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Washington州Seattleへ行こう🇺🇸

今日は、【私の行った国・行ってみたい国】というお題に沿って、【行った国】に焦点を絞って、その国の魅力をご紹介したいと思います。

Seattleを知ろう

題名にある通り、ワシントン州・シアトル。
よく、首都Washington, D. C. と間違われますが、アメリカ合衆国を構成する50州のうちの1州であるWashington “state(州)”です。

CANADAとの国境にSeattle, Washingtonがあります。


私に今、時間とお金があれば一番に行きたいのは、Seattle。行ってみたいというより、過去に滞在していたので、『戻りたい』という感覚に近いかもしれません。

シアトルはアメリカの西海岸、北部にあります。人口は約73万人で、太平洋岸北西部最大の都市です。


人種的構成は白人が約67%、アフリカンアメリカンが約7%、ネイティブ・アメリカン(原住民)が約0.5%、アジアが約15%、太平洋諸島系が約0.3%、その他の人種が約7%とされています。白人が圧倒的に多いですね。


北海道よりも北の【南樺太】と同じ経度に位置しながらも、近海を流れる暖流のおかげで雪が降ることは滅多になく、夏は過ごしやすい季節となります。
冬はグレーの雲が空を覆い、雨が多いことでも有名な都市です。ですが、夏になると雨のおかげで緑が豊かになり、美しい景色が広がります。【エメラルド・シティ】という愛称が授けられている所以でもあります。

1970年代に起きたボーイング社(在ワシントン州)の不況以降、産業の多様化に成功し、シアトルはMicrosoftやAmazonなどに代表されるIT企業や、みんな大好き(?)スターバックスの大一号店もシアトル発、また、日本にも進出しているCOSTCOもシアトルで生まれました。(知ってましたか!?)

シアトル近郊のIT産業。有名どころばかり。


ちなみに、シアトルの物価は日本の2〜3倍ほどと言われています。消費税は10.1%。
アメリカではサービスを受けた時にチップを支払いますが、レストラン・カフェ・バーなどの場所では、昼間の営業時間であれば15%、夜間の営業時間なら20%がチップの相場と言われています。

Seattleといえばこんな光景 ©︎Jane


上のイラストの左側にあるタワーは、Space Needle。
シアトルのランドマークの一つで高さは184mあり、地上159mの展望台からはシアトルを一望できます。

なかなかユニークな建物で、シアトル訪問の際は是非登ってみていただきたいです。かの英雄、イチローが属していたシアトルマリナーズの本拠地、Safeco fieldも見えるそうです。

あ、はい。私は滞在中にここに登ったことはありません。

自然美が溢れているSeattle

では、上のイラスト右側に描いたMt. Rainier(マウント・レーニア)に話を移しましょう。

マウント・レーニアは、ワシントン州を東西に分断するカスケード山脈の最高峰です。

なんか、日本でマウント・レーニアというコーヒー飲料がありますよね。多分、あのパッケージに山のイラストが載っていると思いますが、それこそがマウント・レーニアです。
シアトルはコーヒーでも有名どころですが(後述します)日本のカフェラテのメーカーにもなっているのですねえ。

Mt. Rainier  ©︎Jane


実は私、シアトル在住時によくドライブをしていました。誰とかって?今、夫となっている人です。(日本人、名をKENという)

米国在住時に共通の友人を介して知り合った夫とはシアトルで出会いました。夫は旧式の日産のスタンザというカクカクしたオンボロカーを持っていたのですが、いつエンジンが爆発してもおかしくないその車であちこちドライブに出かけました。
(実際一度、オルタネーターの故障でエンジンがかからず、ヒッチハイクで帰宅したこともあります。)

日産STANZA、カクカクしとる。  getty imageより


話がそれましたが、ある日、夫となるその男とドライブがてらにマウント・レーニアを見に行きました。『わーお、壮大やな…』という印象があった、シアトルでは珍しく晴れた日だったと思います。

マウント・レーニアはマウント・レーニア国立公園の中心にあり、木々に囲まれた標高4392mの山です。常に雪被っています。息を呑む美しさに目を奪われていた私です。

車は樹木に囲まれた道、いわば森の中の道に一時停止をして山を眺めていました。たくさんの背の高い針葉樹の中で、何かが動きました。


熊でした。


黒い熊が、木を登っているところでした。距離にして、数メートル先で。
熊さん、木に登っていてくれて、ありがとう…。

そんな自然味あふれる体験は沢山できます、シアトルに行けば。
スカジット・バレーという、シアトルから車で90分程度で行ける場所では毎年4月にチューリップ祭りという、その名の通り360°チューリップVIEWのお祭りがあったりもします。

