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寝ても覚めてもsilent

題名の通り、本当に寝ても覚めてもsilentのことを考える日々。

木曜日の夜10時に視聴した後は次の木曜日が来るまでTwitterやyoutubeで考察や解説を見る日々で、twitterで呟いている人もいたが、まさに木曜日の10時〜11時はsilentの時間で、それ以外の時間はsilentの準備時間になっている。

ネットの便利な時代になったことで、いろいろな方々の多角的な考察に触れる機会が多くでき、ある人の解説を読んで鳥肌が立ったり、引っかかっていた描写に納得が行ったりと。
次週の予想なんかに全く気が回らず、その週に放送された分の考察をするので1週間丸々使ってしまう。
かつてそんなドラマがあっただろうか。
私にとっては初めての経験だ。
いつもはその週のストーリーから今後を予測する作業にばかり時間をかけるが、silentは何度見ても新しい感情や視点を与えてくれる。
1週間あっても消化しきれない。
寝ても覚めてもsilentなのだ。

さて、明日は第3話の放送だが、その前に第2話の考察について話しておきたい。
話したいことは山ほどある(紬の誕生日花はサクラソウとか、想は紬のことを全て知っているとかとか…)のだが、今回は私が最近楽しみに聴いている、ドラマ考察をされている大島育宙氏と脚本家の高野水登氏がsilentについて語りすぎている「無限まやかし」というpodcast番組で話していた考察を紐解いていきたい。

紬は実は不安定…!?

大島さんが気づかれていた部分だが、本当は紬ってあまり何も考えていない底抜けに明るいポジティブな女ではなく、精神的に不安定な部分がある女なのではないか…と言った考察。
湊斗が「思ったよりも落ち着いててよかった。紬に言ったら不安定になると思ったから」や弟の光が湊斗との結婚を割としつこく進めたり、バイト先の就活中の男の子に「おかしくなってからじゃ遅いもんね」と言ったり…今までさらっと流してしまっていた部分だけど、もしかしたら紬のパーソナリティをよく言い表しているのではないかと思い驚いた。
そして、想はもしかしたらそんな紬を知らないのかも。という点においてもありえるかもなと思った。

紬の不安定さが想との別れに関係していると仮定する。
紬は大好きだった想に突然振られ、自分の性格や魅力と思っていた部分が一切信じられなくなる。
それにより、
新卒で就職した会社でも注意をされると必要以上に自分を責めてしまう部分が出来てしまい、仕舞いには壊れて仕事を辞めることになってしまう/湊斗は紬を支えるためにどこまでも主成分優しさでいなくてはならない/電車もちゃんと予定通り乗り換えられているか、途中でパニックになって下車していないか/弟も同居してお姉ちゃんがしっかり毎日ご飯を食べれるように料理を作ってあげるetc

「想に出会えてよかった、そう思いたい」との言葉にあるように、紬の不安定さが徐々に治りはじめた時に、想に遭遇。
徐々にまたお互いに想い合い、想からの愛情、想への愛情を感じられるようになった時に昔の紬に戻ることができ、想と新しい言葉を紡いでいく…みたいな展開になるのではと勝手に予想した。(湊斗、ごめんな)
それと同時に、湊斗も紬という呪縛(笑)、無理して演じているかもしれない主成分優しさから解放により湊斗にもハッピーエンドなのではと予想する。(紬、ごめん)

とまあ、ちょっとした描写からもこれだけ語られるので、このドラマはどれだけ凄いんだよ…と頭を抱える日々です。

また、これも無限まやかしで高野さんがおっしゃっていたことだが、このドラマは想の難聴をハンディキャップとして描く場面は一切なく、手話を言語のようなコミュニケーションツールとして扱っている点も、難病モノのよくある感動ドラマではないと言っていて、激しく同意した。

みなさんも時間がある時に無限まやかしを是非聴いてくれ…めっちゃ面白いので。


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