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みんな違ってあたりまえを受け入れるのは


私が学んでいるイエナプランの、とても大切な指針の一つに"多様な他者と協働する"があります。

社会には多種多様な背景や価値観を持つ人々が厳然とそこにいます。

同類意識の中では見えて来ない大切な事が多様な他者との関わりの中で見える事が往々にしてあるからです。

自分たちだけで物事を進めて行けば、効率よく行動出来たとしても視野が狭くなってしまう…狭くなっている事にすら気付かず。そして同類意識の中には多数派対少人数が存在してしまう事も常に心に留めておきたい。

多種多様な意見を聞く事は時間もかかり、手間もかかる。はっきり言ってめんどくさい。いちいちみんなの意見や感情を受け止めるのは難しい。結果を出すには物事を進めて行くには既に出来上がった価値の中で同じ価値観の元で意義ある人は出来るだけ排除して効率よく進めて行くのがいいのだろう。

だけど、本当にそれでいいんだろうか。

直ぐに答えを出さなきゃいけないんだろうか。待てないんだろうか。待てないならその理由は何なのか。

イエナプランを学んでいて、"待つ"ことや他者の意見や感情に心から耳を傾けることの重要性を思い知ります。

相手が子どもなら尚更。忙しい生活の中で丁寧に真摯に子どもたちの言葉に向き合えない事を仕方がない、そんなの当たり前だと思わずに振り返る時間すらない事を一度問い直したい。自戒を込めて。

シンデレラのガラスの靴は本当に一つしかないのか。
他に自分にとって、子どもにとって合う靴はないのか。
自分たちでオーダーメイドで作れる靴はないのか。

色んな人たちの意見を聞く中で考えたい。

私はわきまえない。
相当ややこしい。

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