観光名所は色々あり過ぎて書ききれないと思いますが、私が滞在期間中に良く訪れたのはワシントン州内、シアトルの東にあるSnoqualmie Fallsという滝。

テレビシリーズ『ツインピークス』でも話題に。


これがまた自然の地響きが聞こえてくる、迫力ある滝でして、結構多くの人が観に訪れる場所です。

夫KENとの出会いTiger Mt. (余談)

自然が大好きな人には飽きが来ないエメラルドシティ・シアトル、そして近郊。
本当はここで、Tiger Mountainという標高916mの山についても言及したいのです、何しろ、そこで奇跡が起きたから。
興味ありますか?そうですか、ではあらすじだけ。

私の夫となったKENは、初めて会ったその日から今日までひたすら一途にぞっこんで私を愛してくれていますが、私は出会った頃は付き合うという考えはほとんどありませんでした。(当時18歳)

そしてある日、ドライブ中、そこにTiger Mountainがありました。

私は山登りも大好きですが、夫は山登りが大嫌いなんです。
それを知ってた私は嫌がらせの一環として、突然『よし!ここを今から登ろう、登り切ったら付き合ってあげよう!』と、年下のくせに偉そうに宣言しました。

夫は最初は山の麓にある遊歩道を一周すれば良いと思ったようですが、そうは問屋が下さない。
私は、思っていたより険しい山道をグイグイ登りました。
夫は決して運動が苦手なタイプじゃないのですが、前々から山登りだけは無理と言っていたので、予想通りヒイヒイ言ってました。
整備されていない山道を、2人登りきりました。頂上で大声だしてハイテンションな私とは正反対に、夫はぶっ倒れていました。
ですがその山登りがあって、約10年後結婚することになりました。

すみません、余談でした。
個人的に思い出深いTiger Mountainのお話でした。


超最高・Pike Place Market!

さて、シアトルの紹介に戻りましょう。
シアトルでとても有名な場所に、Pike Place Marketという場所があります。

おしゃれが詰まっているアンティークなマーケットセンター。 ©︎Jane


シアトルのダウンタウン(中心街)周辺にあるこのPUBLIC MARKET CENTERの看板。すごく、映えますよ。ああもう一度行きたい、今すぐ。

ここ、パイク・プレース・マーケット(PIKE PLACE MARKET)は、全米で現存する最も歴史の長いマーケットセンターなんだそう。
なんて言ったらいいんだろう、集合商業施設みたいな感じなんだけど、魚屋やら、花屋やら、雑貨屋、カフェ、レストランなど、色々あって、建物自体に歴史が刻まれていてアンティークの世界の中で色鮮やかなフルーツ山盛りのコーナーや香り漂う眩い花屋はとっても輝いて見えます。

この場所で有名なのが、【魚投げ】!
マーケット入口すぐの場所にある魚売り場にはぎっしりと鮮魚類が並んでいるのですが、魚屋の店員(おっちゃん、お兄ちゃんが多いかな)が客に注文を聞くと、氷に敷き詰められた魚を掘り出し、カウンターの向こうにいるパートナーに魚を丸ごと投げるんです。
小ちゃい魚じゃなくて、どでかいのがビューンと宙を舞う時は、観客の喝采で盛り上がります。アメリカには大きな、いわゆるスーパーモール(ショッピングモール)がたくさんありますが、こういう人情溢れたパフォーマンスも歴史の一部として練り込まれたこの場所がとても好きです、私は。


実は、このPike Place Marketには、日本じゃ大人気のSTAR BUCKS1号店があります。
1971年の創業当時に使われていたロゴ(リアルで若干不気味)が今でも掲げられています。


真似して描いてみました。大体こんな雰囲気。脚が2本あるのです。©︎Jane


Seattleのカフェ事情

シアトルは、STAR BUCKS、Tully’s Coffee、Seattle’s Best Coffeeなどの有名カフェチェーン店の発祥の地ですが、私はタリーズ➡︎シアトルズベスト➡︎スタバが好きです。ですが日本ではスタバ優勢ですねえ。

