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SIZE〜MOLECULE

あらすじ
地球の海洋は温度低下と共に酸性から塩基性へと大気の変換も起こり、
官能基、置換基の接続部位が生成され互いに反応し合い生命誕生まで
その部位を保管し合った。
木星移動による重爆撃により生み出される第一次生命体とは。

記事内データ
閉殻構造、酸と塩基、隕石内分子の特徴、
官能基の基となる分子、アミノ酸、リン酸、
核酸塩基の発生経路、


前置き

此処からの前提はあくまで科学なのですが…
それだけではやはり限界がある
結果的に最後に残るのは謎でしか無く。
それではこの記事は完成はしない。
かと言って宗教的なニュアンスの、憶測だけでは信憑性にかけ、
いつまでも分離の歴史は終わらない。
だからこの両方を取り入れるわけだが、それの難しい事はバランスにある、無根拠に傾倒すれば必ずどちらかに溺れる。
『高い精神性と、知性と見識が必要』になる。
はっきり言って僕がこれを言って仕舞えばおめでたいやつか、完全な愚者か、真の意味での覚者かという話にもなってしまうし、人間が嫌いそうな事も充分承知してはいるし、それが分からないほど馬鹿じゃない、
ましてや自分がどれかなどとはもうそれすらもどうでも良い、ただただ『    』内部の事は事実でもある。
自分がそれというわけではなく、それの中に溶け込んで行くような。そんな感覚。
まぁそれすらも『   』内が必要にはなる🤯


化学とは何か?

これまで化学というものは実存のものだけを取り入れていった。
化学に常に付き纏うキーワードは『発見された』
そして昨今の量子力学のキーワードは完全にこれとは異なる『予言された』こう表現される。

量子力学は化学か?
そう言った意味では僕はそうは思わない、
あくまでも性質上の違いなのだが、化学は最終的にはあり得るあり得ないという先入観を持つ。
にも関わらず、発見されればいくらでも手のひらを返す。
勿論全ての科学者を否定するわけではない、
創造性に欠け、先入観により、対立を好むタチの悪い思考範囲の狭い半端な知識者集団は往々に存在する。
しかし優れた学者ほど精神的無形物を重んじる。

優れた学者とは化学者だけを指す者では無い、
優れた数学者であり、優れた生物学者であり、優れた精神科医であり、
また画家であり、歌い手であり、料理人でもあり(僕じゃ無いよ、エスコフィエね)
優れた彼らは皆すべからく、相対的に物を見ている。

要は専門家と優れた学者は別物だと。

専門家の専門としているのは、ある特定の物だけを見る、
専門を専門としているだけなのだと思う。
そして『僕』という存在はただ単にその創造的学者的何かに憧れただけの存在なのだろう。
そういうわけで量子力学的童心的複合的探求の元話を進めていく。

もちろん妄想を書くわけでは無い。
れっきとした実存を解体し再構築するだけの簡単な作業とも言える

あくまでも人間の考える生命の進化を謳う基盤は常に化学にある。
そして、それの生まれる流れは、いつの時代も発想が先行し、妄想し、仮設し、実験し、証明し、認められて初めて取り入れられる。
新たな可能性の広がりは常に夢見る者達によって引き起こされる。
これから書く進化の基盤は科学を元にした物だが、要所要所で解釈が違うところがあると思う。

生命の誕生?

広義の意味では生命の誕生は36億年前とされている、しかしこれまでの生命の進化の流れの中で起きていたルールがある、
それは衰退と停滞と進化
36億年前にアミノ酸や核酸塩基、リン酸から、脂肪酸、ヌクレオチドと急激な進化がある。
しかし

何も無いところから急速な進化のスピードはそもそも自然のルールから逸脱している。


40億年前、海洋の変化と、大気の移り変わりと、地殻の変動が起きている。
それと同様に勿論分子の化合反応は常に変化に富み地球の環境も変動を起こしてきた。
分子の特徴にも勿論特徴があるはずであり、

[生命の起源と言われる35億年前よりも更に前、
40億年前から進化の準備は既に始まっていた。]

・この時代の変化


大気:H、He→CO2
*92%にも及び大部分ではあるが、火山活動などから得られる一酸化炭素、メタン、アンモニアも存在する。
地殻:マグマ沈下、岩盤隆起、火山の生成、
酸性分子を形成したハロゲン元素はプルーム現象の先駆けとしてこの時代には脱水素などを起こし、一旦地下へ埋没していく。
海洋:硫酸、塩酸→水酸化系海洋
*要は酸性の海から塩基性の海に変わったわけだ。

・時代を象徴する化学反応

主な分子進化経路は何をルールとしているか、化学進化という言葉が用いられることも多い、どの時代においても共通するルール、それは安定という閉殻構造に尽きる、多様なエネルギーの元様々な状態を作り出し反応し合う。

