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自然の中で生きる生き物としての人間が…

今日受講した講座。ジャパンマシニスト社の、石川憲彦オンライン講座 佐世保発 「発達障害」とはなんだろう?を受講しました。

ジャパンマシニスト社とは
https://japama.jp/about-us/


発達障害の障害は英語で"disorder."

社会側のルールや仕組みが産業革命以降、急速に複雑化され全て管理下におかれるように…その事に適応出来ない一定数の人たちに病名をつける。

自然と共に大らかに過ごしていた人たちが工業化の波で工業労働者として駆り出され、適応出来ない者が振り落とされる。そして昨今のIT革命で更に適応出来ない者たちが振り落とされる…"障害者"として。 

産業革命の頃、disorderとされた先駆者は知的障害とされた人たちだった。

その人の脳が人間らしければらしいほど、自然から離れていく社会においてdisorderを起こしやすい。

その昔、職人気質と言われる人たちは自分軸でルールにとてもこだわっていた、そしてそれがもてはやされた。今はそれは"空気を読めないアスペルガー"といわれる。

IT化の下、ルールを更に画一化した時、今度はどんな人たちが障害者と呼ばれる様になるのだろうか。もしかすると人口の7〜8割の人々がなんらかのdisorderを起こすかもしれない。

GIGAスクールそのものが悪というよりも"それしか選択肢がない事"が問題なのだ。その事で縛られないか?決めつけられないか?合わない子がいる事を想定しているのか?カテゴライズしてはいないか?相対化出来るか?

学校教育は一度解体されるかもしれない。子どもたちを人間として認め、子どもたちが楽しめる学びという原点を取り戻せるかどうか。今後の学校教育の在り方の未来を決めるだろう。一部の古い価値観にしがみ付く政治家や権力者の言いなりにいつまでなるつもりなのか。今のままの学習にこだわっていたのでは学校は間違いなく解体されるだろう。

LD、学習障害は学ぶ内容が変わればなくなってしまうし、発達障害は薬では治らないどころか更に深刻な病を引き起こす。地球上、40億年のルールを劇的に変えた人類…人間が自ら引き起こした生きづらい社会の中でどれだけの人類が生き残れるのか。

興味深いアメリカの昔の研究では、アメリカの知的障害の人たちを収入の多い富裕層家庭と一般、貧困家庭と分けてその後を追うと、富裕層家庭の知的障害者たちは問題なく生活しているのに対して、一般、貧困家庭の知的障害者たちは更に深刻な問題を抱えて生活していた。これからわかるのは資本があれば大抵の障害と言われる問題は問題ではなくなる。その事から社会階級に関する研究はタブーとされてきたらしい。不満の矛先が富裕層にいくのを忌み嫌われているのだという。
だから不登校問題は放置されている。富裕層家庭は自分たちで良質な教育を子に与えられるのだから学校教育をどうこうしようとは思わないのだと。

あとこれも目から鱗だった。

現代社会は生き物臭を消し、人口臭で支配し匂いを無くしている。水洗トイレが出来てから10年もしない内に朝シャン文化が始まった。そこから化学物質過敏症というものにつながる。

人は、体臭を許せる距離で家族を作り共同体を形成する。これが原点だ。多少の匂いは嗅覚が慣れるので許せてしまう。
赤ちゃんが産まれてウンチをしても特に何も感じないがこの生き物の臭いを消した生活をしていると許容範囲が狭くなり子育て、人間関係に影響してしまう。最悪、子どもさえ憎くなるのだ。
生き物には臭いがある、それは当然のこと。でも昨今のとにかく人間を清潔に、臭いを消して、臭う奴は悪だ…と人間の臭いを嫌がる様になってしまった。存在を許し合えるかどうか、それは嗅覚にかかっているのに、だ。

臭いから起こる対人恐怖、化学物質過敏症…。これもまたなんらかのdisorderにされる日が来るのかもしれない…。

以上、私が何とかメモ出来た内容ですが、本当はもっとたくさんのお話がありました。

講座を受けて感じたのは、人間はどんどん狭い容器の中に入れ込まれて窮屈な状況に追いやられているんだという事。これからの子どもたちにこんな社会のバトンを渡していいのかという事を考えさせれました。


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