれた時、あきたこまちを焚いてくれて、涙が出そうなくらい美味しかったんです。母が大笑いしてました。その話を母にしたくて連絡して、あの時はありがとうと伝えました。

この映画は、故郷のお菓子をテーマにしています。外国で、母国のお菓子が手に入ったら、身も心もみたされますよね。ここに出てくる外国人の気持ちが身に染みて私にはわかります。わたしだったら、一生懸命再現してくれた、シェフに会いに行って直接ありがとうを伝えると思います。それくらい、自分が育った国の食べ物というのは、人生において大切なんだとおもいます。

日本ではスーパーに行けば和菓子のセクションがあって、コンビニにも和菓子は売っています。あたたかい緑茶、ほうじ茶、玄米茶すぐに手に入ります。当たり前すぎて、目にもともらなくなっていたり、新しい流行りの外国のから来たお菓子やカフェが出て、かわいかったりすると、そちらに目が行きがちです。だから、ついつい、母国の食についての大切さがわからなくなってしまっている時もあります。でも、日本人として、外国人の夫を持つ妻として、将来母になる者として、日本食について学び、少しでも日本食のすばらしさを伝えれたら、日本の先人たちにも喜んでくれる気がします。

③まとめ

今回この映画を通して、見返りを求めず人のために働くことが自分のためになるという再確認ができました。また、自分にとって日本食がどれほど身も心も満たしてくれるかを改めて感じ、日本食について勉強したいと思えるようになりました。

<終わり>

オットレンギというカフェがこの映画に協力しているみたいなので、次回イギリスに行く際はそちらに行きたいと思います!

映画鑑賞後、すぐにセブンイレブンに行って、塩大福とプリンを買いました!

甘いものは人を幸せにする!間違いない!

きっと皆さんも映画を観たあと、美味しいものが食べたくなるでしょう。映画鑑賞後に行く、お店を決めておいた方がいいとおもいます!







みなさんも、この映画を鑑賞後は、自分の大好きなお菓子を食べてくださいい。故郷を思い出すような、懐かしいお菓子をぜひぜひ召し上がってください。

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