前半戦しゅーりょー!!!

前半戦終わったので、1軍の試合に1試合でも出た選手について振り返ろうと思います。
評価はC~Aまでです。背番号の小さい順に書いて行きますので、よろしくおねがいします。
評価の基準は僕の感覚です。言ってることと評価噛み合わんだろ!みたいなこともあるので悪しからず。

先発投手編

今井達也

3登板 2.84 1勝1敗 18奪三振 19投球回 K/BB 2.25
評価:C
この男に関しては一言に尽きるでしょう。『帰ってくるのが遅すぎる』です。OP戦で怪我してシーズン開幕アウトになったと思ったら、復帰直前で捻挫。しかも、ホームベースのカバーに入るときって、アホかと思いました。しかしながら、帰ってきたあとの登板では大崩れせず、ロッテのチマチマ攻撃されて球数が嵩んだ2登板目を除けば、らしい投球で7回は投げてくれました。球数は110球以上投げた試合もあったので、後半はイニングを消化してくれることにも期待です。個人的には、変化球は十二分に通用するものなので、ストレートを平均152km/h投げて、質を安定させてほしいと思っています。
能力は山本由伸に勝るとも劣らないのに、いまいち実績の付いてこない今井くんには、後半は平均7回以上投げ、完封・完投を3つ以上してくれることを望みます。そして、後半戦からの巻き返しで10勝目指して頑張ってください。

渡邊勇太朗

3登板 6.08 1勝1敗 6奪三振 13.1投球回 K/BB 0.55
評価:C

うーん。正直に言うと期待外れだなぁというのが勇太朗の前半戦。球種や身長をはじめ、持っているものは王道エースだと思うのでもっとやれると思っています。K/BB 0.55から分かる通り、とにかくコントロールが最悪。流れも関係なしに突然出す四球でリズムを崩して普通に後続に打たれる勘弁してほしい。
後半戦への期待というか、今後への期待はコントロールを良くしよう!です。メカニックとかはわかんないので投手コーチの人お願いします。

髙橋光成

17登板 2.49 6勝7敗 72奪三振 112投球回 K/BB 2.12
評価:A

シーズン前半戦を2位で折り返すことができたのも、この男がシーズン1度も離脱することなくローテション1番手を回り続けてくれたお陰といっても良いのではないでしょうか。リーグ屈指のイニングイーターとして、リーグ3位の112回を投げ、2位の上沢投手とは0.2回差。素晴らしいと言えるでしょう。しかし、勿体ないのは負け越していること。どうしてもエース同士のマッチアップになってしまう中、援護が貰えない状況で耐えきれず失点をしてしまい、そのまま敗北するという場面を多く見ました。光成が一段上のエースになるためには(縦スラを元のスライダーに戻して、今のへなちょこカットを封印しなくては、ではなく)エース同士のマッチアップで0で帰ってくるということが必要になるでしょう。
おそらく後半戦もカード頭を任されると思います。エース格と当たり続け、イニングも食って当然という期待は重いものだと考えます。しかし、背番号13を背負い、エースとしてひと皮むけたいのならここから貯金を作れるように頑張って欲しいです。理想としては12勝8敗くらいですかね。まぁ後半戦1敗は厳しいので、現実的には11勝10敗みたいなところでしょうか。良い意味で期待を裏切ってほしいですね。

隅田知一郎(ちひろ)

11登板 3.19 1勝7敗 53奪三振 59.1投球回 K/BB 2.65
評価:B+

我らがライオンズのドラフト1位ルーキーのちーちゃんは、パッと見の成績では“期待ハズレ”の前半戦になってしまいました。しかし、実際にはデビュー戦を含めた最初の数試合は期待以上の投球をし続けてくれました。スライダー・カット、スプリット・チェンジアップのグラデーションに加え、キレのあるストレートを使いこなせれば、後半戦にはまた我々の前で堂々たるピッチングを見せてくれるでしょう。
ここまで負けがついてしまった理由は、リズムの悪さが原因でしょう。疲労からか、球速以上に遅く見えるようになってしまったストレート。これまではストレートでファールが取れていたのに、ファールが取れなくなり、結果的に決め球にもついてこられ、粘られ、四球・ヒットを繰り返してしまうようになってしまいました。0で帰ってきても三凡がないという事態になってしまっては野手がリズムに乗れません。ルーキーにここまで求めるのは酷なのかもしれないですが、悪い時は悪いなりに纏める力も身に着けなくてはならないですね。後半戦でまた登板する機会があると思いますが、そのときは野手が早々に援護をし、楽に投げてもらえる展開を作って欲しいです。5勝はしてくれそうかなと思っています。

松本航

12登板 3.41 5勝3敗 43奪三振 68.2投球回 K/BB 1.59
評価:B−

特にコメントすることもないような。という成績を残しましたね。いい意味ではなく、悪い意味で。忘れてしまったので、深く追求はしないですけど、体調不良かなにかで離脱してからカード頭を任されていましたが、正直に言うとカード頭の格ではないでしょう。片道切符の全力投球しかなく、カット・スプリットが小さすぎるので決め手にかけます。デカスラもあんま投げなくなったなぁというのと、カーブもっと使っていいのでは?という印象も受けます。全試合見てるわけではないので感覚ですが。松本の場合、先述したように変化球が小さいので、ストレートの調子が悪いと終わりです。それを象徴するのがロッテ戦の7失点と4.2回で降りた試合でしょう。シーズン中に変化量増やせー!とかいうのは野暮なので言いません。
後半戦に向けて松本に言いたいのは2つ。1つはなるべく松本ガチャSSRを出してくださいということ。2つ目は100球いかずにへばるのやめてくださいということ。中6日貰っておいて98球とかでバテるなよ。せめて110球まではクオリティー保ってください。以上です。

