見出し画像

麦刈りです

熊谷の実家で、昨日から麦刈りをしている。
農業の手伝いをするときだけ「親方」と呼んでいるダイチー(父)も、どことなく凛々しい顔つきに。

昨日は、ちょっとした事件があった。
麦の生育が芳しくなく、小さな実をつけた畑で、頼みの綱のコンバインがその威力をふるわなかったのである。
昨年の稲刈りのとき以来の登場であるが、前からオイルを入れたりして、準備万端だっただけに、親方のショックも大きかったようだ。
コンバインがガバガバと麦を刈って飲み込むのに、背丈が十分でないらしい。刈ったそばからポロポロと穂が外へ落ちてしまう。

そこで、母と二人。コンバインに麦をしっかり飲み込んでもらうための手伝いをした。
「ほら、しっかり!」
「がんばれ、がんばれ!」
励ましながら、なんとか3反分の麦を刈り終えた。

人手があってよかったねえ、と晩ごはん。
いつもより、もりもりもりと食べた。

***

本日、別の畑の十分に育った麦をコンバインが順調に刈り取っていく。
親方もなんだか嬉しそうだ。

午前中、残りの畑3反を刈り終えて、麦を出荷場に持っていく。このときわたしは、脱穀した麦が詰まった袋を「よいしょ!」と軽トラに積む作業しか手伝わなかった。

出荷場に行った親方から連絡が入る。
「麦の出荷場。軽トラの長蛇の列」

熊谷にも、麦を作っている人たちがたくさんいることを知る。
他の軽トラのみなさんの積み荷の箱に、目がいく。
わたしたちは1袋25キロの出荷袋を毎回「よいしょ!」とやっているから。

午後、親方は裏の1,5反分の刈り取りへ。
コンバインが勢いよく麦を飲み込んでいく様を見学に。なるほどさすが。よく働いてくれている。

最後の麦の出荷を見届けて、一段落。
というわけではなく、すっかり坊主頭になった畑を、次は田んぼに
するための準備をする。

水をはって耕耘できるまでに、麦わらを熊手でかいて集める。
わらが多すぎると、田植えができないのだそうだ。

3反分を、母と二人で熊手を動かした。
またも軽トラの大渋滞から戻ってきた親方の号令によって、今日の作業は終了。
夢中でやっていたから気づかなかったけれど、帰ってきて見ると右手の人差し指のつけねにタコ(予備軍)ができていた。


身体を動かして、食べるものをつくる。
昨日と今日は、お腹いっっっぱい食べてもいいということにしている(これから回転寿司に行ってきます。ルン!)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?