閉殻構造とは:
電子は平面上に回転しているわけではなく、立体的に回転しその原子の極性を保つ
基本的に分子という概念が本来どこにあるかは、電子が存在する殻という軌道をいかに埋めるかで行われる。
殻が埋まるとその物質は安定する為反応を起こしづらくなる。
原子そのものではこの殻を埋めることができない、だからこそ他の原子と共有し合うことでこの殻を埋めようという試みが分子の持つ概念
殻を埋めて安定する事を閉殻構造という。

s軌道2個、p軌道6個合計8個の電子を埋める事でこれははたされる。
電子式が4方向に黒点を8個まで表記する理由はそこにある。
結合の種類は三重結合までありそれぞれ安定性が格段に違いがあり、後述するが、二酸化炭素が減少するこの環境で窒素分子が推移できたのは三重結合のお陰でもある。

1番内側のK殻にのみ電子を持つH、HE
水素が多くの分子に用いられ、一方HEが殆どの分子には存在しないのは既に閉殻構造を持つからであり既に分子条件を満たすからだ。

基本的に分子とはの既存の概念に小さい頃から少しわだかまりを感じていた、HEは分子の条件を一部満たし、原子の条件にない特色も持つ特殊な立ち位置であり、小さい頃テストでの解答で、自分なりに条件を満たす回答をして、バツをもらった記憶がある。
納得できなかった僕は食い下がったが、先生の回答はそう決まってるからそう覚えろという物だった。
クラスメイトからはあいつ意味わからんみたいな目で見られた記憶がある。
今思えば、やはり普通では無かったのだろう。

温度や圧力でさえ違えばその条件でも安定から不安定性は常設化される為、普遍の定義にするにはそもそも文字数と条件が多すぎる、物質とは本来は元素、原子、分子だけではなく、もっとさらに細分化する定義が必要なのだろう

だいぶ余談でした。
周期表の1番右の列は全て既に閉殻構造を持つ為、分子化合物がそもそも多くは存在しない。
特にヘリウムは、K殻のみの存在であり、その電子に対する依存性が高く、引き寄せる力も最大にかかる(人間みたい…。)為、最も壊れにくい安定した元素であり、原子であり、又は(分子)でもあり、だからこそその分子化合物も少ない、そして何とも不思議な構造を持つ、
炭素60個のフラーレン構造が閉じ込める、貴ガス化合物と呼ばれる物だ。

そして次に

[何故炭素は有機化合物の主軸となったのか?]

に関して、これも電子の閉殻構造を取ろうとする性質が由来する。

例えば炭素は電子を6個持つ、4つしか、表記されないのは、既にK殻は2つの電子で満たされたからなのだが、既に安定している1番右を除いては全てが不安定状態にある。

左の原子は電子(-)を吐き出す事で閉殻構造を取ろうとする為陽イオン(+)になりやすく。
右の原子は逆に電子を取り入れる事で閉殻構造を取ろうとする陰イオン(-)になりやすい
その丁度真ん中に存在するのがこの炭素でもある。
電気的中性とも呼ばれるが、どちらとも反応しやすい、最も臨機応変な位置関係にあるのがこの原子で如何なる反応にも二重結合で対応しうる電子数でもあり、バランス良く結合の手を広げる存在でもある。
その性質上、酸性と塩基性、水溶性と脂溶性などの選択肢にも対応力を持ち、電子角度の分割としても、90度、120度、180度という角度を持って連結しやすく、6環、5環と連結構造を持つものがC、Nと多いのはその為だ。(ベンゼン環)

酸と塩基:

一応、アルカリとは水溶液状の塩基のこと
酸と塩基の定義は時代によってやはり変わっていく。
1884 アレニウスの定義
酸:水中で解離しH+を出す
塩基:水中で解離し、OH-を出す

1923 ブレンステッド・ローリーの定義
酸:水素イオンを与えるもの
塩基:水素イオンを受け取る物質

同年1923 ルイスの定義
水素に限らず、広い意味で酸と塩基を定義した
ルイス酸:電子対を受け取る物質
ルイス塩基:電子対を与える物質
やや難しい表現ではあるが簡単に言うと二つの電子セットを電子対という、この電子対は一つのベクトル軌道上で↑↓の性質を持つ電子セットのことを言う。

ここから徐々に生物の要素が含まれていく。
この電子対というものの供給が酸と塩基を分けるということがどういうことを表すのか?
酸と塩基はそのまま電極としての性質を生み出して。
つまりは酸と塩基はそもそも電気の流れを概念づける物質でもある。
生物ごその体に電気の流れを帯びるのも、情報という電気的信号が流れるのも、
この酸と塩基の分子の組み合わせで起きている。

例えばDNAの構造は、塩基をリン酸が挟み込む。
これはそのまま電池のような構造
を持つ。↓

電極的にP(リン酸)は-、塩基は+電気泳動としても知られる

様々な情報を電気として流し、情報を伝達している。
このようにして様々な原子の変化が生命としての情報を複雑化させていく。
このルールの中で40億年前の地球は次から次に塩基の可能性を広げてきた。
言うなれば地球誕生の時点で
全ては酸性で始まり、水アモルフォスの飛来により塩基の概念が生まれ、原子的な電子の流れは分子レベルに発達したと言える。


・40億年前 基の生成

空気中の二酸化炭素はここから数億年のうち半分にまで減っていく、CO2の主な動きは水に溶け炭酸になり、隆起を始めた岩盤と反応した。
岩盤内には、酸化により反応したナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどがあり、石灰岩などを形成していた。
炭酸との反応の末それらは水酸化(OH化)した。
剥離されたCOOHの行方は?

