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【ポケモンレジェンズ アルセウス 考察】世界観についての備忘録『ヒスイ地方とアローラ地方』

こんにちは。もうすぐでポケモンアルセウス発売から一週間経ちますがヒスイ地方を楽しんでいますでしょうか。さてこのnoteですが、一通りメインミッションとサブミッション全てクリアしたので世界観のことについて気になったことや考えをまとめてみました。
発売前から「○○は○○の先祖!」等言われてましたが本編プレイ中その表現に疑問を感じたのでその話も掘り下げていきます。
※大量のネタバレがあるのでメインミッション全てクリア後閲覧推奨
※このnoteはあくまでも筆者の考察の一種であって「合ってる」も「間違ってる」もないです



【1.登場キャラのモチーフ】

初めに本記事の内容において一部必要となってくるため各登場キャラのモチーフとなっているであろう既存キャラと理由を書き出しておく。(あからさまなものに関しては理由を割愛)ここでは"先祖"という言葉の正当性が曖昧なのであえて"モチーフ"という言葉で表現する。理由は別項にて後述する。

例:ヒスイ→モチーフ
・テル→コウキ(DP男主人公)
・ショウ→ヒカリ(DP女主人公)
・ラベン→オダマキ(RSE博士)orククイ(SM博士)
別の地方の御三家をくれる点(+雰囲気)ではオダマキ博士だが、別の地方からきた発言(アローラ地方のライドポケモンを知っているためアローラ地方説があるらしい)+褐色肌+無精髭+被り物という点ではククイ博士とも考えられるため諸説あり
・シマボシ→アカギ(ギンガ団ボス)
・デンボク→ナナカマド(DP博士)
・ウォロ→シロナ(DPチャンピオン)
・ギンナン→デンジ(DPジムリーダー電気)
・ペリーラ→オーバ(DP四天王炎)
ペリーラとは"大葉"の幼葉のこと
・キクイ→ヤーコン(BWジムリーダー地面)
・ヒナツ→マーズ(ギンガ団幹部)
・サザンカ→カリン(金銀四天王悪)
見た目+サブクエのイーブイイベントでサザンカの研究室に行ったイーブイがブラッキーに進化している
・オマツ→キクコ(初代四天王ゴースト&毒)&キクノ(DP四天王地面&岩)
特徴的な前髪+手持ちがゲンガーとサイドン
・オタケ→サターン(DPギンガ団幹部)
・オウメ→スズナ(DPジムリーダー氷)
・ムベ→ミツル
サーナイト&エルレイド使い+「暖かいところにでも向かうとするか」
・ヨネ→マイ(DPチャンピオンロード同行者)
・ツバキ→セイボリー&クララ(剣盾DLCトレーナー)
確証はない。喋り方やプライドが高い点(や雰囲気)+手持ちが毒タイプの複合タイプ(スカタンクとガラルヤドラン)
・ハク→ゲン(DPこうてつじま同行者)
・ナバナ→ナタネ(DPジムリーダー草)
・タイサイ→プルート(Ptギンガ団幹部)
・キネ→ミル(DP迷いの洞窟同行者)orジョーイ(ポケセン回復役)
特徴的な髪形と髪色はミルそのものだが、一方で医療班であることと見た目がジョーイにも少し似ている+グレッグルイベの木彫りがDPノモセシティのポケセンに飾られているため諸説あり
・シャロン→コクラン(Pt&HGSSフロンティアブレーン)
・ユウガオ→ネジキ(Pt&HGSSフロンティアブレーン)
目+目の色+特徴的な色の緑メッシュ
・ハマレンゲ→ウルップ(XYジムリーダー氷)
・ワサビ→ハプウ(SM島クイーン地面)
見た目+手持ちがドサイドン(特徴的な前髪+髪色+三つ編みという点でモミ説もあるが後述のエピソードより、ハプウであると考える)
・ノボリ→ノボリ(BWバトルサブウェイマスター)
BW世界のノボリと同一かは不明だが主人公と同じく時空の裂け目により未来からやってきた人物


