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熱いもの作りしたい人に届け!僕らがサービス成長のためにしてきたリストを公開しました

akagawa.junichi 赤川隼一

ミラティブという会社をやっている赤川です。

2020年のテーマは「結果」。結果にとことんこだわる1年にするぞ、と年末年始に心を研いで新年を迎えた。

今年、まず結果を切望しているのは採用・仲間づくりだ。2019年は特に人材採用という意味では「結果」が出なかった。

年初に決めた採用人数は大幅未達。採用の遅れは、そのまま開発やアクションの遅れに直結することとなった。やりたいこと、成し遂げたい野心に対して、まだまだ50余人のチームは小さすぎる。特に、ものづくりに関わる人材を希求している。

一方で、頭数さえ揃えば良いのかというとそんなはずはない。世の不景気のきざし含め、今後も巻き起こる逆境の中を一緒に支え合っていけるような、最高に誇らしいチームでいつづける点を妥協するつもりもまたない。強みは違ってもお互いに尊敬しあえるメンバーを今後も集め続けたい。

その両立のために、単純なアクション量とあわせて、ミラティブという会社のこと、そのものづくりや組織の考え方を正しく知ってもらう機会を増やしていこうと思う。年末年始から、私だけでなくメンバーもどんどんやっている。
(↓CTOや総務リーダーより)

「わかりあう願いをつなごう」というミッションで「共感」を扱う会社らしく、共感を諦めない、ある「願い」の発信だ

代表だからできる発信って何かな、と考えて、1年ほど前に書いたテキストのことをふと思い出した。初めてマネージャーという役割を社内に作ることにした際、合宿の前日の夜に、自分たちがどうやって成長してきたのかを一筆書きした「How Mirrativ Works (as of now)」

マネージャーという「役割」ができ、自分が持っていた手綱を権限移譲するときに、創業期の魂みたいなものが少しでも伝わればいいと思ったのだ。表題は名著「How Google Works」に影響を受けている。

特に長く残すつもりで書いたものではないのだが、一晩の殴り書き特有の筆圧とでもいうべき独特の勢いがあり、その後、折に触れて社内でも回し読みされているものになった。

27項目、順序の考慮もなく、網羅性も重視せず、それまでを振り返って「プロダクトを作る会社としてどうありたいか」を順に書き殴った粗いテキストだ。未来の変化を否定するものではないが、「少なくとも今までミラティブ社がどういう考え方で運営されてきたか」、が熱っぽくパッケージされている。

1名でも未来の仲間に読まれることを願って、公開する。何らかの共感・わかりあいがつながることと、社員・業務委託・パートナー・協業、形式はなんであれ、未来いっしょに仕事をする機会につながることを強く願って。まだ見ぬあなたに届くならとても嬉しい。

では1年ほど前に、時を戻そう(byぺこぱ)。
*noteとして読みやすくするために見出しだけ画像化。見出し含め原文まま(一部事項を除く)

How Mirrativ Works (as of now)

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行動指針をより具体化して「今までどうやって伸ばしてきたか」を列挙するもの。

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想いの強さは結果への興味と近似する
どんなに遅くとも翌朝、起きて数値が気にならない施策だったら二度とそんな仕事はやめよう

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特に施策初期は、絶対数よりも、伸び率や、ひとりあたりの熱量指標を重視する。コホートで「ひとりあたり滞在時間が毎週伸びているか」などを見よう。数は最後にはお金で買える。熱はなかなか買えない

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アバターもエモカラも、「ユーザーが勝手にやっていること」の観察から着想している。
カメラつなぎっぱなしサービス上で、ユーザーがやたらゲームを配信しているのに気づいたのがTwitchのはじまり。とにかくユーザーを観察しよう。観察からの学びを、「簡単に」「便利に」「やりやすく」「楽しく」してあげることを考えよう。

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1000人までは「データひとりひとり見れる」。100人までは「配信全員見れる」 。検証中は、全員の「個別アクティビティ」を見よう。見ると、学びがある。 ユーザーインタビューが本質的にはいらないというのは、ミラティブの大きな強みだ。

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一発でホームランを狙うから機能が積まれる。
機能を積むのは恐怖の裏返しだ。ユーザーにウケない恐怖とは、戦おう。社内で賛同を得られないのでは、という恐怖は、捨てよう(全員が賛成するものなんてロクなものじゃない)。早いことが何より美しい

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正解を知っているのはユーザーで、我々ではない。我々が持っているのはあくまで「仮説」。
ユーザーに嫌われたら、ごめんなさいして綺麗に引こう。なんか一部でも刺さったら、嬉々として仮説を捨てて刺さったところに全力で向かおう。答えはユーザーが知っている。