正直このカルボキシ基の形成経路が1番悩まされた。
一酸化炭素COは三重結合、進化の優先度としては低く考えられず。
CO2の水素化は二つの理由から考えられない。
既に閉殻構造を持ち二重結合をもち、温室効果は、彼らの格好の温度帯で、熱分解はまずあり得ない。
もう一つの理由は、水素化はまだこの時には往々にして起こり得ない。

理由としては大気の変換期であることが挙げられ、

それ以前にはHとHeが占めていた。

水素が作られなかったかと言われればそうでは無い。

作られなければ大気変換は起きないのだ。

どう言うことかと言うと、磁場が関係する、当時のプレートはまだマグマの沈下の活動中で強い対流までには至らず安定した磁場も熱量も生まれ無い、

強烈な宇宙線の太陽風にさらされ二酸化炭素はここまで残らなかった。

水素は1番軽い気体であるが故に大気上空で蔓延し、常に『新しき地球の柱』となってくれていたのだ。

データ飛んだから、細かい反応の名前はもう良いが、COOHが生み出される反応をしらみ潰しに調べたが、どれも条件に当てはまらなかった。

水こそが進化の場、このキーワードに立ち返る事で答えが見つかる。

勿論『長年の研究の謎の答え』が僕の答えである必要はない。
僕の答えは『真実である可能性』があれば良いと思っている。
僕は僕の答えに、『純粋な営み』を感じる、だからこそそれが答えだと確信できるのだが。

そして何が起きたかを意識するというよりは、どちらかと言うと、彼らが何をしたかったのか?

に近い、そもそもあまり物としては捉えていない、何らかの意思として常に何かを捉えてるのだと思う。
脱水素化の目的は当時水素生成にある。

炭酸と金属元素の水酸化はCOOHという副産物を作るが、これらは何かに定着し、閉殻構造を持たなければ時代を越すことができなかった。

その形態は酢酸だった。

断続的に火山の形成が起き、増加傾向にある筈メタンCH4とアンモニアNH3
これらを差し置いて二酸化炭素は92%に留まり、
面白い事に空気中の窒素の変動は起きていない。
メタンとアンモニアもまた水素生成の為反応を起こしている。
メタンはメチル基CH3となりCOOHと反応し、アセトアルデヒドつまりは酢酸類を作った。
酸である筈の彼らの居場所は丁度空気中との接点の生まれるところから始まる筈。
酢酸の性質は、この時代に高い適応力を見せた、高い融点と、乾燥させると粒子になる性質上から、岩盤に大量に付着していきCOOHを補完した。
アンモニアはアミノ基となりメチルと反応し、メチルアミンになる。
更に強い塩基の性質を持つ水溶液となった。


こうやって様々な塩基の海洋と、酸濃度の高い大地が作られる、

つまりは主要のNH3、CH3、OH、COOHらはそれぞれに結合し合い補完しあったわけだ。

勿論の事これらが全てではないが、細部に渡っては未だ理解れてされてはいない。

その他の分子の可能性

生命の爆発的な進化の舞台がどこにあったのか、議論は多く、隕石の飛来による熱エネルギー、熱水噴出口、液滴、地下由来、隕石飛来、沢山ある。
個人的にはどれという議論自体にずれを感じる。
全てに少しずつの可能性がより集まったのだと思う。

確かに加速度的な進化にはエネルギーを必要とする。
それに間違いはないのだろう。
だが生命は強いエネルギー環境下でなくても、元となる物質に着手していたのだと思う。

宇宙の星間雲、暗黒星雲の温度は-260この光も届かない空間に多くの分子は現に存在していた。
高分子構造を条件としないなら水と触媒さえあれば、分子は形成される可能性は異常に高い。
エネルギーの乏しかった地球でもその可能性は大いにあり得る。
ではそのような状態で形成されたとされる、簡易的な分子はどんなものがあるのだろうか。

