一万円の魅惑にも打ち勝つ強さ【転職アドバイザー紹介-佐々木祥太-（前編）】
今回ご紹介するのは、ジェイック就職カレッジ®︎-動画学習コース-のシニアマネージャー佐々木 祥太（ささき しょうた）。
一社目退職後の空白期間や、特殊な経歴を経て再度就職した経験を生かし、「『働く』をポジティブに」をテーマに掲げながら転職支援を行っています。
前編では、高卒で就職したエピソードや空白期間が生まれた経緯を語ってもらいました。
ランドセルを家に忘れる小学生時代
いつも元気で、外でよく遊び回る活発な性格です。
幼い頃から思い立ったら即行動をしてしまう猪突猛進な性格で、友達と校庭で遊びたい気持ちが先行しすぎて、ランドセルを玄関に忘れて登校するようなやんちゃな子供時代でした。
坊主を回避したくて決めた部活動
中学に入学してからは、身長が高かったこともあり、バスケットボール三昧の日々でした。元々バスケットボールよりもサッカーや野球が好きでしたが、中学生は異性からの目を特に意識するお年頃・・・。丸刈りがどうしても嫌で、唯一髪型の指定が無かったバスケットボール部に所属しました。
そんな理由で始めたバスケットボールでしたが、負けず嫌いな性格も相まって、最終的にバスケットボールで高校のスポーツ推薦をもらうほど本格的に打ち込みました。
指が折れても試合に出続ける
高校でも、もちろんバスケットボール三昧です。顧問の先生がとにかく厳しく、練習も非常にハードだったので、当時の記憶はほぼバスケットボールの練習で占めるほどでした。
やらない後悔よりもやった後悔をしたい。
メンバー任せなんて絶対に嫌だ。
そんな気持ちから、メンバー任せのプレーは許せなかったので、指が折れても試合に出続けたこともありました。
ちなみに、今こうしてシニアマネージャーとしてチームを統括する立場でありながらも、同時にプレイヤーとして現場業務を全うしているのは、当時の「メンバーに任せっきりにしたくない。喜びも大変さもメンバーと分かち合いたい」という気持ちが根底にあり続けているからです。
最終学歴の違いで月収が〇〇円も変わる
卒業時には、バスケットボールチームがある企業からオファーをいただき、入社を決めました。「お金を稼ぎたい」という気持ちで進学ではなく就職を選び、仕事をしながらバスケで汗水を流す日々を送っていました。
ところがある日、大卒の同期との会話で、高卒・大卒の違いのみで月収が十万円も違うことを知り、衝撃を受けました。
お金を稼ぎたくて高卒で入社したはずが、理想の収入にはほど遠い手取り。一方で、最終学歴が大卒なだけで一回り多い手取りをいただける現実を目の当たりにし、悔しさから自分も大学へ進学することを決意し、退職しました。
一万円に打ち勝つ浪人時代
退職後、大学の受験対策を行う塾へ通いました。ところがなかなか勉強に身が入らず、最初の一年は友達と遊んでばかり・・・。当然、受験の結果は散々でした。そこで心を入れ替え、本気で勉強することを誓います。
この一年で受からなかったら進学は諦める
それからは一日十時間以上の勉強は当たり前でした。浪人一年目に欲を断ち切れなかった自分を反省し、ついには携帯電話も手放し、来る日も来る日も勉強に明け暮れました。ひたすら部屋に引きこもって猛勉強していたので、心配した家族が夜な夜な家族会議を開いていたとか・・・（笑）
時には、あまりにも部屋から出てこない自分を心配した親から、こんなことを言われました。
一万円あげるから、頼むから遊びに行ってくれ
今思えば非常に魅力的なお誘いですが、当時は「自分でやると決めたからにはやり切るしかない。今遊んだら絶対後悔する」と必死でした。そのため、頑なに一万円は受け取らず、勉強に没頭しました。
必死で頑張っても届かなかった合格ライン
本気で自分のすべてを懸けて臨んだ二度目の大学受験でしたが、残念ながら第一志望の合格点には、わずか数点足りませんでした。最後の最後で自分の詰めの甘さを痛感しましたが、再チャレンジはもう考えられません。
自分で期限を設けたからには、これ以上の浪人はしない
そう腹落ちさせ、第一志望ではありませんでしたが無事に大学へ進学しました。四年後、待ちに待った大卒の最終学歴を携えて、再度の就職活動が始まりましたが、これが予想だにしない逆境の連続でした・・・。
【後編に続く】
給与を上げるため「最終学歴：大卒」を目指して、本気で自分の弱さに向き合った佐々木。しかし、その後の就職活動は想像以上に大変な経験だったと言います。
後編では、ブランク期間を経て迎えた就職活動のエピソードや、転職支援に懸ける想いを触れていきます。
後編はこちら！
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