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【石丸伸二】恫喝でっちあげ事件にみる石丸市長の虚言癖

取材不足氏の2024年1月6日の動画が興味深い内容だったので、スクショに取得して、適宜テキストとリンクを補足しました。

SNSの世界で絶大な支持を得ている安芸高田市石丸市長(当時)
しかしその発言には虚言が含まれていますので注意が必要です
例えばこのTwitterです

2020年10月1日・午前7時47分
先日、定例会後に議会から異例の呼び出しを受けました。居眠り事件について話がある、と。
数名から議会の批判をするな、選挙前に騒ぐな、事情を補足してやれ、敵に回すなら政策に反対するぞ、と説得?恫喝?あり。
なお、私からは、批判がなければ改善しない、選挙前だからこそ市民に知らせる必要がある、自分でやって、政策ありきでは?とそれぞれ回答しました。

https://x.com/shinji_ishimaru/status/1311433140896817152
市長に就任して2ヶ月後のポストで議員たちに恫喝されたという重大事件と言ってよい投稿でした
さらに市長は「敵に回すと政策に反対する」が山根温子議員によるものであると名指しで告発しました

2020年11月8日・午前1時17分
9/30の全員協議会で私が恫喝と感じる発言を行なった山根議員には、昨日、画像の通り伝えました。
最大の問題は「議会を敵に回すと政策が通らなくなりますよ」という山根議員の発言です。塚本議員らの発言や呼び出しという環境は前置きに過ぎません。適切な対処を望みます。
#安芸高田市 #議会 #恫喝

https://x.com/shinji_ishimaru/status/1325110165494853632
本当なら大変なことでメディアでも大きな話題となりました
ところがその会議を密かに録音した音声データが出てきたことで状況は一変します

恫喝問題に関する音声記録の公表について
現在の安芸高田市に起こっている市長と市議会との関係については、市議会の一議員として、また私が恫喝発言の張本人と言われ、深く心を痛めているところです。(中略)真実をはっきりとさせることによって、安芸高田市の健全な市政運営に向けて、市長と議会が力を合わせて進めるように、そして市民の皆様の信頼に応えて行けるように、もちろん、私自身の身の潔白を証明することでもありますので、恫喝問題に関する音声記録を公表することを弁護士とも相談し決断いたしました。
2021年3月31日 山根温子

https://yamaneatsuko.net/20210331-2/
会議は市長自身を含めて笑いが起きる和やかな雰囲気だった上に
市長の告発と大きく食い違っていたのです
市長の投稿を整理すると、このように恫喝されて回答したことになっています

議会の批判をするな⇒批判がなければ改善しない
選挙前に騒ぐな⇒選挙前だからこそ必要がある
事情を補足してやれ⇒自分でやって
敵に回すなら政策に反対するぞ⇒政策ありきでは?

音声データからこれらの発言に近いものを探すと…

議会の批判をするな(なし)⇒批判がなければ改善しない(あり)
選挙前に騒ぐな(あり)⇒選挙前だからこそ必要がある(なし)
事情を補足してやれ(あり)⇒自分でやって(あり)
敵に回すなら政策に反対するぞ(なし)政策ありきでは?(なし)

恫喝されたという4つのうち2つは該当発言がなく、あった2つも恫喝のニュアンスは全くありません
名指しまでした山根議員の「敵に回すと政策に反対するよ」などという発言はどこにもありません
市長が回答したとする発言も2つしかなく、しかもその1つは恫喝に対する回答ではなく、勝手に持論を述べたものでした

補足)
つまり石丸伸二が10月1日にTwitterに投稿した4トピックのうち、実際に問答があったという証拠が残っているのは【事情を補足してやれ⇒自分でやって】の1トピックだけだったということになる。

ちなみにここで山根議員が言ってる「事情」というのは、居眠りをSNSで晒された武岡議員が医療機関で診断した結果で病気だったことが判明したことを指し、山根議員は「見える化は良いと思うんですけど、それはどういうことで起こったのかということも思いを馳せてやることも必要ではないかと」と発言しているので、石丸伸二のTwitterでの表現「補足しろ」は意味が変わってしまっている。

この文面から察するに、山根議員が言いたかったのは「いきなり公開されてる議場で個人を名指ししながら居眠りをあんなに厳しく叱責するんじゃなくて、何か事情があるかもしれないのだから最初は慎重にやれよ」というメッセージだった。それを「お前が相手の事情を察しろ」と変換してるのは、ストローマン論法である。(=相手が言ってることを曲解して、それに反論すること)

◆ストローマン論法の具体例:
A「運動して痩せるのは健康に良いですよ、長生きにもつながります」
B「あなたはデブは生きてる資格が無いと言うんですか?ひどいですよ!」
A「そんなこと言ってないんだけど…」

◆ストローマン論法の具体例(山根VS石丸):
山根「見える化はいいけど、病気が原因の可能性もあるから慎重にしては?」
石丸「相手が病気だと私が把握するのは不可能だから、自分で言え」