マーチソン隕石と呼ばれる隕石にはその比率の可能性が眠っている。
アミノ酸系列70種類、脂肪酸50種類、糖はリボース、キシロースなど数種類、塩基などはプリンや、ウラシルなどが数個発見されている。
アミノ酸は、グリシン、アラニンなどがあり、先駆体メチルアミンの存在、それに加え鏡像異性体、つまりは右手も左手もどちらも存在している。
そして全体的には数はそんなに多くないものの、有機物の中でも突出して存在していたのはジカルボン酸、中でもシュウ酸は1gあたり1900ナノモル、アミノ酸のグリシン100ナノモル、塩基に至っては数モルだったという。
また脂肪酸に見られる特徴としては、飽和脂肪酸などは検出されたが、やはり不飽和は未だ発見されておらず、炭鎖は一つ連結するごとにその存在比は80%ずつ減少傾向にある。
そして多環式炭化水素に至ってはいくつかのベンゼン環の結合までその環境下で起こしている。
ベンゼンは毒とも薬ともなる不思議な物質だ、人体に有害かのような存在でもあるが、アミノ酸などでは唯一ベンゼン環を持つ種のみが神経伝達物質に進化を遂げる。

この存在比をどう捉えるか?なのだが、
これ等が宇宙由来であるというか見解を持つわけではない。
科学者達は殆どがその発想なのだが、おそらくこれは的を得ていない。

これ等の示すところは、あくまでも
劣悪な環境でも取りうる構造の形であり、
ようは
取り敢えずこの形ならこの環境でも僕たち作れますよ』なのだと思う。

ここまでで現れたような、脂肪酸などの複合分子も、既に生まれていた可能性がある、宇宙空間には凍結という保存の仕方があったが、地球の環境はそうではなかった。
炭鎖は4つまでなら水に溶ける事も含め、環境的不利の理由はアルカリ性の海にもある。
中和されその形を留めることができなかったのだと思う。
以上から単純構造のそれぞれは既に存在していてもおかしくはない、問題は補完できる手段があったかなかったか。

水はこの時代にその身を分けることによっておおくの基を生成したのだと思う、その接合部を様々な物質の中に組み込んでいくことによって5億年を待ち爆発的な進化をおこす、しかしただ単純にその時代がやってきたわけではない、もう一つの大きな要素がある。
断続的とはいえ地球に降り注ぐ隕石だけではそのエネルギーも材料も実質的には足らなかった。
過剰な供給と変化を起こす事象が、この時からおきだしていた。

その動きとはある宇宙の動き

後期重爆撃期

なんか凄い名前だが、どういう事かと言うと、木星移動による重力の大きな変化が起き、オールトの雲圏内の彗星群がそれにより過剰に引き寄せられると言うことが起きた。
火星にもこの時期に2度目の磁場が形成された経緯があり、地球や月も大量の隕石の飛来が起こっていた。
幸い火星と違い地球には既に海洋が広く存在しだしていた為に死の星になる事はなかった、既にはじまりだしていたマントルの動きはこの飛来物を見事に循環させていた。この事が地球と火星の命運を分けた。
もしかしたらこの飛来がなければ、その後の進化促進も起きていなかったかもしれない。

官能基について

この時代は主にアミノ酸、核酸などと言うよりも、官能基発生の時代に近いのだろう。
あまりこの官能基と言う名前は好きじゃない。
官能基とは分子進化ジョイント部品、この機能性から考えれば、そもそもこの名称が当てはまらない、英語で官能基はFunctional groupと言い、
『機能的な群れ』を指す。
うん、まさにそう言った感じだ、そして何を目的とし、機能が働くかは、当然の如く意識的進化発展に及んでいった物、それが有機物の向かう先ならば、この群れの日本名は感能機であるべきだとも思う。


当時の構成要素は限られており複雑な過程を起こすほどの進化をまだ起こしていないはずであり、とりうる選択肢に限りがあったことは容易に想像がつく、より単純なことの方が機能的選択にあっている。当時の環境は想像するに、水分子が進化するためのものであり、あくまでも水という分子構造を消失、欠損させないことに重きを置かれた。
様々な分子から水素が剥離され、水分子を確保しつつも安定させた。
しかしながら当時は間違いなく、酸素欠乏状態、植物が増殖するまで酸素資源は酸化に取り込まれ欠損している、脱酸素反応はまずまずそうそうは起こらない。
やはり脱水素の循環のみで作られるジョイントが主流だったと考えられ、この作業のみの動きによって作られるものがおそらく下地になったと考えられる。

35億年前 生命の進化爆発


この頃になるとある程度の爆撃も収まり、爆発的に水は増えていた。
随分と温度も下がり、大地は隆起し、熱水噴射口からは絶え間なくガスが吹き出していた。

勿論隕石物の中には既にアミノ酸形成の痕跡はあるが、これを起源と捉えるには無理がある、
あくまでも進化は、その循環のプロセスの中に存在するもの、簡易的に発生するものはあったといえ、それは可能性の発現であって、進化プロセスの一旦とはなり得ない。
水はそれらが循環するシステムの中にあくまでも進化と呼べる形態の可能性を蔓延させていった。
アミノ酸進化が地球で40億年前か35億年前と言う議論で定かではないところもあるが、多分相対的な辻褄で行くとここら辺だと思うが、気にしているのは全体的経緯なのでそこにさえこだわれればそれでいい。

