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教師と子どもは同じか?

【学校がしんどい子どもたちと、子どもたちがしんどいと感じる学校を作ってる先生たち。過度な(対応不可能な)要求をされている、という点で苦しみの質はおんなじなんだと思う】という意見を見て思ったこと。

いや、違いません?言わんとしてる事はわかるんだけど。

学校がしんどい子どもたちのしんどさは圧倒的強者(親、教師、社会全ての大人たち)から押し付けられた価値観の中で有無を言わさず謂わば権利侵害から来るもの。

しかもその権利が存在する事すら知らされていない、他方保護者vs教師の様な構図では今の学校制度はこれまで同様に変わらない。だから何処かの地点で気付いた人たちが立場を超えて連帯し、今の諸々の学校問題は大人のマインドチェンジが必要だという事、国のしょぼい教育政策故だと訴えていかなければと思っています。

教師の労働時間の問題、不登校の問題、若者の自殺率の多さ、ひきこもりの問題、いじめ(子どもたち、教員間)等等、国の制度上の大問題です。国の怠慢です。

諸問題を教師や子どもたち、家庭のせいにされている事に、私たちはもっと怒りの声をあげるべきです。

これを放置すれば、どんどんと不幸を再生産してしまう。

ありのままでいい、なんて机上の空論だ、と揶揄する教師や大人たちが子どもを苦しめる。制度の問題なんですが、制度の問題だと言って放置していれば加担してるのと同じだし、我々大人たちは自分の傷と向き合い、内省し、目の前の子どもたちのありのままを受け止める謙虚さを養っていきたいと思うのです。

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