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「じゃがいも」のお寺話37 飛鳥・奈良時代の年表
飛鳥時代から奈良時代中期までの天皇と起きたイベントを羅列します。
33代
推古天皇(592年~628年 初女帝)
天平時代始まり。聖徳太子摂政
607年 法隆寺 完成
622年 聖徳太子 死去
34代
舒明天皇(在位:629年~641年)
630年 遣唐使 派遣
35代
皇極天皇(在位:642年~645年 女帝)
645年 乙巳の変(大化の改新)
36代
孝徳天皇(在位: 645年~654年)
皇極天皇の弟
37代
齊明天皇(在位: 655年~661年)
皇極天皇の2回目の天皇(重祚)
天皇不在の期間(称制)
38代
天智天皇(在位: 668年~671年)
中大兄皇子
39代
弘文天皇(在位: 671年~672年)
大友皇子
672年 壬申の乱(天武天皇即位)
40代
天武天皇(在位: 673年~686年)
676年 藤原京 着工
41代
持統天皇(在位: 690年~697年 女帝)
694年 藤原京 完成
42代
文武天皇(在位: 697年~707年)
701年 大宝律令
43代
元明天皇(在位: 707年~715年 女帝)
708年 平城京 着工、710年遷都
710年 興福寺 移転
710年 薬師寺 移転
712年 古事記 完成
44代
元正天皇(在位: 715年~724年 女帝)
720年 日本書紀完成
716年 大安寺 移転
718年 元興寺 移転
45代
聖武天皇(在位: 724年~749年)
741年 国分寺建立の詔
743年 東大寺 大仏着工(大仏造立の詔)
46代
孝謙天皇(在位: 749年~758年 女帝)
752年 東大寺 大仏開眼法要
753年 鑑真和上来日
759年 唐招提寺 創建
765年 西大寺 創建
南都七大寺
大寺は大きなお寺という意味もあるのでしょうが、官寺であることを表しています。
官寺とは国の管理下にあり維持に必要な費用も国が支払うお寺です。後から官寺になったお寺もありますが、天皇を開基として建てられたお寺がほとんどです。
南都七大寺というのは南都にある7つの大きなお寺と理解してしまいそうですが、南都にある主要な7つの官寺と理解すべき表記です。
南都七大寺と呼ばれるお寺は東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、西大寺、薬師寺、唐招提寺です。唐招提寺の代わりに法隆寺が入る場合もあるようです。(南都とは平城京を意図しているので法隆寺は場所的に外れているとされる)
この7寺(8寺)は奈良時代には全て官寺でした。興福寺と元興寺は蘇我氏の氏寺でしたが後に官寺になります。大安寺、元興寺、薬師寺、興福寺は飛鳥の地域か遷都と共に平城京周辺に移設されました。
官寺が存在すること、国がお寺を管理すること自体が飛鳥・奈良時代の仏教の体制なので平安以降には衰退してしまうお寺があります。新しく官寺が建立されることも少なくなり、官寺という表現自体が奈良時代までしか適用できないのかも知れません。
これらのお寺の繁栄が平安京に遷都し創建当時の平安京にはお寺がほとんどなく、平安京での新しいお寺の建立も制限された理由にもなります。
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