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タワーマンションに住みたいか

 先日、家族のお出かけで東京の豊洲に行きました。豊洲に行くのははじめてだったのですが、とても大きなタワーマンションがいくつも立っていて、圧倒されました。そんなタワーマンションに住んでみたいか、考えてみたので今回noteにまとめました。


良いところの想像

 はじめに、タワーマンションに住んだ場合の良いところを想像してみました。
 まずはキレイな景色を部屋から見られると思います。住む階層でどうしても変わりますが、それでも都会の景色を見渡せて、特に夜は街の明かりで夜景がキレイでしょう。
 各種のサービスも利用できるのは嬉しいです。例えば、本格的なトレーニング機器が置いてあるジムや、リモートワークのできる落ち着いた共有スペースがあると、気が向いた時にすぐ運動出来たり、家だと集中が難しい仕事や学習も、すぐに取り組むことができるでしょう。
 最後に、住んでいるご近所さんの人格レベルが高いと想像されます。タワーマンションは、当然ですがとても高価なので経済的に成功している人でないと住むことが出来ません。人当たりが良く他の人に協力してもらえる人格の持ち主だと経済的に成功しやすいでしょうし、タワーマンションに住むほどの経済力があると、気持ちにも余裕を持つことができます。これらのことから、住んでいるご近所さんの人格レベルが高いだろうと想像しています。

困るところの想像

 次に、困るところを想像してみました。
 よくも悪くも、人は環境に慣れてしまう性格なので、先述した部屋から見える景色・夜景にも慣れてしまい、はじめて見た時の大きな感動から、日常の風景として特に感想を抱かなくなってしまうでしょう。
 ジムや共有スペースも、なかなか使う時間が取れないと単に施設維持の費用を支払い続けることになります。ちゃんと通うようにすると、居住する人の人数に対して施設の広さが足りず、外の同様の施設を利用するより居心地が悪い可能性があります。個人的には、ジムを利用している時に、顔見知り程度のご近所さんが一緒にいたら、どうも恥ずかしくて通えないと思います。
 最後に、ご近所さんの「競争し向上し続ける姿」に合わせて疲れてしまうかもしれません。タワーマンションに住んでいるのは、経済的に成功している人です。先述した通り人格者であるから、だけでなく競争社会において常に競争し向上し続けているからこそ、経済的に成功していると考えられます。タワーマンションに住んで終わりではなく、生き方として身に付いているので、それ以降も競争と向上を続けていく人が多いでしょう。そんなご近所さんに囲まれていたら、自分もやらなきゃと焦り、無理な程度で競争してしまうかもしれません。そもそも自分が好きでやっていて、あまり競争だと思っていない人を目指してしまうと、あまりのレベル差に打ちのめされてしまうかもしれません。

結局自分は住みたいか

 結局のところ、私自身はタワーマンションに住みたいのか。今の気持ちとしては、住まなくていいかなと思っています。もちろん、購入するお金は無いのでそもそも「住めない」のですが、タワーマンションで得られる良いところよりも困るところが気になってしまうと思っています。
 特に、ご近所さんの「競争し向上し続ける姿」に合わせて疲れてしまう可能性が高いのではないかと想像しています。自分のペースで、過去の自分より向上していくことは楽しいのですが、周りにもっと凄い人がいると無意識に比較して、「もっとやらないと」と思い無理をしてしまいそうです。それならば、タワーマンションを買える分のお金を、自分のペースで楽しく暮らしていくことに使った方が、私自身にとって有意義かなと考えています。

 皆さんはどう思いますか。

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