【2.ヒスイ地方とアローラ地方】


初めに結論を言うと「時空の裂け目=ウルトラホール」であると考えている。もっと広義に解釈すると「今作の舞台はSMのアローラ地方と繋がりがある」と言える。それではなぜそのような結論に至ったかを下記項目の順に説明していこう。

①最初の主人公の服装
②キング(クイーン)とキャプテン
③時空の裂け目とウルトラホールの類似点
④なぜアローラ地方だけ存在しているのか
⑤ノボリ
⑥結論

①最初の主人公の服装
読者の皆さんは今作をプレイして初めに何を思っただろうか?少なくとも自分は

最初の服装1

「主人公の服装ラフすぎない!?」

だった。初めからパッケージの服装だと思い込んで始めたら半袖Tシャツに短パン姿(女主人公に至ってはアロハなデザインのTシャツにショートパンツ)で異空間に浮いて出てきたのだからそれはもう驚いた。ではポケモン世界でこのような服装の地方はあるかと聞かれればある。それはアローラ地方である。ポケモンの舞台は毎回現実のどこかの地域をモチーフにつくられているが、アローラ地方はハワイ諸島の南東部がモチーフとなっており、ゲーム内のアローラ地方もハワイに近い環境となっている。そのため登場キャラクターのほとんどがかなり薄着の恰好をしている。ククイ博士がいい例だろう。

②キング(クイーン)とキャプテン
ヒスイ地方では各地にキング・クイーン(ポケモン)とそれを管理するキャプテン(人間)がいるが、SMシリーズをプレイしたことのある人にとっては既視感どころの話ではないだろう。SMの舞台であるアローラ地方の各島にはしまキング・クイーン(人間)と島の案内役としてキャプテン(人間)が存在する。また、各島巡りの試練の対象として一際大きな体躯とオーラを纏ったぬしポケモンが専用の試練の場に一体存在している。SMシリーズ未プレイの方でも「似てる」どころの話ではないことは容易に納得していただけるだろう。
おいうち(威力40・あく)をかけるようだが、「群青の海岸のキングは不慮の事故で他界してしまった為空席で先代キングの子供であるガーディが次のキングとして期待されておりストーリー中に成長して見事キングとして成長する」という展開だったがSMにも似た展開がある。「ポニ島の島キングは過去に他界したため現在空席でその孫であるハプウが島クイーンとして就任しようとしたがカプ神に認められず修行の身となったがストーリ中に成長してカプ神に認められて見事島クイーンとなり主人公の前に立ちはだかる」という展開があるのだ。
このようにヒスイ地方に根付いているキング(クイーン)とキャプテンという文化はアローラ地方のそれと酷似しているのである。

③時空の裂け目とウルトラホールの類似点
初めに時空の裂け目とウルトラホールとは何かおさらいする。

『時空の裂け目』
天冠の山麗上空にある裂け目のようなものであり、天冠の山麗以外にもヒスイ地方の各地で短時間だけ観測されることのある現象のことである。裂け目の先からは雷のようなエネルギーが放たれることがあり、それに当たったポケモンは強大な力を獲得し体が金色のオーラを纏うようになるが、力が強大すぎるからか雷に当たったポケモンは制御不能になってしまう。主人公とノボリはこの時空の裂け目から出てきた人間であるため裂け目の先は別の世界に繋がっていると考えられる。

時空の裂け目

『ウルトラホール』
アローラ地方で確認される未知の空間。ウルトラホールの中はウルトラスペースと呼ばれる異空間が広がっておりその先は様々な世界へ繋がっている。
多くについて知られてはいないが、ウルトラビースト(以降UB)はこの空間を開けることができるようである。