*議場など公開された《見える場所》で病気など何かしら事情があった人を厳しく叱責・罵倒するのはあなたの評価を下げるリスクがありますよ、と山根議員はむしろ石丸市長を守るための助言をしているのに、石丸市長はそこを理解できなかったのか「相手の事情を把握した上で話せ」と言われたものだと曲解して「事情があるなら自分で説明しろ」とズレた回答をしている。

前日の会議のことを投稿しているので、忘れたとか記憶違いではありません
非公開の場だったのを良いことに、虚偽による極めて重大な告発と個人攻撃を、市長としてのアカウントでTwitterに投稿したことになります
まさかそんなことをする反社会的人物が市長の座に鎮座しているとは誰も思わなかったでしょう
音声データが公開されても市長は「会議の全ての録音ではない」として虚偽を認めて謝罪をしなかったため
山根議員はやむなく名誉毀損で石丸市長を提訴しました
石丸市長の虚偽発言によって耐え難い誹謗中傷を受けていたからです
裁判の証人尋問で石丸市長は、恫喝は会議冒頭の録音が始まる前にあり、山根議員が「敵に回すと政策が通らないよ」と短いフレーズで言ったと証言しました
しかし当時のテレビ番組で市長は、恫喝が最後にあったと語っています
テレビカメラの前と証人尋問の少なくともどちらかが虚偽の発言ということになります
もし裁判での証言通り恫喝が録音前の時間帯にあったなら
会議は約30分だったのに対して24分17秒の音声データに恫喝は録音されていないため
最大で6分間に4つの恫喝をされて市長がそれに反論したことになります
しかもこの時間帯には市章の話があったこともわかっていますので
最大でも6分間で市長の話、恫喝4つ、反論4つをしたことになり、どう考えても無理があります
そのためか市長は裁判で「反論は後でXでするのでその場ではしなかった」と言い始めました
しかし市長は当初その場で反論したと投稿していました

2020年10月1日・午前7時47分
なお、私からは、批判がなければ改善しない、選挙前だからこそ市民に知らせる必要がある、自分でやって、制作ありきでは?とそれぞれ回答しました。

https://x.com/shinji_ishimaru/status/1325110165494853632
Twitterの投稿と証人尋問の少なくともどちらかが虚偽の発言ということになります
さらに市長は「敵に回すと政策に反対するよ」という発言を山根議員が自ら認めたと言い張り
広く世間に訴えかけてもいました

2020年11月12日・午後7時55分
なお、恫喝の有無に関しては画像の通りです。
山根議員は10/20の全員協議会で誤解云々を主張しつつも、自身がそうした旨の発言をしたと認めていらっしゃいます。
どういう解釈かは分かりませんが、なかったことにするのは事実に反します。

https://x.com/shinji_ishimaru/status/1326840960261632000
石丸伸二がTwitterに添付した画像。
要点を書き出すと:
山根議員「そこまで私が恫喝したと言うなら具体的にどの部分を恫喝だと感じたのか説明しろ」
石丸市長「説明するか説明しないかは私の自由だから説明しない。お前は議員だから説明責任がある。恫喝があったのは事実認定されたのだから、事実と異なるならお前が説明しろ。言った言わないでゴチャゴチャしてるんじゃねーよ。もういいから次の議題に行こうぜ」
*石丸氏の「恫喝があったのは事実認定された」は石丸氏の個人の感想でしかなく、客観的な第三者による事実認定はされていない。山根議員の質問に石丸市長は直接回答しないで他の論点にずらしている。石丸市長がなぜこんな自身の詭弁が明らかになる議事録を自分で貼ったのかは謎。こんな日本語として意味不明な答弁をされたから、山根議員は録音公開に踏み切ったと思われる。
しかしその会議で山根議員が自分がした発言は「Twitterは慎重にしてほしい」「議会は多数決なので市長与党が形成されがち」だったと説明し「恫喝と誤解されたなら残念だ」と言っており
誰がどう読んでも恫喝を否定する発言で、判決文でもそのように判断されています

以上のほか、被告石丸の供述はあるものの、当該供述における被告石丸の本件発言に関する認識は、主として本件メモの記載及び10月20日全員協議会において原告(山根議員)が本件発言をしたことを前提に答弁をしたなどという等裁判所の認定しない事実に基づくものと解される上、原告が本件発言をしたことを明確に否定しており、他に…

恫喝でっちあげ裁判の判決文
故意の虚言でないなら、国語力と認知能力に極めて重篤な欠陥があると言わざるを得ません
石丸市長「Xは毎回ものすごい考えて熟慮に熟慮して投稿しています」
その結果が虚言なら、なお悪いのではないでしょうか

FIN

画像は全てこちらのYouTube動画からの引用です。

(了)

最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ「読んだよ」の一言がわりにでもスキを押していってくださると嬉しいです!