見出し画像

silent第1話感想 久しぶりにいい日本のドラマに出会ってしまった

最近韓国ドラマも没入するレベルでハマれるドラマがなく、久しぶりに心を持っていかれるドラマに出会えないかな~と思っていた最中、放送前から韓ドラ民Twitter界隈で話題になっていた、日本ドラマsilentを目黒蓮目当て(笑)で何気なく見たところ、良いドラマすぎて1話目からハマってしまった。

1話目の概要

高校生の時に付き合っていた佐倉想と青羽紬。高校卒業とともに遠距離恋愛になり、電話で頻繁に連絡を取っていたが、徐々に想からの連絡頻度が落ち、仕舞には「東京で好きな人ができたから別れてほしい」と紬は一方的に振られた。
その後、上京した紬は高校時代の同級生(想と仲の良かった友人でもある)湊と付き合うことに。高校卒業から8年経過したある日、偶然想を見かける。元気にしていたか、ただそれだけでも会話がしたい紬はどこかでまた想と会えないか、模索する。
そして偶然再会するも、紬の話を聞こうとせずその場を立ち去ろうとする想を引き留める紬だが、想は聴力を失い、紬と会話ができなくなった事実をまのあたりにする。

感想

普段あまり他人に感情移入することがなく(笑)、ドラマを見ながら泣くなんてとても久しぶりで…何とも言えない自分の心の変化に戸惑いながらも、見終わった後は少し呆然と、でもずっと悲しくて涙が止まらなかった。

特に切なかったのは、皆さんも同意見だと思うが、ラスト紬と想が8年ぶりに再会するシーン。紬は久しぶりに会えてどこか嬉しそうな表情を浮かべ、興奮しながら話しかける姿と、嫌われるのが怖くて紬を避けてきた想の暗くショックを受けた表情と、紬ともう”声”を通して”言葉”を通わせることができなくなった現状を泣きながら伝える姿に、お互いの思いを全く共有できないもどかしさ、切なさを感じて涙が止まらなかった。

ドラマの魅力

このドラマの魅力として、ストーリーや題材は当たり前なんだが、個人的に(まだ1話目だが)このドラマの影の大黒柱となっている要素は
①映像、画角、カメラワーク
②目で物事を語る系の演技力
③主題歌
この3点に絞れるのではないかと思う。

①映像、画角、カメラワーク
このドラマは映像がとっても綺麗。最近ではエモさとでも表現されるのだろうけど、全ての色が淡くなるように処理されている点が、柔らかく、優しい世界を全体として描きたいことが想像されて、映像美からでも感動を誘発させると思う。
また、画角、カメラワークに関しては専門ではないので的確なことが言えないが、すごく自然。画面の切り替わりも余白の使い方もスッと入ってくる感じ。最近韓国ドラマにハマっている私にとって韓国ドラマと日本のドラマの大きな違いが、この画角とカメラワークなのだけど、silentは韓国ドラマを見ているみたいにスッと入ってくる。なぜか分からないのでどなたか概念知っている方いたら教えてください。笑

②目で物事を語る系の演技力
いろいろな方の演技を見てたけど、目に感情を宿せる人の演技はものすごい引き込まれる。今回目黒蓮氏をはじめ出ているキャストの目が本気でその感情を訴えている感があり、全ての登場人物に感情移入できた。想の立場にも、紬の立場にも、湊斗の立場にも、、、、全ての登場人物の立場になってドラマを観れているから面白いんだろうなと思う。

③主題歌
個人的にバンドはあまり興味がないし、歌詞をじっくり聞くことも普段あまりない(K-POP聴きすぎてるせい笑)のだが、今回のSubtitleはドラマの解説をしてくれるような意味の詩と優しい言葉、メロディーで出来ていて、ヒゲダン流れた瞬間に泣いてしまった。ジャニタレが出るドラマってジャニの曲が多いけど、今までの慣習を踏襲せず、こだわりを追求いただいたからこそ、主題歌でも泣ける現象が生まれたと思う。

こんな形でnote作成している間に2話も視聴し、3話放送まであと数日!ってところまできてしまいました。
木曜10時はテレビの前に万全な考察を携えて正座してみなくてはならない!という気持ちにまでなっております。まだ2話なのに。。笑
また、silentについて語っていきたいと思います。今宵はこの辺で。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?