ウルトラホール

それでは両者の類似点について説明していこう。
まず初めにこの二つは別の世界に繋がっており、少なくとも人間が通ることができるということが共通している。その最たる例が今作の主人公である。
今作の主人公はゲームスタート時に謎の空間でアルセウスと会話した後ヒスイ地方に飛ばされており、ラベン博士によって時空の裂け目から出てきたことが語られる。また、今作の登場キャラクターの一人であるノボリも主人公と同様に時空の裂け目から出てきた別世界の人間である。一方、ウルトラホールによって別世界からアローラ地方にきた人間もSMシリーズに登場しており、国際警察特務機関のUB対策本部の部長であるリラが最たる例である。そしてこの二つを通ったノボリとリラにも共通点が多い。一つは記憶の大部分を失っており自分がどんな人物だったかも覚えていないが一部の記憶は残っているという点である。二つ目は過去のポケモンシリーズに登場している人物であるということである。ノボリはBWシリーズのバトルサブウェイのサブウェイマスターとして、リラはエメラルドのバトルタワーのタワータイクーン(フロンティアブレーン)として登場している。また、今作の主人公も例外ではなく、「前の世界の記憶を覚えているという描写」は皆無に等しく博士たちから自分のことについて質問されても選択肢のほとんどに「わからない」がある。唯一「ポケモンと人間が共存している」という一部の記憶が残っている点も共通していると考えられる。よってこれらのキャラクターは時空の裂け目とウルトラホールという特異な空間を介して別の世界から来た人間であり、全員前の世界の記憶の大部分を失っているという共通点があるのだ。

次の類似点だが、②項で書き記したようにヒスイ地方とアローラ地方ではそれぞれキング(クイーン)とぬしポケモンと呼ばれるポケモンが存在している。そしてこの両者はどちらも二つの異空間から放たれたエネルギーによって巨大な体躯と力を得て特異なオーラを纏っているという点である。
以下ポケモンwiki参照https://wiki.xn--rckteqa2e.com/wiki/%E3%81%AC%E3%81%97%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3

『ぬしポケモン』                          ポケットモンスター サン・ムーンとポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーンにおいて、しまめぐりの試練でダンジョンごとに1体登場するポケモンである。試練の最後に立ちはだかるポケモン。通常の個体に比べ、かなり大きく、後述するオーラを纏っている。 その役割を果たすために、担当するキャプテンによって鍛えられている。
~中略~
この大きさの異常とオーラは、ウルトラホールから放たれたエネルギーを浴び続けたためだという。

ぬしポケモン


そう、まさに今作のキングの設定そのものである。キングは元から大きくて裂け目の雷でオーラを纏っているだけではないか?と自分も一瞬思ったが森キングであるバサギリのバトル中と鎮めた後の大きさの違いは一目瞭然である。よってキングの体が大きいのも裂け目の影響と考えてよいだろう。一方ぬしポケモンはオーラを纏っていると言ってもキングほど金色ではない。しかしUSMシリーズにはキングの見た目にそっくりなポケモンが登場する。
それは「かがやきさま」ことウルトラネクロズマである。

ウルトラネクロズマ

そしてこのウルトラネクロズマはウルトラホールの先からぬしポケモンにエネルギーを送っていた張本人であり、また、光エネルギーにより膨大な力を得ているが制御しきれず苦しみながら暴れているという設定をもっているのである。よってキングとぬしポケモン、そしてぬしポケモンに送られるエネルギーの大元であるウルトラネクロズマには相関関係があると考えられる。また、二つの異空間の先にいるエネルギーの大元兼神のごとき存在のポケモンという点ではアルセウスとウルトラネクロズマも同様の可能性がある。

④なぜアローラ地方だけ存在しているのか
今作をプレイ中に疑問に思ったことだが、ゲーム内においてヒスイ地方以外の地方はアローラ地方しか登場しないのである。ではそれはなぜか?というところを本項では考察する。
第一の理由は今作の世界はまだ古い時代であるため開拓が進んでいないということが考えられる。村を見れれば一目瞭然だが、技術力が全く発展していないのが見てとれる。それ即ち他の地方に行く力が乏しいということである。マップを見ればわかるがヒスイ地方は一つの島でできており他の島に行くには船を使う必要があるが、始まりの浜の船を見るに木でできた人力で推進する船ぐらいしか造れないため海を渡る力は弱いと考えられる。また、従来のポケモン世界であれば鳥ポケモンに連れてもらうことや水タイプのポケモンに乗って海を渡ることは容易に可能であるが、今作の世界はポケモンについての研究がほとんど進んでおらず未知のモンスターとして恐れられており、共存なんてとても考えられないといった具合である。よって今作の時代は技術力もポケモンの研究も未発展であるため他の地方の開拓が進んでいないことが一つの理由として考えられる。

