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【何をどう考えて監査法人から転職したのか】会計士のための転職の思考法

「このまま監査法人にいるべきか?それとも転職すべきか?」

監査法人で働かれている会計士の方なら誰しも1度は考えたことがあるのではないでしょうか。

このnoteでは私が

”何をどう考えて監査法人から転職をしたのか”

という自身の思考回路から会計士キャリアの指針を共有することを目的としてます。

私自身は新卒で入社した監査法人を修了考査前に転職した会計士ですが、

このnoteは決して早期に監査法人から転職することを推奨しているものではありません。

あくまで当時の転職に至るまでの思考回路を共有することで読まれた方の将来キャリアの指針となればと考えております。

このnoteでわかることは以下の3点です。

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もう少し詳しく書くと....

✔「何をどう考えて転職したのか」という実際に私が監査法人から転職した際の思考過程
✔今すぐ転職を考えていなくても将来転職する可能性が少しでもあるなら、転職を考える際に参考になる判断指針
✔転職時の思考回路から導出した”会計士ならだれでも”かつ”将来に渡って”使える転職の思考法”

このnoteは注意点としては、「将来監査法人のパートナーになって監査報告書にサインしたい」等の

”監査法人でキャリア形成を目指す会計士の方”は絶対に購入しないで下さい。

定年まで監査法人でキャリアを形成していくことは、転職という選択肢を取らないことと同義であるためこれから記載していく情報は全く有用ではありません。

したがって、想定する読者は以下の通りになります。

✔将来のキャリア考える際に何から考えればいいかわからない会計士の方
✔実際に転職した人の考え方を参考にしたい会計士の方
✔1,2年後には転職を考えている会計士の方
✔すぐではないが将来的には転職も視野に入れいている会計士の方

監査法人にいると先輩や上司は「会計士登録するまでは監査法人に居た方がいい」と口をそろえて言います。

監査法人からの転職した人は多いですが、修了考査前に転職する会計士は圧倒的マイノリティー。

早めに動いて、キャリアが浅い時期に転職をしたからこそ見えたものがたくさんありました。

これから記載する思考方法は、

転職するかしないかに関わらず会計士としてどこかの企業で働いていく限り将来に渡って適用できるような指針であり、

かつ会計士なら誰にでも当てはめることができるものになります。

会計士のキャリアに関する指針があれば早い段階でキャリアについて考えるきっかけとなり、

自分のキャリアについて考え始めるのが早ければ早いほど、その分だけ準備や対策に時間が充てることができます。

”今の自分には何がたりないのか?”
”これから何を身につけるべきなのか?”
”今の環境で必要なスキルは身につくのか?”

早く対策を立てた分だけ、目標とする理想のキャリアを達成する難易度は下がります。

せっかく死なない程度の安定が見込める会計士になったのだから、自分が行動しないことが原因で目標の達成可能性を縮めてはもったいないと個人的には思います。

繰り返しますが、このnoteは「会計士は転職した方がいい!」と転職を推奨しているものではありません。

もし少しでも興味があればぜひお手にとって頂ければ幸いです。

前置きが長くなってしまいましたが、

それでは早速私自身が転職した際に検討した思考回路を見ていきましょう。

■1.転職する際に検討した2つの視点

私が監査法人から転職する際、以下の2つの視点から自分の現状と将来のキャリアについて分析しました。

✔自分のPLという視点
✔自分のBSという視点

「BS」とか「PL」が出てくるあたりめちゃくちゃ会計士っぽいですね。笑

どういうことかというと.....

自分自身を1つの会社と見立て、”自分の財務諸表をどのように改善していけばいいか”という視点で検討をスタートした。

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ここからは①PL・BSの視点とはそれぞれどういうことか、②監査法人で働いてた当時の状況を2つの視点から考察した結果をそれぞれ見ていきましょう。

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