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下肢麻痺の回復には?

ホムンクルス:手の神経支配領域は大きく、下肢・体幹は神経支配領域が小さく単純な神経回路である。

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手の使用は、意識的に動かすことが多く、積極的に使用していくことが重要

下肢の筋肉は無意識に働くことが多い。立位(大殿筋、前脛骨筋、腓腹筋など)

歩行中の足の動きも「無意識」で制御している。

歩行は脊髄小脳脳幹(中脳)を使用しており、大脳の機能は使っていない。

大脳は、話しながら歩く、2重課題をするときに活動する。また、下を向きながら動きを確認したり、意識的になればなるほど、大脳を過剰に使っている状態となる。

そのような状態の人に「前をみて下さい」など安易な声掛けは超意識的な綱渡りの際に、周りに注意を向けるのと同じ状態となってしまう。

その為、適切なタイミングでの指導が必要。

荷重をかけることで神経伝達のスイッチが入る。

単純な随意運動では、皮質脊髄路が活動、一側下肢への荷重は、沢山の神経回路が導入される。

早期から荷重訓練をして下肢・体幹の可塑性を促し廃用を防ぐことが必要。

正しい荷重の方法

下肢の上に股関節、頭部が一直線で乗っていることが大切。

軸が曲がってしまうと、筋の活動が途切れてしまう。

軸からズレることで、筋肉が過剰に働いたり、働かなかったりしてしまう。

その為に、筋が効率的に働かない。

鏡の使用で、視覚的にズレを修正。

参考動画:脳リハ「脳卒中後に知っておく足の回復条件」



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