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直島、豊島アートの旅「二日目その①」

二日目の朝はサプライズから始まりました。

朝は差し込んでくる日光で自然に目が覚め、「テラスレストラン」で洋食ブレックファーストを頂きました。

結構しっかりとボリュームのある朝食で、ジュース(野菜、オレンジ、グレープフルーツから選択)、オードブル、サラダ、コーンスープ、ヨーグルト、パンがトレーで出てきて、さらに卵料理(スクランブル、目玉焼きを選択)がついてきます。パンもこれ以外に後から持ってきてくれるので、お腹はいっぱい!

前面には瀬戸内海が広がり、こんな贅沢なロケーションで朝食を頂けるなんて夢のようでした。

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その後少し散歩したのですが、一人黙々と浜辺をランニングしてくる若者がいたので「もしや?」と思ってみると、昨日バーで偶然会った自転車ボーイだったんです!

もちろん小さな島なので二度会うのも不思議ではないかも知れませんが、朝ドンピシャのタイミングでこの浜辺で会うというのは珍しく、やはり縁ってあるんだなぁと感動しました。記念にパシャリ。

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その後、元気な彼に感化されて地中美術館へも歩いていく事にしました。

地中美術館はベネッセハウスのパークからは徒歩で20-30分ほどかかりますが、ホテルのバスぐらいしか通らない静かな海辺の散歩道です。途中多くの屋外アートもあるので、それらを楽しみながら歩いたのであまり疲れも感じませんでした。

アートについてはこちらで詳しく書いています。

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途中道路工事現場もあるのですが、そこではニャンコ達がくつろいでいました。

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なかなかの面構え…

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地中美術館

いよいよ地中美術館に着きました。チケットセンターと駐車場が少し離れた場所にあり、そこに予約した時間に行ってチケットを発行してもらいます。事前予約制で当日予約はできないそうなので、必ず前日までに予約をしましょう!

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地中美術館は2004年に設立されたそうで、福武總一郎さんが安藤忠雄さんに設計を依頼し、たった3人の作品(クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル)しか展示されていませんが、見事に計算しつくさされた設計と相まって、どれも見応え抜群でした。

「地中美術館」と言われるゆえんは、豊かな自然環境との調和を目指して建物の殆どの部分が地中に埋められているから。

エントランスはこんな感じで、暗い回廊を通って入る演出。

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暗い回廊を抜け、ショップを抜けて美術館に入る途中には空がくっきり見える中庭があります。直線的なコンクリートの壁と青い空と緑の植物のコントラストが印象的。

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残念ながらここから先は撮影禁止なので、展示作品についてはこちらのリンクを参照してください。


李禹煥(リー・ウーファン)美術館

次に向かったのは「李禹煥(リー・ウーファン)美術館」です。これは地中美術館から徒歩数分の場所にあり、海側に開けた開放的な土地にいくつかのモニュメントがあります。

ここも我らが安藤忠雄さんの建築なので、入り口のテイストは似ています。

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中は撮影できないので、詳しくはこちらを…

地中美術館が西洋美術を展示している「陽」な存在に対し、この李禹煥美術館は東洋の「陰」や「静」を表現しているように感じられます。とても静かでシンプル、ミニマルな作品群が心に残る方も多いのではないでしょうか。

ベネッセ会長の福武總一郎さんがヴェネチアの展示会で李禹煥さんの作品を見てビビッときたそうで、ご本人と安藤忠雄さんを直島に呼んで土地の選定から建築のデザインまで一緒に作り上げたという事なので、もはや美術館自体が作品になっている訳です。




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