見出し画像

「運」を良くするには「確率」を上げよう

 私は、何かしらラッキーな出来事があると「運がいい」と感じると同時に、「これはどの程度の確率で起きたことだろう」と、「確率」を考えてみることがあります。「運」と「確率」、似ているようなこの二つのことについて、今回はnoteを書きました。

○目次
・「運」とは「『特定の誰かに』起きるかどうか」
・「確率」とは「『単に』起きるかどうか」
・運を良くするには確率を上げよう

○「運」とは「『私個人に』起きるかどうか」
 運という言葉が使われるのは、「せっかくおしゃれしたのに、急に雨が降ってきて濡れてしまった。運が悪い。」「難関大学に、運よく合格することができた。」といった、自分を含めた特定の人にまれな程度と感じる出来事が起きた時になります。
 つまり、「運」とは何かしらの出来事が「『特定の誰かに』起きるかどうか」という観点からの考えになります。運が良い・悪いとは、この特定の誰かに起こった出来事が与えた影響や結果の良し悪しによって判断されます。

○「確率」とは「『単に』起きるかどうか」
 一方で、確率という言葉が使われるのは、「今日の天気が雨になるのは40%の確率だ。」「この大学の合格率は10%だ。」といった、単にその出来事が起きるかどうかを扱う時になります。
 運とは異なり、特定の誰かに起きるかどうかは関係無く、ある出来事が「『単に』起きるかどうか」という観点からの考えになります。

 この運と確率の違いを、神社のおみくじを例にさらに見ていきます。
 運の観点では、自分がおみくじで大吉を引けるかどうかが重要であり、見事大吉を引くことができたら「運が良い」と判断します。確率の観点では、例えばおみくじ全体が100本あり、うち大吉が5本であるならば大吉が出る確率は5%と考えます。誰でもいいので、おみくじを引くと5%の確率で大吉が出る、ということです。
 重要な点として、確率だと「なぜ私が大吉を引けたのか」ということを、説明することができません。「大吉を引く5%の確率に入ったからだ」とは言えますが、「ではなぜ5%の確率に私が入ったのか」と問われてしまうと、「全く分かりません。それこそ運が良いからですかね。」という答えになってしまいます。
 占いでも、人生における様々な出来事が占ってもらう人個人に起きるかどうか、という運勢を見ています。確率の考えでは、占ってもらう人に似たような数多くの人々に起きた出来事を参考にして、「あなたと似たような人々で、1年以内に結婚相手が見つかった確率は30%です」としか説明できませんが、占いなら「あなたの結婚相手は1年以内に現れる」と説明できます(実際にその通りとなるかは意見が分かれるところでしょう)。

○運を良くするには確率を上げよう
 運と確率の二つのうち、私たちが重視するのは当然「運」です。どんなに「この出来事が起きる確率は○%です」と確率を説明されても、「それは自分に起きるのか」が分からなければ意味が無いからです。特に、自分にとって良い出来事が起きるよう、運を良くすることは私たちにとって永遠と言っていい関心ごとです。
 では、運を良くするにはどうしたらよいのでしょうか。私は、「確率を上げる」ということを意識しています。これまで述べたとおり、確率は特定の個人にある出来事が起きるかどうかを、通常説明することはできません。ただし、「この出来事は100%起きる」という確率は別です。確率100%とは、ある出来事が「誰にでも起きる」場合の確率であり、当然自分自身にもその出来事が起きることを意味します。ですから、確率をどんどん上げて100%に近づけていけば、自分の望む出来事を起こすことが可能になる、すなわち運が良くなるという方法です。
 

ここまで読んでくださりありがとうございます。この記事が心に響いたり、楽しんでいただけましたら、100円のご支援をいただけますと励みになります!