この頃磁場は強固なものになり、大気を保護し、大量の雨の時代が終わりを迎えていた。
活発になった火山活動は大量のアンモニアとメタンを次々に生み出し、充分な材料をもたらしていった。
しかし発生された水蒸気とガスにより未だ太陽の光が届く事はなかった。
地上の酸性分子は大量の雨の元海へ流れ出し、塩基性の分子と混在し、噴出口から排出される様々な、分子も混じっていた。

アミノ酸

ウラン鉱床は水と反応し、最初の生命構成単位が出来上がっていく。
それぞれ生成されていた、メチル基、アミノ基、カルボキシ基は溶け合い最初のアミノ酸グリシンを作り上げた。
アミノ酸の爆発的進化と多様性はこの後の第一次寒冷期を抜けて始まる。
なので種類の詳細、特徴、派生分子の特色、かく循環サイクル連携も随時段階的に共鳴という概念の侵食の中で作り上げられていき、それはまたそのタイミングで。
おかしな表現かもしれないが、実質細胞レベルで進化を捉えるならこのニュアンスが最も適しているかに思う、進化とは電子の流れであり、無機的に突き進む、何かでもある。
(勿論アミノ酸を作り上げるだけの材料はこの時代には存在はするのだが、そもそもの僕の中での矛盾点は爆撃終了時の塩基の海に酸性のカルボ基系の由来に納得がいかなかった、隕石中の二酸化炭素だけではそもそも量が足らない、大気に残る二酸化炭素が海中に溶けるにしても、この時代にはかなりの量が既に使用されており、充分なカルボキシ基がこの時代に由来する事時代が辻褄が合わなかった。
だから保存説を考えたのだが、
もう一つ面白いのは、分子の性質として、試しに繋いで置いておくという事をよくやる。
新しい分子化合物が出来上がるには一度違う分子を置換して、分子自体が反応性を自己検出する、高分子になる経過につれて、鏡像異性体の発生はこの時起こる
まず一重結合をし、回転させ分子同士が引っかかるなら、別の部位に移してまた回転させる、
この時異性体が発生する。
そして結合の見直しをし二重結合などに切り替え固定し、電子数の少ない原子(N→C)に切り替えたりしている。

宇宙空間のアミノ酸などに鏡像異性体が多く存在するのはこの作業を行えないから。
地上に、現時点でアミノ酸にL体しか存在しないのは、単にそれが生き残った種、生き残った情報だからであり、恐らくはこの時代には多くのアミノ酸はその可能性としてD体も多く作っていた可能性があり、その後の進化の過程の中で、淘汰されたと考えるのが妥当だと思う。)

リン酸か脂質か


生命のもととなったものの一つには、リン酸か?脂質か?と言う疑問がある。
どちらかと言えばリン酸に軍配があがる。
何とも甲乙つけがたいところではある。
というのも恐らくはこの頃単純脂質はできていてもおかしくはない。
材料だけ見れば既に出揃っている。
40億年前には酢酸という、単純な脂肪酸は粒子という状態ではあるが存在していた。
当時これから発展していたかという疑問も湧くが多分これはないのだと思う、炭素が3つ繋がったものは異常に熱に弱く、隕石中でもその存在比は過剰に少なかった。
4つ繋がるものには酪酸などがあるが、隕石中にはアミノイソ酪酸という形でしか残っておらず、これも主に微生物由来、恐らくは脂肪酸自体の発展は細菌類の発生まで見送られる可能性がある。
どれだけ簡素な脂肪酸といえど、非生物的に発生するにはこれはあまりにも複雑な気もする。
恐らくは、36億年以前には酢酸のみしか存在せず、急激な分子合成の過程で簡単な油脂が生まれ、それと反応したリン酸の影響で脂質に急激な分岐進化をもたらしたのだろう。
因みに炭化水素鎖にアルカン族というものがある。これは炭鎖の基本形態だが、式化するならCnH2n〜+2のグループが存在し、水素と何を置換するかで派生していく。
油脂の構造に絡むのだが、グリセリンも単純にプロパンC3H8を3つのヒドロキシ基(OH)で置換した簡単な構造を持つ。
このグリセリン(今ではグリセロールが主流)と脂肪酸が結合し油脂を作る。
これは生命とは別の経路としてこの時代に生まれていた可能性はやはり高い。
これが生命の由来となるのに必須だったのはやはりリン酸だったのだろう。
リンは宇宙空間にPOという形で存在し、それらは地中にその状態で多くを残していた。
POは脱水素した水分子→ヒドロキシ基(OH)3つと結合し、リン酸PO4H3となる。
このリン酸が脂肪酸の持つヒドロキシ基と置換しリン脂質になる。
リンは生命にとって重要な役割を果たす。
そのほとんどが悉く、アミノ酸、脂質、塩基などの全ての接合部に入り込む
要はリン酸は、生命の循環システムを生み出す為の橋渡しのような物だ。

