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昔のことはよく覚えているものだよ①


「人間活動は忙しすぎる、それは大人だけではなく、子供たちに対しても同じだろうか?」とふと思うことがある。毎日、仕事や勉強に追われる中で、ふと目を閉じれば、波の音が聞こえるかのような夏の終わりの海が思い出される。あの頃、中高生だった自分もまた、忙しさの中に生きていた。

9月に入ると、すぐに中間テストの話題が上がる。なんだか笑えてくるよ🤣。
現役の頃は、そんなこと一度も考えたことがなかった。ただひたすら勉強と部活動に打ち込んでいた。でも、振り返ると、なぜかその忙しさも心地よかった。テスト勉強の合間に友達と話したり、放課後のグラウンドで走り回ったりしていた頃が懐かしい。

僕の時代は、9月のこの時期に体育祭があった。今では春先に開催される学校も多いけど、あの時期の体育祭は独特のものがあったんだ。
夏が終わると同時に訪れる、少しひんやりした風の中で走り抜ける感じ。心臓がバクバクする音と共に、足元から砂が飛び散り、遠くには波の音が微かに聞こえる。🏖️秋の始まりを感じながら、全力で駆け抜ける瞬間が、なんとも言えない高揚感を与えてくれた。

高校生になってからは、さらに忙しかった。勉強はもちろん、部活動にも全力で取り組まないといけなかった。自分のクラスメイトや後輩からの信頼もあり、なんとなく「やらなきゃ」という責任感があったんだと思う。でも、その忙しさの中にこそ、青春の楽しさが詰まっていた気がする。🏃‍♂️

当時は毎日が刺激的で、ただ目の前のことに夢中だったなぁ。こうして振り返ると、忙しさの中にも、青春の輝きがあったんだと気づく。9月に中間テストがあっても、体育祭があっても、そのすべてが懐かしい思い出に変わっている。