マガジンのカバー画像

もーやん本ログ

31
読書感想文
運営しているクリエイター

#小説

ばけもの好む中将

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 最近お気に入りで大好きな小説をご紹介。 『ばけもの好む中将』著 瀬川貴次時は平安。12人の姉を持つ苦労人貴族の主人公『宗孝』が、表向きは申し分ない貴公子『宣能』の怪異巡りに付き合わされて、行く先々で事件に巻き込まれるお話。 8巻まで読み終えたところで、現在10巻まで発売中。 まず、全キャラクターの個性が立っていて、生き生きと動きます。「あれ?わたしアニメ見たかしら?」と勘違いするくらい。 ○魅力的な敵ビランズも魅力的。女御様の恐さ

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

みなさまご機嫌よう。もーやんです。 本日は読書感想文。斬新な設定で読む人を「あっ(*゚Д゚*)」と言わせるおすすめ本。『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(著:山本巧次)です。 まず面白いのが、一作目から最新刊へかけて、官能小説みたいな表現が無くなってきたこと。笑 詳しくは後で説明します( *´艸`) ○あらすじ東京で働くOLゆうか。祖母から引き継いだ家は、江戸時代へのタイムトンネルだった! 愛しの八丁堀の同心、伝三郎さまのために秘密の岡っ引きとして活躍するおゆう。友

一膳めし屋 丸久

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 秋の夜長の読書感想文。本日は、最近めちゃくちゃ好きな『一膳めし屋 丸久(まるきゅう)』(中島 久枝著)シリーズをご紹介。 もう、ほんと、わたくしの『好き』というか『萌え』ポイントが詰まっております。 また、主人公のお高さんはわたくしと同じ29歳になった年。思わず親近感。でも、同じ年で店主ってすごいなぁ・・・。 文章から漂う雰囲気も大人で、言葉遣いや立ち居振る舞いも”柔らかくも、芯のある自立した女性”というレディな魅力にあふれています

『花咲家の人々』シリーズ

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日は読書感想文。 オシャレな表紙に惹かれて手に取った『花咲家の人々』(村山早紀 著)シリーズ(1~3巻)をご紹介します。 作者の村山さんは、本作でも舞台となる『風早街』の物語をなんと20年以上も書き続けている方。 毎シリーズ登場人物は異なりますが、舞台となるのは『古くから不思議な出来事や言い伝えが多く残る街、風早』なのです。 。。。20年かぁ。本当に、風早という町が日本のどこかにあるのでは、と思わせるスケールの大きさですよね。

小説で学ぶ【じっくり育む愛の大切さ】

みなさんご機嫌よう。もーやんです。 本日のお題は、『恋愛』。今日はちょうどホワイトデーですね。 特に、アプリと楽しい恋について考えます。 〇現代の忙しすぎる恋愛市場最近、友人と恋バナをして感じることがあるのです。 それは、展開が早すぎること。 アプリでお喋りして、デートして2・3回会うと付き合い、LINEの返事が遅くてモヤモヤし、デートで話が合わなくて『やっぱりこの人じゃないんだわ』と別れる。 なんと、この間 1か月 ( ゚Д゚) ええ、流れは分かります。わたくしもア