脱サラして驚いたこと10選 ー前編ー
こんにちは、なぜか日曜の夕方になると憂鬱になってしまう、まだまだサラリーマン気質が抜けない元リーマンミュージシャン改め、脱サラミュージシャンのヤンです。みなさん元気に働いてますか。
今日は私が脱サラして驚いたことを書きたいと思います。まず第一回目は10位から7位をどうぞ。
10位:自分を律するの激ムズ!
ヤダヤダ!まだ寝てたいよう!
まず驚いたのは、朝決まった時間に起きなくていい。そして夜は明日のために早く寝ることを意識づける必要性が、サラリーマンだった時ほどは無いため、いつでも何やっても基本自由です。だから、朝絶対7時に起きよう!って思っていても、まあだいたい午前9時頃かひどいと前の晩に夜更かししてしまい朝11時くらいに起床してしまう、なんてこともありました。会社に行くという前提であれば絶対何があっても起きるし、起きなきゃいけないから「海外ドラマあと1話見たいけど寝るか、、、」と自分を律してました。
それが完全になくなったことで、前日は「ようし、明日こそは7時に起きてランニングするぞっ」と思っていても、当日朝、目覚ましのアラームが鳴るや否や小学生ばりに「ヤダヤダ!まだ寝ていたいよう!」となってしまうのです。いい大人なのにあら不思議。朝起きる習慣をつけるには、朝何かご褒美を用意しておくと良いそうです。でも今の私にとって朝の一番のご褒美は「二度寝」です。私が自分を律するにはもう少し緊張感ができるようにより高度な仕事を取りに行かないとですね。
9位:暇になったら始めようと思ってたことは暇になっても始めない(うん、なんとなくわかってた)
これには本当に驚きました(なんとなくはわかってたけど)。会社を辞める前は、「これからはストレスフリーな毎日だから色々できるゾッ!」って思ってました。
例えば、朝は7時に起きてランニング、帰ってきたらヨガをして、メディテーション(瞑想)。そしてスムージーでも飲みながら朝日を浴びて今日のニュースとメールをチェック。図書館へ行って週の前半には学校の課題を終わらせて、自分の将来のための投資とネットワーキングに時間を割く、さらに空いた時間でジミ・ヘンドリックスを全曲コピーし、週の前半で課題が終わっているから土日は映画館や美術館を優雅に巡ろう。
ー しかし、どうでしょう。
結局今でも課題に追われる日々は変わらないし、朝は起きられないし、夜は眠くならないし、自分のライブの練習だけで精一杯だし、スムージーはやっぱり果物買ってむいてミキサー入れて、ミキサー洗ってはめんどいなーとか。ヨガよりやりたいことが結局優先されて、今もnoteを書いています。
結局ね、時間があったってやらないのよ。これは自分を律する難しさにもつながるかもしれませんねぇ。
8位:時間泥棒は、いる(いや、マジで)
時間泥棒、ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てきた灰色の男たち。完全にファンタジーの登場人物なんですが、脱サラしてわかったことは。
時間泥棒は、いる。
ということです。
地方に行った多くの友達が口を揃えていうのが、東京より時間の流れ方がとてもゆっくりだ、ということなのですが、今ならそれがわかる気がします。バリバリ働いていた時はその猛スピードの流れの中で仕事をしているのでものすごい量をものすごいスピードでこなさないと振り落とされてしまいます。ですが、会社を辞めてみたらそのスピード感は今の生活に全く適用されず、どうやら今の生活には今の生活スピードが適用されているようなのです。それはもう時間泥棒がどこかにいる!と思いたくなるほど、あれもこれもやろうと思ってるうちに時間が過ぎるんです。生活スピードはコントロールできるのかもしれませんが、そのためにはやはりテンポを生みだすもの(仕事なり使命なり、締め切り的なもの)が無いと難しいのかもしれません。そうしないと、いつまで経っても時間泥棒さんがこっそり私の時間を奪っていくでしょう。
ま、とはいえ、しばらくはこのフリーテンポで心地よく乗って行かせてください。いろんな人にも言われたのですが、ヤンさん、忙しいの好きだから、絶対そのうち超多忙になるよ、と。うん、私もそんな気がする。
7位:意外となんとかなる(いや、マジでマジで)
「会社は潰れないから」と以前の会社の同僚にも言われたけれども、ほんと意外となんとかなるもんだし、今外部の立場からで以前いた会社を見ても、全然ダメージ負ってないように見えます(チームの人達はもしかすると激務が増しているかもですが…)。
そして、客観的な立場から翻って見ても、自分も意外となんとかなってる、かな、という印象です。もちろん家族の支えと自分でコツコツ貯めた貯蓄(というか使う暇が本当に無かった)が最終的には安全ネットのようにあるから落ち着いていられるというのもあります。色んな人に会って言っておけば意外と細々とですが仕事もツテでもらえたりしますしね。(現在は演奏以外に記事の翻訳、マーケティングプランやイベントのお手伝いなどお仕事いただいてます。)
が、会社員を辞める、しかも先立つものもなく辞めることなんて怖くてできない、という人がほとんどです。「なんで次が決まってから辞めなかったの?」と言われることも多いんですけど「次が決まるまで」と思ってたらずっと身動き取れないと思うんです。そしてそれは無駄な時間のように感じてしまうんです。会社での役割を終えたと感じたら、やれることやお互いのメリットがもうないと感じたらすぐ別の場所に移るべきだと私は思っています。会社や周りにとっても良くないし、何より自分にとって不健康です。もちろんいろんな人の考え方があって、私のことを無謀なお馬鹿さんと評価する人もいるでしょう。(むしろ色々意見欲しいタイプですのでご意見お願いします。ただし、お手柔らかに。。。)
でも出来ないことや自分が情熱を持って働けないことを会社や状況のせいにして会社にい続けるよりはずっといい。私は今でも会社で共に働いた人たちのことは尊敬しているし、それがあったからこそ自分のパワーアップは必要不可欠だと感じて、一度安全な会社という傘から外れる決断をしました。
ということで以上が10位から7位でした。次回それより上位のことについて書こうと思いますので、また寄っていって頂けると嬉しいです。
ヤン
*トップ画像はFlick!さんに取材いただいた時のもの。ギターを担いで会社に行ってました。。。
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