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一喜一憂は最高だ、生きてるって感じがする。
毎週の伸びに興味がなくなったら、そこでその事業はスタートアップとしては終わりだ。毎週伸ばそう。毎週伸びてれば、そのうち20億ユーザーになる。

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エモだけどガチ、がミラティブ社らしさだ。結果にはこだわろう。結果を出すために、手を尽くそう。結果を出すために必要なら、周りに頼りまくろう。
ぶっちゃけ運はあるが、人事を尽くして天命を待つ。ミスをする・結果的に失敗になるのは良いが、意志がないのと結果にこだわりがないのはダメだ。

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「凡人は模倣し、天才は盗む」。あらゆるヒット商品は、天からの雷鳴ではなく、既存価値の「ちょっとズレ」だ。インプットがないやつには既存価値がわからない
配信アプリ、動画アプリ、SNS、流行り物はぜんぶ「触ろう」。
プロダクト屋はあらゆるものをプロダクトのヒントにできる。ラーニングアニマルは「量」を触る

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現代では、あえて極論すれば、やりたいことのリソースが足りないのは考えが足りないからだ。
副業、フリーランス、外注、クラウドワーカー、「お願い」、手段はいくらでもある。
今あるリソースのやりくりでなんとかしようとするから詰まる。やりたいこと・やるべきこと優先で考えよう。リソース確保もリーダーの仕事。結果にこだわって、周りに頼ろう。

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何か明確な伸びが見えたら、「どうすれば少ないリソースでそのインパクトを最大化・最大限広げられるか」を考えよう。
逆にいうと、「早くやっておけば複利で効くこと」を早めにやろう。
(例:「採用候補者様への手紙」。作るのは気合がいるが、早くやっておくと全面接者に送れて複利で効く)

ただし、見えてない間に複利のことを考えるのは、ただの皮算用・先回りして盛りすぎになりがちなので注意しよう。(例:Mirrativのタグ機能がリリース時からあったこと)
基点が高いほどテコは効く。掛け金が大きいほど倍率がかかるとでかくなる。そこを間違わぬよう。

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本質的に資本でショートカットできることと、実はスケールしないことをする方が本質的に良いこと、は両方ある(例:初期ユーザー全員に個別でヒアリング)。
Yコン曰くは「スケールしないことをしよう」。今のミラ社の状態だと「スケールしないこと"も"しよう」だ。
特に、「速くするため」ではなく「ラクをするため」方向にショートカットの思考がある時は、危険な可能性が高い。スケールしないこともしよう。特に何かの初期は。

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人と一緒に仕事をしやすい時代だ。いっしょに仕事したい人には声をかけつづけよう。
断られるのは多分あなたが嫌いなわけではなくタイミングの問題だ。人の事情は時期によって変わる。ちょくちょく声をかけよう。

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知識は誰でも得られるし、経験もすぐ陳腐化する。過去の栄光でマウント取るダサいおじさんに明日にでも誰でもなれてしまう。
最も重要なのは「学び続ける力」だ
好奇心を大事にして、事象から貪欲に学ぼう。年齢は関係ない、ラーニングアニマルだけが成長しつづける。

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性善説は、組織にかぎらず初期からミラティブでは重視してきた。最初期のユーザー同士のケンカの際にも、「他者への尊重」というキーワードが出ている。
https://mirrativtmbr.tumblr.com/post/142634184388/荒らし行為への対応につきまして

人間なんで誰にでも間違いはあるが、人間は学べるミスと悪意を混ぜて捉えない。人の可能性を信じて、仲間もユーザーも「リスペクト」、他者を尊重して振舞おう。

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人間は感情の生物だ。ロジックだけじゃ動かない。感情を動かせるモノを作ろう。プロダクトも、組織も。
例えば初期ミラティブにはサービス上に「にぎわい感」がなくて失敗した。にぎわい感を意識しよう

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金遣いの話だけではなく。スタートアップは基本的には少人数戦だ。個々人の付加価値が最大であることの掛け算が組織の付加価値になる。
やったこと・使ったお金やリソースから、最大限の成果を持ち帰ろう。資産にしよう。タダで転ばないこと。反脆く、失敗しそうなときも何か持ち帰って強くなろう。
(例:ミラティブQは最初はユーザー獲得に大きく効くと思っていたがそうでもなく、開始してからゲーム向けタイアップの勝ち筋を発見してピボットした)

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現代においてデータは水だ。水がないと死んでしまう。
最低限のクエリが書けるかどうかは、水を供給されるだけになるか水を探しにいって生き延びれるかに直結する
基礎はそんなややこしいものではない、ものかきそろばんの類だ。厳しめに書くと、覚える気がないやつ、覚えられる知力がないやつ、は、当社にはいてもらっては困る。みんなでデータを扱おう。

