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『USJと実家を巡る旅』 #10 [5/6 17:00 - 5/7 2:00] 帰路

バイバイ、ユニバ

USJを楽しんでいたら、時刻はもう夕方の16:00を過ぎていた。
早朝に起きて7:00に到着し、そこからほとんどをパークで過ごした僕らは、表情に疲れの色が出ていた。

もう、時間的にも体力的にもちょうどいい頃合いだった。
可能な限りアトラクションを楽しんだ。もう十分。

僕らは帰宅することにした。

エントランスに向けて歩き出す。
夕暮れが近づいて、店や通路の灯りが目立ち始めた。

短期間で2回も来園して、USJには愛着が湧いていた。
だから、去っていくのは少し寂しかった。

帰る前に目星をつけていたアイテムを買うため、エントランスの近くのお土産屋に寄った。
息子はマリオのドットのフィギュアを買った。
息子以外の僕を含めた3人は、結局何も買わなかった。

店を出て、出口を抜けて退場した。
最後にUSJの地球のオブジェの前で、みんなでセルフィーした。
家族4人で初めてのセルフィーかもしれない。

楽しかったUSJもこれにて終了。

駐車場へ向かって歩く。
合計で3往復したから、すっかり歩き慣れた道に感じる。
僕らと同じようにパークを去る人もいれば、これから来園する人もいるようで、何組かとすれ違った。

空は一段と暗くなってきた。駐車場の明るさが眩しい。
自分たちの車にたどり着いて、トランクを開けて荷物を放り込んだ。
大人たちはウォーキングシューズからジャックパーセルに履き替えた。
これから長時間の運転が待っている。運転しやすい靴に履き替えたのだ。

そして、栄養ドリンクを夫婦で飲んだ。
これから気が滅入りそうな長距離運転。
大人たちとしては最後の大仕事なので気合を入れる。

ナビを自宅に設定して出発。
アクセルを踏んで車を発進させた。
駐車場を出てUSJにさよならし、高速に乗り込んだ。

道を間違える

阪神高速を東京方面に向かって走った。
まだ空は完全に暗くなっておらず、車もそこまで多くなく走りやすかった。

順調に進んでいたが、京都のあたりでルートを間違えてしまい、高速を降りてしまった。
降りてすぐに都合よくガソリンスタンドがあり給油した。
元々はサービスエリアで給油しようと思ってたから安く済んだ。怪我の功名というべきか。

給油後、再び高速に乗って進んだ。
途中、夕食のために草津PAに入った。

食事のためにフードコートに向かったが満席だった。
代わりにコンビニでパスタを買い、車に戻り車内で食べた。
パッとしないペペロンチーノを無理やり腹に収めたら、東京に向けて再び出発した。

時刻は20時。
夜がやってきて、光の少ない高速を憂鬱に走り始めた。

夫婦そろって疲労が溜まっていた。USJで体力を使ったのだから無理も無い。
短めに30kmぐらい運転しては交代をした。
それでも眠気が襲ってきて、運転は大変だった。

妻がお土産の買い忘れがあるというので、長島PAに寄り、休憩ついでにお土産を買った。
このPAはフードコートがおしゃれで人も少なかった。

おしゃれで綺麗なフードコート。GWなので夜でも人は多め

「ここで食べたかった」と妻。僕も同じ気持ち。
不味いパスタを狭い車内でボソボソと食べて、そのうえ車をニンニク臭まみれにしたことを後悔。

遥かなる東京

長嶋PAをあとにして再び高速に合流した。
右側にはナガシマスパーランドあった。
白鯨が夜の中にぼんやりと浮かんで見える。
巨大なジェットコースターを見据えながら、車のスピードを上げていった。

夜の高速は景色が見えなくて退屈だ。
暗闇を背景に前を走る車の赤いテールランプを見続けなくてはならない。
景色に変化が乏しく眠気が襲ってきやすい。
暗闇を走るというのも緊張感があり、余計に疲れる。
深夜に長距離運転をする仕事の人たちはすごい。

幸いにして帰宅のルートでは行きのような渋滞もなく、いつものスピードで走ることができた。

静岡県に入った。
静岡には今年の1月に浜松旅行をしたため、自宅までの距離感がなんとなくはある。
だから、ようやくここまできたのかと少し気が楽になった。

浜松に旅行したときは東名を使ったが、今回の旅では新東名をつかった。
新しい道なのでPAも新しく綺麗。
その中でも行ってみたかったのが静岡PAである。
ガンダム好きにはもってこいのPAだ。

実際に静岡PAに寄ってみると、ガンプラやタミヤの模型などプラモデルが多く置いてあった。
展示物もあり、1m50cmぐらいの大きさのガンダムのフィギュアもあった。

人と同じぐらいの大きさのフィギュア

ガンプラは今放送中の水星の魔女のキットがほとんど。
だけどガンダムエアリアルは置いてなかった。
肝心の主役機が置いてないのはちょっと微妙に感じた。
今はガンプラブームで手に入りづらいからしょうがないんだろうけど。

水星の魔女のガンプラ
自販機でTシャツが買える

静岡PAを出て本線に合流した。
やがて神奈川県を通り、東京に入り、ようやく見慣れた景色が見えるようになってきた。

時刻はもう24時を超えて日付が変わっていた。
子供達はおとなしく寝ている。この旅は長距離ランだったけど、不平不満を言わなかったのは偉い。

ようやく先が見えてきた。家までもう少し。


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