油脂の構造


核酸塩基の生成


間欠泉の奥深く、
排出される火山ガス:  一酸化炭素、アンモニアと
メチルとヒドロキシ基から生成されたメタノール
そして水と共に核酸塩基
は生み出される。

核酸塩基の説明、分類に個人的には、ここからスタートするのは違和感あるが…一応
その骨格の違いから
プリン塩基とピリミジン塩基に分かれ、全5種類存在する。
プリン骨格:
アデニンC5H5N5   グアニンC5H5N5O
ピリミジン骨格:
ウラシルC4H4N2O2   シトシンC4H5N3O
チミンC5H6N2O2

それぞれの組み合わせからなる、RNAと DNA

・RNAはA、U、G、Cからなり対構造を持たない
進化情報を担うとされており、一つのみの螺旋
DNAの情報が壊れた時その螺旋はほどけ、RNAが入り込み修復を行う

・DNAはAとTの対、GとCの対
鎖2本の理由は、情報を確実に保存するためであるとされる。


簡単に核酸塩基のみの説明なら以上なのだが、生成経路に関して説明されているものはほとんどない。
しかしこれは同時に全てが生まれたということはまずない。
その経路とは
まずウラシル(RNAのみ)からチミン(DNAのみ)とシトシンに派生
シトシンからグアニン、アデニンと続く
ウラシルはRNAのみが持つ塩基
チミンはDNAのみの塩基
これは言い換えればまず先に進化に不可欠な核酸塩基が真っ先に造られていることになる、
次にDNA情報限定のチミンが作られるわけだが
これは言い換えれば、複製機能を別に確保し、遺伝情報を確実に補完することを次の優先順位としている。
以降の流れは酸素原子を減少させる代わりにアミノ酸を抱き込んで行く。
そして最後の酸素原子を水素と置き換える事で二重結合を増やし固定
しているといえる。

一つ思うことがある。

人類の進化は終了していないのだと思う。
このアデニンという存在は6環構造の中に3つの二重結合を持ち強固に固定されている。
一方始まりの塩基ウラシルでは二重結合一つで酸素を外側に残してある。
いつでもこの酸素は解体され新たな情報を取り入れられるかのように。
生命発生当初は恐らくこの複雑化された構造まではできていない。
35億年前に始まりの核酸塩基が生まれ、おそらくこの当時は糖と擬似的に結合し、脂肪酸の作る脂肪膜に守られ、その後の寒冷期を耐え忍んだのだと思う。
恐らくは進化は終わっていない、何故今もウラシルが体内の進化情報として残し続けてあるのか、
逆の言い方をすれば残り続けたからこそ進化してきた。生命体として、体として、精神の形として。
これが残る以上、進化は完結ではなく、まだ途中だと考えるのが妥当だ。

分子の意思


こうして生命を構成するための各種達はそれぞれにその連結部位を繋ぎ合わせ、一つの組織を作り上げていく。
脂肪酸はリン脂質のもと集まり、幕を形成していった。

アミノ酸は集まり、オリゴペプチドを形成。
目的は自己の形成経路の保存にあった地下内部は100度を超えることはなく、主に酸化の場、地上では還元反応が起きていた。
当時まだ地球近くにあった月はその潮汐力から激しい満ち引きを起こし、早い乾湿サイクルを起こしていた。
その場そのものを触媒とし、アミノ酸等は活性化し自己組織の発達を目指していた。
オリゴペプチドワールドとも言えるペプチド化への情報を保存すべく、
アミノ酸自身がRNAワールドに組み込まれることを望んでいた
RNAという塩基(電極+)は次第にアミノ酸の意思と同化(アミノ基と置換)し、リン酸(電極-)と結合する事で電子情報を循環させる機能を生み出していった。

この一連の流れこそが自己複製機能を搭載するリボザイム(リボ核酸)の発生だった。

それはやがて作られていた脂肪膜に保護される

これがまさに第一次生命体という、進化の産声となっていた。

この時代までの多くの化学反応は、
酸化か還元かで執り行われた。

それは全ての分子の結合に何の副産物を生じさせるかだった。
多くの反応は水の中で引き離されたH+とOH-により循環し、また、H2Oを生み出す事で更に高分子へと合成される。

水の元に生まれた第一次生命体はその後スノーボールアースと呼ばれる全球凍結により、更なる進化を余儀なくされる。

しかしこれは太陽のエネルギーを利用する意思を活性化する為の転機でもある。
そして糖と相互作用を起こす第二次生命体へとその情報は受け継がれていく。

最後少し簡略化してはいますが、細かい詳細は掘り下げるべきタイミングで掘り下げていこうかと思います。

後書き

そして少し思うんです、
それは目の前に映る現実という存在と、目の前に映る存在の中にある非現実的だけど確実に存在する心という世界。

少し物騒な話に飛ぶのですが、
僕の職場には少し変わった子がいます。
俗にいう変わり者です、確かに彼や彼女はどこか普通と違います、育ってきた環境、先天的な物人は様々です。

