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失敗もDIY 【#01】

個人的に、DIYのメリットとデメリットはほぼ同等だと思っています。

「家の隙間にピッタリ収まるサイズで作れる!」とよく言いますが、探せば既製品でも結構すっぽり収まる製品もある気がしますし、「リーズナブルに抑えられる!」という意見もありますが、DIYしてみると意外と高くついてしまうこともしばしば。(もちろんうまく作れば安くはなると思いますが)また、仕上がりでいうともちろんプロの足元にも及ばない。

それでも僕がちょこちょこDIYする理由としては「1 . 好きなデザインにできる」「2 . 愛着が湧く」「3 . 壊れても直せるという安心感がある」の3点にかぎります。

今回は「1 . 好きなデザインにできる」の理由で【ランドセルラック】を作った時のお話です。

今から随分前になりますが、長女が小学生にあがる時に、ランドセルラックなる存在を知りました。昔は、ランドセルも教科書も「学習机」に収納できたのですが、我が家も最近の流れにのって学習机を購入していなかったので、どうしたものかと思っていました。そこで色々調べていると、どうやら教科書を収納しつつランドセルを乗せておくことができるランドセルラックなるものがあるという記事が。

それはスマートそうだぞ ということで、お気に入りのデザインを探していたのですが、なかなかめぼしいものが見つからず。個人的に、無垢の木で、エッジがシャープなデザインが好みなのですが、子ども向けの製品ということもあり角が丸っこいデザインで、素材も少しチープなものが大半でした。

もちろん、子どもがこけてラックの角に頭をぶつけでもしたら大変だし、既製品のデザインは正しいと思います。多分僕が間違っている。

「でも、どうしてもお気に入りのランドセルラックがほしい!」

その思いは止められず、初めてのDIYに踏み切りました。

ということで、拙い設計図を書いたり、ホームセンターで工具や木材を買ったりしながら、なんとか初作品が完成しました!

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もう6年も前のことなので、制作過程などは全然覚えていないし、途中画像もないのですが、「棚板は取り外して高さを変えることができる」「脚をつけて掃除機をかけれるようにしている」あたりにこだわったことを覚えています。

初めてながらも自分好みに仕上がって満足な作品!ではあるのですが、6年経った今振り返ってみると、

「失敗したのかも!」と思っています。

理由は2点。

まず「自分好みに仕上げてしまった」こと。子どもともっと話して「どんな色でどんな形がいいのか」をヒアリングすれば良かったなと。デザインの基本中の基本ですね。初DIYに舞い上がった僕は、自分の作りたいものを作っただけでした。子どもは得に文句も言いませんでしたが、気に入った様子もなく、、愛着が湧くはずもありませんでした。

2点目は「ランドセルをきちんとしまってくれなかった」こと。初登校の日、学校から帰ってきた娘がラックにランドセルを戻してくれることを期待していたのですが、リビングの真ん中に投げ捨てて遊びにいってしまいました。我が子の性格的なものかもしれませんし、ラックに愛着が湧かなかった ということに起因しているのかもしれません。結果、ランドセルラックの上にランドセルが乗ったのは、6年間で2回ほどだと思います。

サイズを間違えた とか 組み立てを間違えた のような失敗ではなく、時間が経過してわかる失敗もあるのだなと痛感しました。


とまあ、初めてのDIYは哀しい思いとともにあるのですが、僕的には愛着も湧いているし、気に入ったデザインでもあるので、子どもが自立したらリメイクして、夫婦の作業机の脚として利用しようかな などと思いを膨らませています。

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