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自分(達)ならやれる、というプライドは大事だが、プライドが優先順位の上位に来たら危険だ。プライドは究極的には結果を出し続けることによってのみ満たされ続ける。結果を出すためにプライドは最優先要項ではない。プライドを捨てて泥にまみれるだけでうまくいくことは世の中にたくさんある
もっとも危険なのは全能感だ。全能感は組織をむしばむ。それはたいてい勘違いだ。
外部に褒められたら、その10倍嫉妬されてる、いつか引っ繰り返してやると思われてると思おう。

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組織のキーテーマが「心理的安全性」だ。「自分で問題解決できるスマートクリエイティブ」以外は入社できない会社だと考えている。であれば、「考えをのびのび発信してもらえれば勝てる」とマネージャーは考えよう。
これがワークする前提はエントリーマネジメント至上主義だ。絶対に入社してもらうメンバーのレベルを下げてはいけない。絶対に

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自分より優秀な奴を採る、が採用の基本だ。ポテンシャルも含むが、自分より優秀になりそうだと思える奴以外は採用してはいけない。少なくとも、何らかの箇所で「強烈に尊敬できる」箇所があることは必須だ。ミラ社では、お互い双方向で尊敬と敬意があるからマウントなく組織が回る。尊敬できるヤツだけを採ろう。
スピードと質の2択なんてないが、万が一2択を問われた時にも絶対に質を取ること。絶対に。

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経験者には即戦力になることを求める。逆にいうと、戦力化するまでのサポートはやれることをすべてやろう
一方で、若手は成長の「角度」を見ること。角度は成長率なので複利で効く。初期値よりも成長角度。若者は1年で激変する。成長角度が異常なやつを仲間にしよう。

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プロダクト(のユーザー体験)がよいことを最重視。プロダクトが悪いけど成功しつづけた会社、はネット以降は本質的にない
機能は1個でいい、不完全でいい、でも「人の欲しがるもの」であることには徹底的にこだわろう。そして速く出して速く学ぼう。

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組織もプロダクト、バックオフィスもプロダクトだ。サービスを創るように、仮説と想いを持ってデザインして、出して検証して、分析して、PDCA回して、最高のプロダクトにしよう

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ネット時代の「知」は集合知だ。たくさんのケースでトライ&エラーを繰り返して、それを体系化しているやつが強い。
なのでシリコンバレー(と中国)が強い。
流派はあってよいが、ミラティブ社ではY Combinatorが本質をついていると思って徹底トレースしている。特に「Make Something People Want=人の欲しいものを作ろう」はあらゆる事業の本質だ。ミラティブについてはYコンの言ってたことはほぼ100%正しかった。

学んでから否定・応用しよう。
馬田さんのスライド群と、ポールグレアムのエッセイがてっとりばやい。
https://www.slideshare.net/takaumada/startup-paradox-thinking

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誰にでも聞ける時代だ。「自分たちの頭の範囲」で考えるとうまくいかない。
困ったら、まず自分が思う「この領域における世界一の人」に相談できないか考えよう。ダメなら日本一に当たろう。ダメなら日本2。
Mirrativはデモまでできたら真っ先にけんすうさんに相談にいった。手法やこの瞬間のラクさからではなく最上思考で、「ベストな解決法」を考えよう。

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残念ながら、椅子に座ってるとユーザーが増えたら幸せなのだが、そんなことは今まで一度もなかった
最後は悔しいけど気合だ。時には量も質を凌駕する。没頭が強い。没頭してやりきろう。

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以上。

書かれた後の出来事を踏まえ、足したいことがあるとしたら、例えば「ちゃんと動く、文字が読める、理解される、はすべての基本」あたりだろうか。まだまだありそうだ。基本的な、当たり前のことを当たり前にやる重要性は、年を経るごとに、規模が大きくなっていくごとに、より強く実感する。飾りでなく大事なものにまなざしを向け、真摯なものづくりと、良い変化を続けていきたい。

2020年、その「良い変化」を、ミラティブ社に足してくれる人を切実に求めている。(読んでいるあなたかもしれない!)

社会人のスタートが営業で、組織や経営中心に時間を使ってきた自分は、自分自身は良いものづくり人材だと思っていないし、まだサービスも世界中でこぞって使われる状態にはほど遠い。だからこそ一流の作り手をいつも求めているし、もっともっと一流にとって居心地の良い組織にしたいと思っている。

少しでも興味が湧いた方は、ぜひ気軽に話を聞きに来てください。今はムリなんよな…という方も、コメント・反応とかシェアとか何でも嬉しいです!切実!それではまた。

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