今の世界は基本的には社会の決めたルールに乗っ取ることができなければ、凄く冷ややかな目を浴びせられます。
社会のルールとは紛れもない多数決です。
誰かは誰かを共通の敵として作り上げて、結束力を固めます。
これもまた現実です。
人はその現実の元、そういう人等にそういう態度をとるわけですが、
それを見てて、僕の意識を掠めていくのは、
『あーこの流、これ下手したら、いつかは人殺してしまうくらいの心の形になる可能性あるんだろうな〜』です。
そういう危惧もあり、僕はその人にどうすべきか、どう考えるべきかを話し周りの人よりかは打ち解けるのですが
それに対し、お友達という言葉を使い、小馬鹿にしてくるのですが、甚だ精神性の低い事低い事。
当たり前があまりにも腐りすぎているかに感じます。

人は凄く無責任なのだと思います。
コップに入れられた水が心の許容範囲だとします。
自らが注いだ水が少しなら、許されると考えています。水が溢れるという事を知らないのです。
自ら水を捨てれる人もいればそうでない人もいます。
問題は捨てれるか捨てれないかなんかではありません。
知らず知らずのうちに人は人に水を注いでいるという現実です。
僕ですら彼に腹が立つことがあります。
でも僕はそれでも水の決壊を危惧して、振る舞いを決めています。
人が壊れるという事を本当に理解してほしい、テレビの中の事件のいくつかに些細な行動の積み重ねが反映しています。
それは何も殺人に限らず全ての問題に対してです。
これは妄想ではなく、紛れもない事実です。

僕は口を開けば心が大事だと言いますが
それは一重に共感性だと思っています。
確かに共感は自らの心にも痛みを与えます。

でもそれでこその心なのではないでしょうか?
僕は痛め散らかした心の形をしていますが、
勿論その形は普通と違って、至る所に傷を撒き散らしてしまいました。
でも僕の中の現実として、それは他者の『何気ない』の積み重ねだったのだと思います。
別に今は『〜のせいで』という認識は微塵もありません。
が人の寄り添おうとしない心は必ず他者の崩壊の鍵となる事を身をもって知りました。

はっきりとした言い方をさせてもらいます
『誰か』の心を破壊したのはあなたです。
それを理解してなお、心に重きを置かないのはもはや狂っていて、何のために人は生まれたのかを問いたい。
そして、その答えを避ける理由を明確にしないのは重大な責任問題でもあります。

私のような人間達は少なからず一定多数います、その責任をそこだけに支払わせ、全ての悪を背負わせる心の形は正直言っていかがなものかとも思います。

偉そうにと思うかもしれませんが、この言葉の中に真実を見出せないのは、あなた方が知る世界が、知る情報が少ないためでもあります。

そしてよく聞く言葉なのですが、それを知って何になるのかと、生きる上では必要ないと、
それに関して思うのですが、知らない事を正当化する事を、ある存在を否定する材料として、その知識量と、その精神性で補うにはあまりにも生命として不甲斐ないかに思います。
何故君は人に生まれた?と獣でも植物でも良かったかもしれません。
勿論彼らには彼らの最新の世界があります。
しかしそれを君等が見ようとしないなら、君等はそもそもその見ようとしないフィールドの存在であればよかっただけかに思います。
人に心が必要かなどとはもはや愚問でしかありません。
意味を捉えない事は意味を知ることができる存在であることからすれば、罪以外の何者でもなく、人は全て罪人である事を認識すべきだとも思います。
それが、この主張が許されざる主張であり、許されざる願いであるならば、おそらく僕はこの世界を必要とはしないのだと思います。

なので僕はそういう意味ではあまりこの世界が好きとは言えません。

だからこそ言うのですが
もう少し心に重きをおかなければ、
自死を選んだ人達、心の決壊による犠牲者が生まれ直す場所すらなく。
彼らは永劫自死の輪、犠牲による死から抜け出す事は、物理的な理屈としてあり得ない。

これはなにも精神世界の話ではない、
これは紛れもなく、物質としての話。
勿論原子、分子に至るまで、みえざるが確実に存在してしまっている、それぞれの意識をどう組み上げるかが、その相互関係の存在が、それをどう捉えるかが人全般の課題だと
僕はそう思います。


2月3日この記事も終盤間近
何の因果かこの記事の全データが飛んでいた
発狂しそうで、腹が立った。
とっさに思った、そんなに俺を殺したいのか!

なんでそう思ったんだろうな
でも瞬間的にその気持ちが強く現れてた

その日は珍しく夢を見た
基本的に夢を覚えてる事なんてないんだが
その日はおそらく初めて見た夢だった

それは自分が死ぬ夢だった
多分理由はわかっている
この記事に自分は全エネルギーを注ぎ込んでる

それは自分が1番わかってた
変な言い方だけど
命を賭して描いてる
そのくらいのエネルギーではある

だからかなのか、もしくは
それを肝に銘じた1日だったからなのか…。
自分が死ぬと言う実感…。
夢を通してだった

怖かった、正直言って怖かったな…。
本当は死にたくなんてないのだろう
そう思った。

それと同時に、思ったのは
『ダサっ』
かっこいいとか悪いとかではなく
お前はまだ覚悟しきれないのか?
素直にそう思った

命は尊い、そんな事わかってる
でも多分そういった意味では
本当はまだどっち付かずな迷いでもあるのだろう
狂人としての人生の中にまだ
人としての望みが
甘えがあるのだろな…と