佐藤隼輔

9登板 4.22 3勝3敗 30奪三振 42.2投球回 K/BB 1.58
評価:B+

サトシュンよく頑張りました。中継ぎから始まるかと思いきや、今井の離脱で先発をやらされ、1回プルペンに戻ったと思いきや、誰かが離脱したタイミングでまたもや先発をやらされと、本当に大変だったと思います。そして、その中で3勝もしたのは素晴らしいことです。キレのあるストレートとスライダー・チェンジアップに加えてシーズン中に習得したフォークと構成と雰囲気は本格派左腕なサトシュンは、前半戦良いときに勝って悪きときに負けるを繰り返した印象です。ポテンシャルは上かもしれないですが、完成度ではちーちゃんには劣るなぁと思いましたね。また、シーズン前半戦の最後も中継ぎ待機していたのですが、コロナになってしまい出番なし。後半戦は中継ぎかなーと思いつつも、来季、再来季は先発として楽しみにしています。

平井克典

23登板(内7試合先発) 2.42 5勝5敗 27奪三振 52投球回 K/BB 1.69
評価:B+
平井さんもよく頑張ってくれました。調子が落ちたタイミングで先発調整をし、上がってきた7試合では谷間の先発としての役目をキッチリと果たしてくれました。サイドスローの革を被った構成は本格化である平井は、「先発であっても中継ぎであって任されたところで投げるだけ」というなんとも素晴らしい発言をしてくれています。本人のためにも起用法は固定したいとチームも考えて入るのでしょうが、後半戦はどうするのか分からないというのが正直なところです。
個人的には中10日でいいので先発で投げてほしいですね。平井に対する苦言は特にないです。強いて言えば、セルフジャッジで帰るのやめてほしいということくらいでしょうか。

内海哲也

2登板 3.72 0勝1敗 6奪三振 9.2投球回 K/BB 3.00
評価:なし

お祖父ちゃんなので、よく頑張ったほうでしょう。唯一、リードしてマウンドを降りた試合を勝たせてあげたかったというのが心残りです。これからも頑張ってください。あと、勇太朗のことをお願いします。

與座海人

12登板 2.44 7勝3敗 38奪三振 66.1投球回 K/BB 4.22
評価:A++

素晴らしい飛躍を遂げた選手の1人でしょう。チーム内でコロナの感染者が出たのをきっかけに昇格し、スミスの怪我をきっかけに先発ローテーションを守り、結果的にチームトップの7勝をあげる大活躍。地元凱旋の試合ではソフトバンクを相手に8回無失点の投球。試合結果はノイズが掛かって思い出せませんが、素晴らしいとしか言いようがない投球を見せてくれました。テンポの良さとコントロールの良さで自分のペースで投げることができたのも飛躍した要因の1つでしょう。好投・粘投を繰り返したようにも見えますが、結果だけ見れば直近6試合で4勝。ローテションに入りたての投手と考えれば立派ではないでしょうか。
幸い、シーズン序盤からこれをやっていたわけではないのでオールスターには選ばれず、オールスター期間は休みになります。十分に休養を取って後半戦また力を発揮してほしいですね。また、このまま二桁勝利も掴み取ってほしいなと思います。

バーチ・スミス

4登板 2.45 1勝0敗 10奪三振 18.1投球回 K/BB 1.43
評価:C−

先発候補で今井に並んでバカヤローな男です。この男は。理由は言うまでもないでしょう。2試合に1回急にトレーナー呼びつけて怪我をするバカタレが助っ人外国人?笑わせるなと。デビュー戦で7回ノーヒットピッチングしたときは神か?と思いましたが、違いました。耐久性が紙でした。その中でも、持ってるボールとしては悪くないかなと思います。150km/h出る空振りの取れるフォーシームに、チェンジアップとカーブ悪くないです。投げてくれれば。
中継ぎに回されても文句の言えないような前半戦を過ごしたスミスでしたが、後半戦はどんなピッチングを見せてくれるのでしょうか。オリックス、ソフトバンク相手に完封勝利とかしてくれたら、まぁ許すかな、と今から思っております。

ディートリック・エンス

14登板 2.31 6勝5敗 54奪三振 78投球回 K/BB 1.93
評価:A−

エンスは助っ人外国人の中で1番期待値が高かった選手だと思います。成績としては期待値通りとは行きませんが、投球内容では期待値通りの試合がたくさんあった印象ですね。ほとんどの試合で安定した投球を見せてくれたことが、交流戦までの日曜日最強ライオンズを作れた要因の1つでしょう。
エンスの投球術はパターンが少ないなーとは思いましたが、シンプルに相手を打ち取り続ける様は見てて気持ちのいいものでしたね。ただ、シンプルな分、途中で粘られた結果、四球を出すなど、球数を嵩ませてしまい7回降板という場面も多く見受けられました。
シーズン後半戦では、おそらくカード2番手を任されると思うので、安定した投球をし、チームを勝ちに導いてほしいですね。個人的な要望としては8回に突入できる登板を見たいですね。


まとめ

前半戦をいい感じに折り返せたのは中継ぎ陣含めて投手陣が頑張ってくれたからです。光成を筆頭に打低とはいえ防御率を大幅に改善することができました。しかし、完投・完封が0は頂けないでしょう。中継ぎに負担をかけた分、後半は長いイニングを投げることを意識してほしいですね。
僕はオールスター明けからは「今井−エンス−與座」の表と「光成−松本−ちーちゃん(平井、スミス)」のローテーションになればいいなと思っています。以上で、先発編は終わりです。
ではまた、中継ぎ編で。

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