そしてメインの理由は仮説に過ぎないが、過去に主人公と同じように別世界のアローラ地方から飛ばされてきた人間がおり、その人が一部の記憶として「アローラ地方」という言葉と「アローラ地方の文化・風習」を引き継いで今作の世界に住み着きそれらが根付いたためと考えた。そんなに多くのことを覚えていられたのかという疑問はあるが、ノボリのように何かしらの外的要因により一部の記憶が蘇るということは十分考えられるだろう。
この仮説を聞いて過去に飛ばされてきた人間なんているのかという疑問が生じるのは至極当然のことだが、なんとストーリー内でその可能性が示唆されている。ウォロから大昔(おそらく主人公やノボリよりも前)にも時空の裂け目が生じたことがあるという話を聞くことができるのだ。明確にそれによって人が出てきたという発言はないが、主人公やノボリがいるようにその可能性は全く0でないどころか十分ありえる話である。なお、その飛ばされてきた人間がヒスイ地方でアローラ地方の文化を根付かせてからその文化を知っている人間が他の島もしくは大陸に渡りそこをアローラ地方としたのか、それとも今作のアローラ地方で時空の裂け目(ウルトラホール)から出てきてそこをアローラ地方として文化を発展させてからそこの住民がヒスイ地方に渡りアローラ地方の文化を根付かせたかの前後関係は不明である。
これらの理由や仮説により、今作ではヒスイ地方以外の地方としてアローラ地方しか存在していないと考えられる。他の地方があるとしてもそれらが上記の理由により観測されていないため"存在していない"のである。

⑤ノボリ
上項にてノボリについて掘り下げたため素性などの詳細は割愛するが、それらを読んで「結局ノボリとアローラ地方って何か関係あるの?」と思う方もいるだろう。実際BWシリーズ時点でアローラ地方は確認されておらずSMシリーズ内でもノボリは一切登場していない。ではここで今作のノボリの服装に注目してみる。

ノボリ

パッと見ではいつものノボリの服がボロボロになってるなあぐらいしか思わないが右腕に注目して見てみると

ノボリ拡大

腕輪のようなものを着けているのがわかるだろう。SMシリーズをプレイしたことのある方は見覚えがないだろうか。そう、この腕輪はZリングに酷似しているのである。更にはご丁寧にZクリスタルのようなものまで埋め込まれているのである。つまり、飛ばされる前の世界のノボリはアローラ地方にいたことに他ならないのである。
アローラ地方を旅した後だから着けていただけで飛ばされる直前にアローラ地方にいたわけではないという可能性も考えられなくないが、そもそもウルトラホールはアローラ地方でしか観測されないため直前までアローラ地方にいたと考えるのが自然である。なぜノボリがアローラ地方にいたのかは毛頭検討もつかないがそこは重要ではないため省く。

⑥結論
これらの類似点や仮説、飛ばされた人間の服装より、時空の裂け目=ウルトラホールである。


【3.ヒスイ地方はタイムリープかパラレルワールドか】

これは発売前から物議を醸していたであろうテーマだが、結論から言うとどちらともであると考えている。主人公が飛ぶ前の時代を上述したようにSMシリーズ時点(現代時空)とするならヒスイ地方の世界(以降ヒスイ時空とする)は下図のように表される。

時空図

それではタイムループとパラレルワールドである理由をそれぞれ示す。
前者に関しては言うまでもないが、2項④節の通りヒスイ時空は技術力やポケモン研究の進捗具合、世界の発展度を見るに現代時空と比べて過去の時代であると考えてまず間違いないだろう。後者に関してだが、考察する前にパラレルワールドとは何か説明する。                  以下Wikipedia参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89


『パラレルワールド』                         ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われている。