ところがシアトル、こういうチェーン店じゃなく、個人でやってるすっごい美味しいコーヒーやエスプレッソ、ラテなどが飲めるカフェが沢山あります。
有名なのは、例えば

Cafe Allegro
ESPRESSO VIVACE
ANCHORHEAD COFFEE
CAFE VITA

などなど。検索すれば出てくると思うので、シアトルへ観光などで行く際は是非、カフェツアーもご検討ください。老舗からニューオープンまで、本当にバラエティ豊富ですよ。

その中でも私が最も頻繁に通っていたのが、
Bauhaus(バウハウス)というカフェ。
シアトルの、Capital hill(キャピタルヒル)と呼ばれるエリアにあるお店で、天井が高く吹き抜けで、壁には一面本が飾ってあって、色んなフライヤーも所狭しと貼ってあって、バリスタも陽気で、店内がとにかく私の趣味で、何よりも味が大好きだったので常連でした。
まあ、私と夫になるKENが一緒に住み始めたアパートの近所だった、という理由もありますが。

Bauhaus入口。当時撮った写真。©︎Jane


店内。これも当時撮った写真。©︎Jane

どこを切り取っても絵になるカフェなのですが、残念ながら2013年に閉店してしまいました。別の場所で似た雰囲気でやっているみたいなので、今度シアトルへ行ったら是非訪れたいものです。

日本人御用達UWAJIMAYA

シアトル滞在中に日本食などが恋しくならなかったのか、と聞かれることもありますが。
ノープロブレム。シアトルにはとても大きな規模のジャパニーズスーパーマーケットがあります。その名も、UWAJIMAYA。
日本に限定しているわけではなく、アジア各国の、あらゆるものが手に入ります。手に入らないものを探すのが難しいくらいかも知れません。でも…まあ、ちょっとお高いですね。

UWAJIMAYA外観、雨がレインボー柄ですがお気になさらず。©︎Jane


私はマヨラーで、キューピーのマヨネーズがどうしてもよくて、よくUWAJIMAYAでマヨネーズ買ってました。
近年も、ヘルシー思考のアメリカ人にも日本食は人気なようで、豆腐やもやしや納豆を買ってる人もいるみたいです。


一番のお気に入りAlki Beach

最後に、私がシアトル近郊で最も好きだった場所をご紹介して終わりにしたいと思います。
それが、こちら。

若かりし日のJane ©︎Jane


ウェスト・シアトルのAlki Beach(アルカイ・ビーチ)。海岸沿いではウォーキング、ジョギング、ローラーブレーディング、サイクリングをしている人がいっぱい。
【THE・癒しの場】という感じで、何度も何度もこのビーチに遊びに行きました。ちなみにAlki(アルカイ)とは、この一帯に住んでいたネイティブ・アメリカンの言葉で”by and by”を意味するそうです。
ワシントン州はネイティブ・アメリカンとの歴史や軋轢も色々あり、各地にネイティブの地名がそのまま残っていて独特です。

という訳で、Seattleへ行こう!(戻りたい!)企画、いかがだったでしょうか。
まだまだ魅力を語り尽くせていませんが、また機会があったら、在住時の出来事のディープな部分などもご紹介したいと思います。

アメリカ北西部、ワシントン州・シアトル。是非、訪れてみてください!


<おまけ>
写真でSeattle巡り。

この近所に住んでいました。©︎Jane.


私が住んだことがある地域は、ワシントン州の、
Bothell, Bellevue, Melrose、らへんです。Melroseが一番ダウンタウン寄りで、すぐ先にBroadwayもあり、当時は結構カオスでした。(Seattleは安全な街と言われていますが、さすがに夜中に出歩いたりすべきではありません。)


アメリカの公衆電話が好きでした ©︎Jane


写真撮るのが好きで、これはLOMOカメラで撮ったやつ。 ©︎Jane.


本を読むのも大好きで、English(英語=国語)も大好きでした。



進んだ先にあったファームでヤギ発見 ©︎Jane


白黒の写真は、【Photography】というクラスを取った時に撮影したもの。アナログ一眼レフで撮った写真を、自分でリール巻きから、現像、薬品漬け、乾燥などをやるクラスでした。いわゆるアートのジャンルに入るクラスだけど、日本ではあまり無いよね、【写真】という科目は。

以上、<おまけ>終わり!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Seattleを楽しんでくれる人がいたら、嬉しいです。


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