そんな日の始まりに
データが消えるトラブル
一々意味を求める自分が
これの意味を考えるのに
大した時間はかからなかった
死へと導こうとする何かがあるのか、とか
また逆の意味なのか、とか
例えばいずれかが運命ならば
運命に争うべきなのか
殉ずるべきなのか
酷く悩んでしまってた

よく考えろ
起きた事象はリセット
🤔
この言葉に凄く憧れる
羨ましい…
いいなぁ…。
そんな風に思うんだ…

ゲームクリア後の選択肢
『強くてニューゲーム』
これが好きなんだ
そもそも
少しは世界を理解した上で
もう一度初めから
間違えを減らせれるかな
とか
少しは人を傷つけずに済む人生が送れたのかなとか
大事な物をちゃんと大事にできてたのかなとか
そしたら少しは人生が…と

病んでしまうよね
仕方ないよ、
本当に実際大好きで、憧れる言葉…。

こんなこと書いてたら嫌がる人いるよね😅
わかってるよ
でもここには嘘が書けない



そんな日に夜歩きながら帰ってた
勿論そんな日でも星は綺麗だった
最近やたらと星ばかり見てる

そして歩きながら思った

あ〜、何て勿体無い事してたんだ!
そんな思った
空間が勿体無い
そう思った

風が吹いて、いろんな音が聞こえて来て、
光が眩しかったり、やたら暗かったり
いろんな匂いがしてきて
寒ければ手は冷たくなっていって
動くものも動かないもの
ただただ色んな空間を作り出して
何で今この時までこれと共にあれなかったのか

そう思った
残された時間、その言葉を素直に意識していた
別に生きるとか死ぬとかそんな選択別にして
残された時間か〜
そんな感じでオリオン座を見上げてた
生きるとはかくの如きかと…。

もう書くのをやめようかとも考えていた。
誰のためにもならない、お金にもならない
ただ自分の存続を証明するだけのこの代物に
何の意味が、そう感じていたのも確か。
未練など残すものでもなく、
残された時間の中で、最初から最後まで理解されることも、望まれる事も無く死んで行くなら
これ以上狂人としての誉はないのかもしれない。
そこまで思う時もある

僕は本当に僕がわからない、
人間どころかもう
僕が僕を理解しきれなくなっている。

そんな矢先、何故だか気分が良くなっていった。
開き直ったのか、どう開き直ったのかわからない、
リセットが何故にこんなに素晴らしく
感じたのかがわからない
ただ、この空間が今存在していて
それを感じると言う事実だけが
ひどく素晴らしいことのように思えた

良いね〜、なんか良いね〜!
本当にそう感じていた。

しばらく座り込んで空を見上げていた。
その日の夜ある事がきっかけで

『積極的分離理論』
この言葉を教えてもらった。


調べて笑ってしまった
ただただ笑えて来た
そして思った

とりあえず続けよう
自分がどうかなんてわからない
自分がそれかなんてわからないけど
不思議と思い当たる節しかない

ギフテッド=与える者
理解できる。
まさにそれを再認識した矢先

与える者

この限定的な表現の
何とも限定的な事だと思った。

これはある意味裏を返せば

与えるを与えられてしまった者が
与えられる事など望むことの方が
無理があるのだなと思った。


いつぞやの原点回帰、
狂人は狂人でしかやはりないのだと
差し詰め与えられる事など望めば
人生にはもう虚しさしか残されていないのだろう
何のことはない、
昔から何も変わらない
でもだからこそ
この空間に気づけたのなら
虚しさも本望

めんどくさくすらおもえてきた

執着含め、願い、望み全てが
そして何より自分の心が
そもそも
自分が大事として来た何かが
構うに値するものかさえもうわからない。
だがそれでも
僕にとって価値あるものが
幸せならばそれで良かった
もうそれは変わらない




是非この骸を貪り尽くして、
新たな世界の糧に
頼むから
幸福であってくれと

それはまさに
手塚さんのうさぎを思い出すかのような

このうさぎほど美しくなく
このうさぎほど覚悟もなく
このうさぎほど強くもなく
それでもそれを思い出してしまっていた

ある意味覚悟とは、全うする事なのだろう、
徹する事なのだろう
そして殉じることなのだろうと

与える事に、望まぬ事に。

だからもう僕は何も望まないし
もう望めない


だから




さよなら




そう思う

だからせめて



そう最後に、


全うさせてほしい
それだけは

せめて


与えるという行為を



完結させてほしい


与えると言う行為を


だからこそこの記事は存在していて、
誰かの糧になる事が
僕の唯一の存在理由

この存在理由にはもう
それ以上も以下もなく
ただ単にそれだけなのだろうと

淡々と

そうおもう…






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