自分はこの文章の「ある世界」と「別の世界」がそれぞれ「現代時空」「ヒスイ時空」に当てはまると考える。そもそもポケモンの世界にパラレルワールドなんてあるのかという疑問に対してはORASに登場したヒガナという存在が解決してくれるだろう。上述したリラも同様であるため今回は「ポケモン世界にパラレルワールドはある」として考えていく。
ではなぜヒスイ時空がパラレルワールドであるかだが、今作の図鑑の観点から証明していく。自分は今作の図鑑を見て疑問に思ったことが二点ある。
一つ目が「タイムリープによる過去の時代のはずなのに現代時空とポケモンの発見された順番が違う」ということ。二つ目は「ガラル地方のポケモンが一切登場しない」ということである。
一つ目に関して、メタ的な観点で「今まで登場したポケモンをごちゃ混ぜで出しただけ」と考えるのが一般的であるが、この"一般的"がミスリードを生んでいると考える。上記の二つ目に繋がる話だが、今まで登場したポケモンをごちゃ混ぜで出しただけであればガラル地方のポケモンが一切出てこないのは余りにも不自然である。今作と最新の世代である剣盾の発売時期を比較しても2022年1月28日と2019年11月15日であり、発売時期の関係上間に合わず出すことができなかったとは考えにくい。

ここで、「パラレルワールドとは大元の世界から分岐した別の世界である」ということと上記の「主人公が飛ばされる前の現代時空はSMシリーズ時点である」ということを考慮するとこの図鑑の謎を解明することができるのだ。現代時空ではガラル地方のポケモンがまだ観測されておらず、観測されていないということは消極的事実の証明であり、ヒスイ時空が現代時空を元に分岐した世界であるならばヒスイ時空にガラル地方のポケモンが一切存在しないことが証明できるのだ。よってヒスイ時空は現代時空を元に分岐したパラレルワールドかつその過去の世界である。つまり上記の時間軸と空間軸の図の中央の二つが交わる部分こそ"時空"の裂け目(ウルトラホール)なのである。
(これを正とするならば別世界の過去の人間は「先祖」でもなんでもなくただの他人となるので1項では「モチーフ」というワードで表現した)

私事だがこのnoteを書き始めた時点の今作の進捗具合はウォロとギラティナを倒した後だったが、noteを書くのと図鑑埋めを同時進行した結果アルセウスに会うのが先となった。するとアルセウスがこんなことを話した。

答え

「時間  空間を超え」とは「タイムリープ+パラレルワールド説」の回答ではないか。このセリフを先ほどの時間軸と空間軸の図に当てはめてみるとそのまんま言葉通りである。

時空図2


思わぬところで神が答え合わせをしてくれたのだ。ありがとうアルセウス。
また、アルセウスの言葉を要約すると主人公はヒスイ時空を世界の崩壊から救うために呼んだそうだが、アルセウスはヒスイ時空の未来の世界がディアルガやパルキア、元をただせばウォロのせいで崩壊したのを観測したのかもしれないがそこまではわからない。また、ヒスイ時空の出来事を改変してもヒスイ時空の未来が変わるだけで主人公がいた現代時空はタイムパラドックスの影響を受けないことは言うまでもない。


【4.結論】


『ポケモンLEGENDSアルセウス』は、主人公が時空の裂け目(ウルトラホール)で飛ぶ前であるポケモンSM(USM)時点の世界を元に分岐したパラレルワールドの過去即ち「時空」を超えた世界を救う物語である。


【5.蛇足】


今作の御三家はなぜヒノアラシ・ミジュマル・モクローだったのかだが、今作の世界観においてキーとなる地方の御三家から抜擢されたのではないかと考えている。
ヒノアラシ(ジョウト地方):シント遺跡関連。アンノーンの扱いが特別なのもシント遺跡を示唆していると考える。
ミジュマル(イッシュ地方):ノボリ関連。正直これしか思いつかないがノボリほど今作の世界観に肉薄した登場人物はいない。
モクロー(アローラ地方):このnoteを読んだ後であればもはや言うまでもない。


【6.終わりに】


いかがだったでしょうか。このnoteを読んで少しでも今作を楽しんで頂ければ幸いです。自分としては、今作はゲームシステムだけでなく世界観も今までにない角度から攻めてきて非常に楽しむことができたので良かったです。
再三にはなりますがこの考察の内容には「合ってる」も「間違ってる」もありません。正直自分としてはこうやって考察すること自体を楽しんでるので正否はどっちでも構いません。
長くなりましたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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